【明慧日本2018年8月12日】(ドイツ=明慧記者・德祥)ドイツの法輪功学習者は7月21日、首都のベルリンでパレードと集会を開催し、中国共産党の長きわたる19年間の残酷な迫害を非難した。パレードはベルリンで最もにぎわっている繁華街に沿って進み、多くの市民と観光客を惹きつけた。ドイツ政界の3人から集会とパレードを声援する手紙が届いた。
この度のパレードは「反迫害19年の路」というテーマで行なわれ、社会全体に呼びかけて共に法輪功に対する迫害を終結させようというもの。パレードの隊列は欧州天国楽団の演奏に先導され、功法の実演、共産党の迫害で死亡した法輪功学習者に対する追悼、共産党が法輪功学習者の生体からの臓器強奪の暴露、『法輪大法は素晴らしい』の曲に乗って演奏する腰鼓隊の順で続いた。
午前11時、パレードはベルリンで最も美しい広場と言われる、ジャンダルメンマルクト広場を出発し、菩提樹通りに沿って進み、ベルリンのランドマークであるブランデンブルグ門で集会を開催したのち、再度パレードを行ない、ブランデンブルク門を通り抜け、ポスタン広場で活動を終了した。このあと、法輪功学習者はベルリンの繁華街に沿って再びパレードを行ない集会を行なった。
ドイツ政界 法輪功の反迫害活動を支持
ドイツ国会議員のマーティンパッツェルト氏、国会議員のニーコルヘーヒスト氏、ベルリン市マルツァーン=ヘラースドルフ区トーマスブラウン副区長から手紙が届き、迫害反対活動を支持し、活動の成功を祈り、共産党の法輪功に対する迫害、特に法輪功学習者から臓器を強奪している犯罪行為を非難した。
マーティンパッツェルト氏は手紙の中で、「私は衷心より法輪功学習者が真・善・忍のため、正義のための奉仕に感謝します。法輪功学習者はおよそ1億人で、世界で最も広く伝わっている気功です」
「学習者の人数の多さで、まさか共産党はこの平和的な人たちを迫害する理由になるのでしょうか? 学習者が多いため、彼らは収容され、拷問をもって苦痛を与えられ、甚だしきには不法な臓器売買のため殺害されていいのでしょうか?」
「私は心の底から信じますが、この平和で善良な法輪功学習者は本来なら、このような奥深い学説と道徳観の発祥地である中国に人文と経済の発展をもたらしています。これらを実現させるためには人権の遵守が前提で、私は中国の権力者にこの点を認識することを希望し、近い将来、彼らが法輪功学習者に対する残忍な迫害を停止することを希望します」
「このような希望を抱き、私はあなたたちの活動内容の充実と、よい未来へ導かれるよう祈ります」と述べた。
人々は法輪功学習者を声援する
パレードと集会は多くの中国人の目線を惹きつけた。人々は立ち止まって写真を撮り、学習者が配布する真相資料を受け取った。このような素晴らしい功法が19年にわたり共産党の迫害を受けている真相を知った彼らは、理解できないといい、特に法輪功学習者から臓器を強奪している犯罪を聞いて、さらに驚愕している。中国からの大量の観光客がパレードを観賞して、記念に写真を撮った。
ドイツの最北端の町キール市から訪れたクルグさん一家は、パレードを観賞していた。彼らは「法輪功のパレードはとても平和的だ」という。娘さんはパレードの隊列はとてもよく、なぜ真・善・忍を修煉出来ないのか理解できないという。会計士の母親は「かわいそうなのは、中国では自分の願い通りに自由に生活ができないことです」と話した。一家の主であるクルグさんは、「人々は中国の情況がよくないことに注目すべきで、このような人たち(法輪功学習者)が迫害を受けているのは、あまりにもひどすぎます。共産党は世界で自分たちの開放と国際化を見せつけたいのですが、しかし自国民を迫害し、ほんとうに悪過ぎます。人々が至る所でこの迫害に関心を持つよう呼びかけるべきです」と話し、続けて「彼らはとても平和的です。だから私たちは彼らのパレードを見ていました。最も重要なのは、このこと(迫害)に関心を持つべきで、見て見ぬふりしてはなりません」と話した。
「パレードはとても素晴らしい、とても平和的で、私たちは深く考えさせられました」と話すミーケル夫妻。奥さんは「今まで法輪功を知りませんでした。帰ってからしっかりと研究しなければなりません」と話す。夫のミーケルさんは法輪功学習者が共産党の臓器強奪を暴くのはとても重要で、人々はこのことをあまり知らないという。彼は「これはあまりにも恐ろしすぎます。臓器の寄付は本人の意志でなければならず、この種の形式で、人を殺して臓器を強奪してはなりません」と話した。彼らは法輪功学習者がこのような方式で社会に情報を伝えることはとてもよいことで、とても重要だという。
今年の大学入試に合格した若者は大学卒業後、政府の外務省に就職したという。彼はブランデンブルク門の前でしばらく天国楽団の演奏を見て、学習者と交流を始めた。彼は天国楽団の演奏する曲はとても素晴らしく、法輪功学習者がなぜここで活動を行なうのか理解できたといい、自分はよく考えて見ると話した。
【参考資料】
ベルリンはかつて東西冷戦の最前線と言われ、東ドイツは人々が自由社会に向かうのを阻止するため、ベルリンの壁を建設した。ブランデンブルク門はかつて東西ドイツの境界線で、1989年、米国レーガン大統領がここで有名な演説を行なった。「ゴルバチョフ先生、どうぞこの門を開けてください。ゴルバチョフ先生、この壁を崩壊させてください!」と。1989年11月9日、東ベルリンの市民は共産主義の放棄を選択し、西ベルリンの市民とともにベルリンの壁を崩壊させたのである。