師を堅く信じ 12時間でマラリアを乗り越えた
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2018年10月2日】今日、お話したいのは2013年の出来事です。当時、私は中国共産党による迫害を受けて刑務所から出たばかりで、西アフリカに出稼ぎに行くことに決めました。インターネットの情報を見る限りでは、ナイジェリアにはまだ法輪功煉功点がないので、大法を広めようと考え、期待を抱いて行きました。

 仕事の合間で私は学法や煉功を行ない、周囲の環境に慣れてからコピーができる店を見つけ、ネットからダウンロードした英語版の法輪大法の紹介のビラをコピーして、現地の黒人の友達たちに配りました。

 西アフリカに行ったことのある中国人なら皆知っていますが、現地でもっとも流行っている病気はマラリアとチフスです。そこは年中蚊がいるため、中国人はナイジェリアに着任すると、必ずマラリアの特効薬を手元に置いておきます。

 6月のある日の朝8時頃、私に眩暈(めまい)や吐き気、脱力感、冷や汗、腰痛などのマラリアの症状が現れました。あまりにも辛くて痛いので、ベッドの上で激しく転げ回っていました。一緒に来た同僚は急いでマラリアの治療薬を持って来て、私に飲むように催促しました。私は彼らに自分が法輪大法の修煉者なので、本当にマラリアに罹ったのではなく、ただ修煉中の関を乗り越えているだけの出来事なので、何の問題も起こらず、安心して欲しいと伝えました。

 同僚たちは私が薬を飲まないことを社長に伝えました。常人の場合、特効薬を飲まなかったり、あるいは薬を飲み遅れれば、必ず死ぬことがわかっていました。社長がやって来ると、やはり私に早く薬を飲むよう勧めました。私は再三、自分が法輪大法の修煉者なのでマラリアに罹ったのではなく、修煉過程の関を乗り越えています。これで悟性と心性を高めることが出来るので、薬を飲まなくても自然に治ります、と彼に説明しました。

 「薬を飲まない」と決心した私を見て、社長は仕方なく帰って行きました。

 関を乗り越える過程は本当に辛いものでした。しかし、いくら痛くても私は我慢し、師と法を堅く信じていましたが、痛みを和らげて下さるように師父にお願いをしました。実は、このような状況こそが、私たち修煉者を試練する肝心な時だと思いました。痛みが増してくる度に、私は心の中で師父にこう言いました。「師父、私は死んでも構いません。しかし、私のことで衆生を救うことに悪影響を及ぼしてはなりません」

 当時、私は本当に命を投げ出しました。運命を師父に任せ、師父だけを信じていました。

 こうして夜の7時頃、なんとすべての症状が軽減していき、7時半になった頃にはほぼ回復しました。全過程は12時間未満でした。

 私は社長に電話をかけて、自分が治ったことを報告し、安心してほしいと伝えました。その時に分かったことですが、社長はすでに人を手配し、夜8時になっても私が良くなっていなければ、私に強引に薬を飲ませようとしていたのです。

 この関を無事乗り越えた後、アフリカ滞在中の3~4年の間、私には病業の現れがありませんでした。

 今回の関を通じて私は以下のことを悟りました。ひどい病業が現れたとき、私たちはどのように考えているかが非常に重要です。自分の病業の治り具合を心配するのか、それとも自分の病業によって衆生を救うことに悪影響を及ぼすことを心配するのか、または自分の病業によって、師父や大法にマイナスの影響をもたらしてしまうことを心配するのか、これらをどう思うのかがとても肝心です。自分自身を心配するのは利己心であるのに対し、衆生を救うことや師父と大法にマイナスの影響を及ぼすことを心配するのは、無私無我な心の表れです。真に無私無我になって衆生のことを考えて、初めて正念を持って関を乗り越えることができます!

 また、厳しい病業の関やひどい迫害に遭った際、往々にして、我々自身に長い間、取り除いていない頑固な執着心があるからだと思います。ですので、多く学法し、内に向けて探し、同修と率直な交流をかわし、早く自分の執着を探し出して、徹底的に取り除いていくことが非常に肝心です。

 以上は個人的な体得です。妥当でない部分があれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いします。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/9/3/373238.html)
 
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