【明慧日本2018年10月25日】8月のスイス・ルツェルン観光地は正午になると、強い日差しに照らされてとても暑く、中国からの観光客が多く訪れる季節でもある。この観光地で真相を伝えている潘さんは法輪功の資料を持って、バスから降りて来た中国人の観光客たちに、法輪功が中国で受けている迫害を伝え、中国共産党組織からの脱退を手伝っていた。
一グループの中国人の観光客は椅子に座り暑さをしのぎながら休んでいた。ある人は横に座っている人に指さしながら、潘さんに、「彼は共産党の書記だ、あなたは彼を脱退させることができるのか?」と話しかけた。
潘さんは、「いいでしょう、書記だから内幕をよく知っており、真相をよく知っているのだから、率先して脱退すべきです」と話すと、その書記は深く感動を受け、「今の話を聞いて、分かりました、良く分かりました」と話した。潘さんは、「ならば偽名をつけて三退をして、平安が訪れるようにしましょう」と話すと、その書記はうなづいて「脱退に同意する」というと、この時、横に座っていた奥さんは横暴に、「脱退しない! 夫の話はジョークだ」と話した
潘さんは彼女に、「あなたのご主人の話はジョークではありません! 当初、共産党に加入して党書記になったのははジョークによるものではなかったよね。今脱退声明するのもジョークではないと思う。彼は自分の位置を決め、素晴らしい未来を選択した。あなたは阻止しない方がいい。あなたは彼に換わり選択することができるでしょうか?」と話した。
その書記は脱退する意志が固く、奥さんは何も言わなくなり、自分は絶対に脱退しないと話した。
私たちが書記と話した人は、書記が脱退したのを見て、自分も脱退したのである。
この時ある人が潘さんに、「それでは書記は今回なぜお金をなくしたのか? 説明してもらいましょうす?」と聞いた。潘さんは「ことわざで言っているではありませんが、『財を失えば災難から免れる』。私の見方ではお金をなくしたことは、それほど悪いことではないのです。彼は先ほど、脱党を声明しましたね、その瞬間から彼は共産邪霊の管理下の生命ではなくなり、神佛に管理される生命になりました。共産主義邪霊は人類を壊滅させようとしていますが、神佛は慈悲をもって人を守っています。あなたが失ったものはお金ですが、しかし今日あなたが得たものはお金で代えられないものです! 生命は地位の高低に関係なく、安全も地位の高低に関係ないのです。天が中国共産党を滅ぼす時、副葬品にならないように、生命を守り、生死の劫難を乗り越えられることができ、これが福の報いでなければ、何でありましょうか?」と説明した。
その場にいた人たちはこの話を聞いて、驚きを隠さず、争うようように三退を行ない、書記の奥さんも納得したように共産党組織から脱退したのである。