【明慧日本2018年1月25日】普通なら家族団らんで過ごす大晦日の夜、中国では依然として多くの法輪功学習者が「真・善・忍」を信仰したことを理由に不法に拘禁され、家族が離れ離れになっている。新年を迎えようとする2017年12月31日の夜、日本の法輪功学習者は中国領事館前に集まり、中国共産党による迫害で死亡した中国の学習者達を追悼し、迫害に抗議する活動を行った。
学習者たちは、「法輪大法は素晴らしい、中国共産党の生体臓器狩りを制止せよ、江沢民を法律に従って処罰せよ」と書かれた横断幕を広げて、中国領事館の向かいの歩道で静かに抗議を続けた。その他の学習者は、近くの公園で黙々と座禅を組んで追悼した。
領事館の前で長年真相を伝え続けている鞍貫裕子さんは、1999年に法輪功に出会った。当初は漢字が全く読めなかったが、他の学習者と一緒に本を読むうちに、半年後には自分で学法できるようになった。 鞍貫さんが領事館の前で法輪功の真相を伝え始めてから12~13年経った。「私たち学習者は何も悪いことをしていません。中国共産党は善良な人々を迫害しています。ここ(中国領事館前)で横断幕を広げることで、より多くの人々にこの迫害に関心を持ってもらい、早く迫害が終わるよう望んでいます」と鞍貫さんは語った。
中国で迫害を受けていた李さん(女性)は、2015年に日本へ移住してから、よく領事館前で(迫害の)真相を伝えており、大晦日に行われるこの迫害に抗議する活動にも毎年参加している。李さんは「中国共産党による法輪功への迫害は非常に残酷で薄情であり、人類の良知の最低ラインにも及びません。このような人道に反する犯罪はただちに制止しなければなりません。私はここで、自分の出来ることをできる範囲で貢献しています。もし、1人でも多くの人が貢献することができれば、この邪悪な迫害は必ず終わるでしょう。当時、私と一緒に浙江女子刑務所に投獄された学習者は、一時的に釈放されましたが、また捕まえられました。この18年にわたる迫害の中で繰り返し残酷な苦難に耐えています。私は幸運にも、この自由な社会に出てくる事ができました。この環境を大切にし、できるだけ多くの迫害抗議活動に参加して、1日も早く迫害が終わることを希望しています」と語った。
2011年から毎年、大晦日に中国領事館前で行われる迫害抗議活動に参加している学習者の谷本朝子さんは、明慧ネットで迫害に関する報道を見るたびに心が痛み、涙が出るという。迫害されて死に至った学習者に対して合掌をし、この迫害が早く終わるよう願い、「中国で迫害されている学習者が早く自由の身になるよう、私もこの活動を通して応援しています」と語った。
若い学習者の毛さんは迫害に対してこう述べた、「中国領事館を通して、この迫害は違法であると中国共産党に伝えるべきです。また、できるだけ早くこの迫害が終わるよう、すべての人が何か自分の出来ることをすべきです」