心からの九文字を真心から念じれば、本当に効果がある
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 【明慧日本2020年7月31日】中共ウィルス(武漢肺炎)が全世界で猛威を振るって、半年経ちました。そして今では、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を信じる人がますます多くなりました。この言葉を念じて病状がすぐに良くなった人もいれば、効果があまりない人もいます。この現象についてなぜなのか、私は考えてみました。

  たとえば、同じ先生が同じ生徒達を教えたとしても、成績はバラバラです。なぜかというと、生徒達のレベルや受け入れ能力、そして、熱心さもそれぞれ違うからです。道理は同じですが、「心からの九文字」(中国語で九文字)すなわち、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を同じように念じても、病状の軽い人、重い人の違いもあります。また、大法を信じる程度によってもそれぞれ違うから、現れた結果も違ってきます。

 古人は「心から信じれば、願いは叶う」と説きましたが、以下の物語は、読経の時に、ちょっとした雑念が生じただけで効果が落ちてしまう、ということを教えてくれました。

 明朝の戚継光(せきけいこう)は、字(あざな)(※1)は元敬、諡(し、おくりな)(※2)は南塘と言います。中国沿岸を中心に密貿易を行なっていた倭寇(わこう:後期倭寇と呼ばれる)の討伐に従事し、浙江省金華・義烏で兵を集め、「戚家軍」と呼ばれる自身の精兵、水軍を組織して太湖地域を守備していました。

 戚継光は武将の家柄の出身で将軍職を世襲していましたが、佛法を信奉して、よく『金剛経』を唱えていました。ところが、太湖エリアを守備する時に、ある不思議なことが起こりました。

 ある晩のこと、一人の亡くなった士卒(しそつ:武士と雑兵)が、戚将軍の夢の中に現れました。彼は「明日、妻を軍営に呼んでくるつもりですが、その時に、私のためにどうか『金剛経』を唱えてもらえませんか。このことが冥道に行く際に、私の助けになると思いますので、どうかお願いします」と頼み込みました。

 翌日、ある婦人が泣きながら戚将軍の所にやって来て、訴えました。夢の中で、主人が戚将軍に読経を頼んだ、という知らせがありました。二人の夢は同じだったので、戚将軍はこの士卒のために『金剛経』を唱えました。

 この日の夜、この亡くなった士卒は「戚将軍の大恩を受けて、心から感謝いたします。ところで、今回私は半分の経文しかもらえなかったのですが、その理由というのは、戚将軍が読経の時に、『いらない』という言葉をお加えになったからです」と言いました。

 目が覚めてから、戚将軍は不思議がりました。よく考えてみると、確かに読経する時に、自分の妻がお菓子を持って来ました。それで、自分は妻に手で「いらない」と合図をしました。

 ここまで思い出すと、急に悟りました。翌日の朝、戚将軍はもう一度「金剛経」を全部唱えてやりました。その日の夜、士卒は謝意を表すために再び戚将軍の所にやって来ました。士卒は「戚将軍が完璧に『金剛経』を全部唱え終えてもらったおかげで、私は済度されました。心から感謝いたします。すべて戚将軍のおかげです」と言って、大変感謝しました。

 俗語で「片時も忘れない、必ず報われる」がありますが、私達は「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を念じるとき、心が清らかで真心から念じれば念じるほど、そして、真心から念じる時間が長く、多ければ多いいほど効果がますます良くなります。

 また、もし自分は共産党に洗脳されたことがあるとか、あるいは、法輪功学習者を迫害したことがある人ならば、まず自分の過ちを認めて真剣に懺悔し、神佛に許しを求めます。そのあとで、改めて「心からの九文字」を念じれば、佛法からのご加護をくださることが可能になります。

 この法輪大法の真理や、ここで言われている真相を信じて大切にしてください。これらのことはウイルスから身を守る秘訣ではあり、心から真剣に「心からの九文字」を念じれば、本当に効果が現れ、本当に効くのです。

 (※1)字(あざな:文人や学者などが、本名以外につける別名)
 (※2)諡(し、おくりな:人の死後に贈る称号。生前の、よい性質や行いに基づいて付ける)

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/7/17/408168.html)