【明慧日本2018年2月25日】上海市の法輪功学習者・周倩(しゅうせん)さんは今年1月10日、勤務中に浦東支局国保大隊(法輪功迫害の実行機関)や、濰坊(いほう)新村派出所の警官ら5人により連行された。1月29日に逮捕令状が出され、現在浦東留置場に不当に拘禁されている。
警官らは周さんを連行し、家宅捜索をした際、手続き上の法律に関する令状などを一切提示しなかった。また、2月6日までに拘留することや逮捕令状などの通知書は家族に一切届いていない。連行して24時間以内に家族に通知せず、家宅捜索時にも警察証や捜査令状を提示しないことは、中華人民共和国刑事訴訟法第83条、第140条に違反するものである。この件に参与した警官や検察庁の関係者らはみな職権の濫用罪を問われなければならない。
現在、周さんの家族は弁護士に依頼して、上述の関係者らを起訴する予定である。
2月5日午後、弁護士は担当の警官・黄浩に面会するようにと求めたが、拒否された。弁護士は規律検査機関に通報した後、黄警官はやっと電話での通話を同意した。黄警官の話によると、周さんは濰坊派出所の所長に法輪功のチラシを1枚と小冊子を2冊郵送し、たったそれだけのために連行されたという。
法輪功は何事も相手に対して善意をもって行動するように教えられている佛法で、現行の中華人民共和国の憲法や法律に基いても、周さんの行動は違法ではない。法輪功の修煉者は道徳上もっとも高く要求され、社会に良い影響を与え、違法なことを全くしていないだけではなく、むしろ、褒賞されるべきことである。学習者が真相を伝えることは、被害者を助けるだけではなく、社会の正義や市民の権利を守る重要な役割でもある。したがって法輪功学習者は決して連行され、拘禁されるべきではない。
周さんは大学卒業後、癌で卵巣や子宮などを摘出され、化学治療を受けたが身体が弱くなり、寒さに対する抵抗力も落ち、風邪をひきやすい体質になった。法輪功の修煉を始めた後、健康を取り戻した。中国共産党による法輪功への迫害で、周さんは2002年から上海松江女子刑務所に4年間拘禁された。そこで周さんは転向に屈服しなかったため、ひどく殴打されそのため腕を骨折した。釈放後、煉功を停止したため、健康状態がますます悪化し、意識不明の状態や目眩(めまい)などがたびたび起きた。2009年、周さんは法輪功を再び修煉して健康を取り戻した。
周さんは法輪功の真・善・忍に従って自分を律し、楽観的でかつ善良で、優しく、人を助けることが好きであった。四川、雲南などの貧困な地域の子供たちに、お金や物品を郵送したこともあるという善良な人である。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)
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