冤罪で4年拘禁の安徽省の呉偉明さん 再び不当判決
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 【明慧日本2020年10月15日】安徽省合肥市の法輪功学習者・呉維明さん(63歳女性)は2019年9月20日、合肥市の警官らに連行された。そして、今年7月21日に合肥市蜀山区裁判所に懲役1年10カ月の実刑判決を言い渡され、罰金2千元を科された。

 呉さんは子供の頃から病気がちで、その後、遺伝性脳血管痙攣にかかり、非常に苦しんでいた。他の様々な気功を練習したが、効果がなかった。そのため、人から法輪功を紹介されたとき呉さんは反発した。 夫に説得されて、1カ月やってみようと思って法輪功を習い始めた。24日目に、体が軽くなり、頭痛もなくなって、それから病気が消えた。

 平和に陳情したが拘束された

 1999年7.20、中国共産党当局は法輪功への迫害を開始した。同年11月9日、呉さんは北京の国家陳情所に行った。そこで警官は呉さんを地面に伏せさせて陳情書を書かせた。陳情書を書いた呉さんはそれから悪夢が始まった。

 呉さんは留置場で1カ月間拘禁されて拷問を受けた。その後また洗脳班に入れられて迫害を受け続けた。洗脳班から解放された呉さんは北京の最高検察庁に行き、江沢民に対する告訴状を提出しようとしたが、北京天安門広場で連行された。

 労働収容所で1カ月以上拷問された

 2000年7月11日、合肥市呉湖路警察署の警官らが呉さんの自宅ドアを壊して室内に押し入り、呉さんを連行して安徽省女性労働者収容所に送り込んで迫害を加えた。 呉さんが入所した翌日、朝起きて煉功しようとしたため、手錠を掛けられて廃棄された倉庫に3日間縛り付けられた。そこは蚊が多くて、夜になると群れの蚊に刺されっぱなしだった。

 その後、手錠をかけられて7日間、豚舎の隣に縛り付けられ、蚊や虫に刺されるところに放置された。33日間、労働教養所でお風呂に入ったり、歯を磨いたりすることは許されなかった。さらに独房に監禁された。

 懲役4年の実刑判決を下された

 2002年6月22日、呉さんは息子と共に他地区の法輪功学習者を訪問し、その学習者はすでに警官らに監視されていたため、呉さんと息子は学習者の家に入った途端すぐに連行された。その後、呉さんに懲役4年、息子に懲役2年の実刑判決を言い渡された。夫も1カ月間拘禁された。

 呉さんは2006年に出所した時、父親は他界し、母親は重病を患い、子供は学校を失った。その後も警官からの嫌がらせや監視が続けられた。

 再び2回洗脳班で迫害された

 2009年9月21日、呉さんは再度連行され、洗脳班に拘禁された。

 2014年10月、呉さんは孫を病院に連れて行ったが、病院を出た途端、監視役の警官らに連行され、洗脳班に拘禁されて14日間迫害を受けた。 

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/10/11/413653.html)
 
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