従兄弟は誇りを持って「私は大法の人です」と言った
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文╱中国の大法弟子

 【明慧日本2018年1月14日】40代の従兄弟は30年以上北京で生活しています。戸籍も北京にあるので、もう「北京市民」だと言っていいでしょう。

 普段、従兄弟とはあまり顔を合わせることはなく、年に一度くらい冠婚葬祭の時だけ会うのです。今年の秋、叔母の葬式で、従兄弟に会いました。そのような時、いつも彼は私の隣に座り、私から大法の真相を聞いていました。しかし、今回は今までと違って、私は彼の話を聞く立場になり、彼の話にとても心を打たれました。

 従兄弟は十数年前に、国営企業をリストラされて職を失い、アルバイトで生計を立てていました。当時、彼はまだ独身でした。叔父が亡くなってから、彼の兄は親の家を自分のものにし、彼に相談もなく、勝手に家を売却し、そのお金を独占しました。そのため、彼は帰る家がなくなりました。当時、従兄弟はまだ30歳そこそこで、ひどく憤りを感じ、どうにも腹の虫がおさまらないため、遺書を書いて、兄と一緒に死のうと思いました。

 母と叔母(2人とも大法修煉者)は、大法の法理をもとに一所懸命従兄弟を説得し、教え導きました。やがて、従兄弟は因果応報の道理が分かり、損をして辛抱することは良いことだと思いました。大法の法理を理解して、兄のことを許し、親の相続権をすべて放棄しました。そして、兄の息子が結婚した時、彼はこれまでのことを水に流し、若い2人のために金銭的に援助しました。普段から妹達にもよく金銭的に援助をしているため、親戚の中でとても評判がよかったのです。

 従兄弟は法輪大法が良い人になるように教えていること、共産党の言っていることと正反対であることをしっかりと覚え、「法輪大法は素晴らしい」と信じ、自らも良い人になり、個人の損得にこだわらないようにしました。

 それからというもの、彼の運命は大きく変わりました。

 まず、北京にアルバイトに来ていた今の妻と知り合い、しばらく付き合ってから、早くも結婚が決まり、北京で自分の家を持つことが出来ました。

 その後、北京で自分の会社を立ち上げました。仕事の受注が多く、会社の運営はとても順調でした。その上、若い夫婦はとてもやり繰りが上手で、十数年間で数百万元の貯蓄ができました。従兄弟はこのすべてが大法の恩恵だと分かっており、いつも自らの理解で「法輪大法は素晴らしい!」と人に伝えているのです。

 ある時、知人に「法輪大法は素晴らしい」と話しました。しかし、知人はそれを認めず、「おまえは恩知らずだ。共産党はおまえに大金を稼ぐチャンスを与えてくれたのに、李洪志はおまえに何を与えてくれたのか?」と言いました。それを聞いた彼はカンカンに怒り、「法輪大法がなければ、僕はとっくに死んでいる。お金も稼げるものか! 『共産党についての九つの論評』を読んだことがあるが、とても正しい事を言っているよ。共産党は情を言わず、家庭も要らない、子供に親を告発させて、親子の間を引き裂き、家族を崩壊させるのだ。共産党は僕の兄を欲深い人間にし、徳も人情もない人にしてしまった。そして、僕はリストラされ、帰る家を無くした。大法の師父は僕を救ってくださった。僕は大法の要求通りに良い人になって、このような暮らしができた。それは大法が僕に下さった福報だ。だから僕は法輪大法は素晴らしい!と言うのだ。誰に対してもそう言っている」と言いました。

 彼の話に圧倒された知人はすぐに、「あなたが法輪功が良いと言うならば、それはとても良いものだと思う!」と言ったそうです。

 従兄弟の話を聞いて、私はとても感銘を受けました。修煉もしていない常人が大法の表面の法理を理解しただけで福報を得て、師父と大法にこれだけ尊敬と感謝の念を抱いているのに、一部の修煉者は大法の中で長年修煉して、大法から多くの恩恵を受けているにもかかわらず、共産党の暴威に屈服して、大法のために正義の声を発する事ができていない、と思うと、本当に心を痛めました。同時に、「もっと早く従兄弟に『轉法輪』を紹介していれば、彼はもっと早く大法修煉者になっていた」と考えると深く後悔しました。

 私が黙っているのを見て、従兄弟はすこし心配そうに、「お姉さん、私は大法の人でしょう?」と聞きました。彼の素朴な顔を見て、「あなたはまだ法を学んでいないし、煉功もしていない、お酒も飲んでいるから、まだ大法弟子とは言えませんね。でも、大法の人になりたいという気持ちがあれば、それはとてもいいことだと思います。師父は、『この世の中のすべての人は法のために来ており、すべての人は師父の親戚だ』とおっしゃいました。あなたは大法の素晴らしさを知っているし、他の人にも『法輪大法は素晴らしい!』と伝えているのだから、私に言わせれば、あなたは間違いなく大法の人ですよ」と言いました。

 私の答えを聞いて、従兄弟はとても嬉しそうでした。そして、彼はちょっと恥ずかしそうに、「酒を飲むのは仕事のためだけどね」と言いました。彼の恥ずかしそうな様子を見て、私たちは皆笑いました。

 
(中国語: http://www.minghui.org/mh/articles/2017/12/30/358418.html)