【明慧日本2020年10月13日】香港の数ある法輪功の活動拠点が最近、何度も中国共産党(以下、中共)に親しい者たちにより破壊されている。9月16日、ある中共に親しい者がシャムシュイポーのアプリウストリートにある活動拠点の横断幕を破損した。現場の法輪功学習者(以下、学習者)が2度注意を促した後、警官が現場に到着し、横断幕を破損した女性を連行した。その間、現場では多くの市民が法輪功を声援し、この女性を囲んで逃走を阻止した。
活動に参加した、法輪功学習者の洪さん |
学習者の洪さんの話によると、16日、1人の女性が洪さんの近くでずっと撮影をしていた。洪さんが新聞を配布していた時、突然布が引き裂かれた音を耳にしたので振り返ってみると、女性が片手に持っていた刃物で横断幕を切っているのが見えた。洪さんはすぐに横断幕の後ろに行くと、女性は横断幕の近くに立っており、洪さんは女性が持っていた刃物を、右側のズボンのポケットに入れた瞬間を見た。
この女性は地下鉄方面へ逃げたので、洪さんは女性の前に行き手を掴んだ。女性は「私の手を掴まないでください! 私は無礼なあなたを訴えます!」と叫んだ。洪さんはこの女性の手を放し、女性の行く手を遮って彼女が逃走しようとするのを阻止した。その時、アプリウストリートにいた多くの市民が、この女性を囲むようにして洪さんを助けてくれた。洪さんは「香港には普遍的な価値があり、言論の自由があり、ここは人権を重視しています。もし市民が、私のやる事が気に入らなければ立ち去れば良いのです。しかし、私の横断幕を破損することは許されません」と言った。現場に居合わせた多くの市民たちは、「彼女を逃がさないで!」と叫んでいた。
キリスト教信者の人も前に出て来て、「この女性はポケットの中に刃物を持っていましたよ。これは証拠になります。彼女が捨てないように見ていてくださいね」と言った。多くの市民も同意して洪さんに教えた。
囲まれている間、この女性は電話をかけた。「私は多くの法輪功学習者に囲まれています。ここから出ることができません」。洪さんは、「この女性は、おそらく中国共産党の青関会のメンバーでしょう」と言った。電話をかけたり、或いは上司に状況を報告したりしたという。
洪さんともう一人の学習者が女性に2回注意を促した後、警官が現場に来てこの女性を連行した。
最近、香港に多くの法輪功の活動拠点があるが、どこも不明な者に破壊されたり、挑発されたり、旺角の亜皆老街の活動拠点でも何度も墨を掛けられたりしている。そのため学習者は、ビニール袋で横断幕を包んだりしている。銅鑼湾の活動拠点の横断幕も引っ張られたりしている。
洪さんは、「以前も、活動拠点の『天滅中共』の旗が何者かに破られました」と語った。洪さんは「このような様々な妨害に遭いましたが、しかし、やはり引き続き出て来て、人々に法輪功迫害の実態を伝えています」、「市民が災難に遭った時、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と心から念じれば助かります。私達のやるべきことは出て来て人を救うことです」と語った。