8月26日、明報の報道によると、昨日午後10名の法輪功学習者が西環にある駐香港中国中央政府事務所の前で、断食座り込みをしているところ、交通を妨害する理由で80名の警察に強制的に西区の警察署に連行され、4時間拘束された後、釈放された。今回の事件は香港の法輪功学習者が示威、請願する期間中、初めて警察に強制的に連行された。
香港で法輪功の抗議者が初めて警察に連行された
警察が交通妨害の理由で法輪功学習者を連行した、このやり方は適当ではなく、集会示威の自由を妨害することになり、この事件は警察が駐香港中国中央政府事務所の圧力を受け、やむなく頭を下げたことを反映した、と弁護士で立法会議員である何俊仁が指摘した。
女性9人と男性1人が断食座り込み
10名(女性9名と男性1名)の香港法輪功学習者が昨日朝8時半から、法輪功の文字が書いてある黄色い上着を着、西環にある駐香港中国中央政府事務所の前で無期限の断食座り込みを始めた。中国大陸で監禁期限が切れても監禁を継続されたため、断食抗議をしている3百余名の法輪功学習者を応援するためである。警察は大量の鉄矢来を使い、示威者をとり囲んだ。 午後1時頃、警察署が八十余名の警察(特殊突撃警官隊と大量の女性警察を含めている)を派遣し、学習者達を次々とパトカーに運び、西区警察署に連行、個人資料を記録し、4時間拘束した後、釈放した。しかし、この法輪功学習者達は警察署を離れたら、すぐにも駐香港中国中央政府事務所の前に戻り、座り込みを続け、深夜まで帰らなかった。
警察署によると、座り込みのため、交通を妨害しているという報告を受けた
請願に参加した法輪功学習者、程大鳳によると、断食請願の学習者達がドア−の外で座り込んだり、煉功したり、本を読んだりするだけで、場所をあまり取っていなくて、交通妨害とは言えない、と指摘した。
何俊仁によると、何れの示威集会も、ある程度の交通を妨害するが、市民に厳重な面倒を引き起こしていない。警察が今回法輪功学習者を連行することは駐香港中国中央政府事務所から圧力を受けたことを明らかに示した。警察はやむなく曖昧な方針を採用し、示威者を連行したが、起訴はしなかった。