米国会2018人権報告 中国共産党は依然として法輪功を迫害
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 【明慧日本2018年11月1日】(米国=明慧記者・王英)米国の中国問題に関する連邦議会・行政府委員会(CECC)は10月10日に中国の人権に関する年次報告書を発表した。報告では中国共産党の人権侵害は継続的に悪化しており、法輪功学習者、人権弁護士・高智晟氏、少数民族などの団体に対する迫害は依然として行なわれており、国際組織は強制収容者、および法輪功学習者の臓器が強奪されていることを憂慮している。

'图:十月十日,美国联邦参议员、“美国国会及行政当局中国委员会”主席卢比奥(右)和“美国国会及行政当局中国委员会”共同主席史密斯公布美国会人权报告'
マルコ・ルビオ議員(右)と、クリス・スミス議員

 マルコ・ルビオ議員(共和党)と共同委員長のクリス・スミス下院議員(共和党)は、報告書の発表に合わせて記者会見を行なった。「2018人権及び政治状況報告は中国共産党が信仰の自由を侵害する、大規模な人権侵害の事実が記録されている。中国共産党は政府、社会と経済に対して、大規模で粗暴な科学技術手段を利用してコントロールを強化している。米国の政策立案者は米中関係の誤った認識を見直し、中国共産党の国内での弾圧が世界に与える影響を必ず理解しなければならない」

 中国共産党の宗教団体に対する弾圧は、米中関係に悪影響を与えている。「差し迫って中国共産党に対して普遍的な基準を遵守するよう要求する。これは米国の安全、経済利益と道徳の価値観を促進するだけでなく、平和を追い求め、最も基本的な権利が守られることを願い、真の政治改革が行われることが中国人民の願いです」

 ルビオ議員は、犯罪を犯した中国共産党の官員に対する制裁を提案した。「いかなる時も中国に対する批評は、中国人民に対するものではなく、すべての批評は中国共産党と当局に対するものです。我々は中国人民を尊敬しており、中国の文化は長年来、人類に大きな貢献をしました」と述べた。

 スミス議員は、「共産党当局は強制的に社会や信仰をコントロールしている。委員会の報告は中国共産党政権の拷問を暴露している」、「中国共産党の宗教団体、人権弁護士に対する弾圧は、文化大革命以来最も深刻だ」と言い、今年は中国共産党が極端に圧迫した1年だったという。

 さらに、「我々は強制的な臓器強奪を人身売買の項目に入れており、これは邪悪政策に対する制裁を意味しています。このことは猖獗をきわめており、特に中国の法輪功学習者に対して行なわれてています」と語った。

 中国共産党の法輪功に対する迫害は継続している

 報告では、中国共産党の法輪功学習者に対する迫害は継続して行われており、彼らは虐待され、特に収容されている期間中に虐待されている。委員会が注目しているのは、中国共産党は継続的に私生活への妨害、任意の拘留で、学習者を迫害しており、国際組織は継続的に強制収容者、法輪功学習者の臓器が、臓器移植に使われている報道に注目している。

 非政府組織「対華基金会」が、中国の司法データベースで発見したところによれば、2017年には800人が刑に処され、その大部分は法輪功学習者である。典型的な例は雲南玉溪紅塔区の鄭翠萍さんは6年の実刑。河北省唐山市の卞麗潮さんは12年の刑。遼寧省丹東市の張明さん、李全臣さんが6月末に強制連行された案など。

 中国共産党当局は法律外の手段、行政手段を用いて任意に拘留を行なっている。2018年1月31日、中国共産党当局は貴州市の学習者・朱雪梅さんを薬物依存症治療所に拘留したが、彼女は法輪功に対する修煉の放棄を拒否した。

 中国共産党は継続的に「邪教破壊法の実施」を口実に、信仰団体を起訴し、それには法輪功学習者が含まれている。2018年1月5日、深圳高裁は深圳市の学習者・余凌嵐さんに5年の判決、および彼女の夫、マレーシア国籍のミュウ・チェ・シアンさんに1年6カ月の判決を下した。彼らの罪は法輪功の資料を所持し配布したというものだ。

 報告はさらに、中国共産党は以前と同じように、学習者を継続的に拘留し、彼らに対して虐待を行なっている。人権組織と学習者の記録では、中国共産党の法輪功学習者に対する暴行は、殴打、強制的な薬物注射、睡眠を剥奪するなどの拷問である。2017年12月の『大紀元時報』の報道によると、29人の学習者が中国共産党の迫害による死亡例を立証している、と記している。

 報告は、中国共産党の長きにわたる介入で、米国で生活している中国人と宗教者の生活に影響を与えており、連邦調査局(FBI)に対してこのことを調査するよう求めた。

 マルコ・ルビオ議員は「我々は連邦調査局に対し、在米中国人、ウイグル人とチベット人コミュニティが受けた脅迫と脅しに対して調査を行なうよう求める」と述べた。

 報告は、中国共産党の専制主義は直接米国人の自由、および米国人が最も大切に守っている価値観と国家利益を脅かしている。

 米国は米中関係を見直すにあたり、新たな前進の路を探し求め、米国の外交政策は普遍的な人権を提唱し、人類の基本的尊厳を守ることを重要な位置の第一に置くという。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2018/10/11/375651.html)