【明慧日本2020年10月30日】広州市の法輪功学習者・方偉雄さん、翁慶忠さん、李源東さん、凌建民さん、劉金煥さん、鄭映英さんの6人は10月29日から11月13日まで、不当な開廷が予定されている。
不当な裁判に直面している広州市の6人の法輪功学習者 |
6人の学習者の関連情報
名前 | 場所 | 担当裁判官、検察官 | 裁判の予定日 |
方偉雄 翁慶忠 |
海珠区裁判所 | 裁判官・陳蔭亭、検察官・孫立波 |
10月29日9:30 |
李源東 | 海珠区裁判所 | 裁判官・陳澎、検察官・孫立波 | 11月4日8:45 |
鄭映英 | 茘湾区裁判所 | 裁判官・廖秋平、検察官・梁炯鋒 | 11月10日14:30 |
劉金煥 | 海珠区裁判所 | 裁判官・王潔、検察官・林継深 | 11月12日9:30 |
凌建民 | 海珠区裁判所 | 裁判官・陳澎、検察官・許潔霞 | 11月13日9:00 |
●方偉雄さん、翁慶忠さん
方偉雄さん(55歳男性)は広東省掲陽市恵来県出身で、広州市で勤めている。
翁慶忠さん(57歳男性)は広東省汕頭市出身で、広州市で勤めている。
方さんが法輪功の資料を配った疑いがあるとして、広州市天河区公安分局と狩徳派出所の警官は2019年9月12日午後、大家に方さんの家の鍵を開けるように言ったが、拒否された。それから、警官はその付近で待ち伏せをした。その後のある日、特殊警官がドアを壊し、方さんの家に不法に侵入し、方さんを拘束した。翁さんはそのとき、方さんに「あなたの家に入ろうとしている者がいる。注意して!」というショートメールを送ったため、9月13日午後、翁さんも勤め先で連行されて、家宅捜索をされ、法輪功書籍5冊を押収された。
2019年10月17日、方さんと翁さんは天河区検察庁に不当に拘禁された。12月16日に2人の案件は海珠区検察庁に移され、2020年1月末、同区裁判所に提訴された。
ショートメール一件だけで、翁さんはすでに13カ月間拘禁されている。方さんと翁さんは現在、広州市天河区留置場に拘禁されている。
●李源東さん
李源東さん(52)は広東省化州市の出身で、大学を卒業し、広東省茂名市港務監督局の公務員だった。李さんは1999年5月から法輪功を学び始め、法輪功の素晴らしさを体験した。しかし、その2カ月後、中国共産党(以下、中共)当局は法輪功への弾圧を開始し、テレビや新聞、ラジオ、ネットなどのマスコミで、法輪功に対して誹謗中傷した。李さんは良知と善を持って、政府に法輪功を弾圧することは間違いだと訴えるため、2000年に3回北京へ行った。
冤罪を訴えるため、陳情局に手紙を書いたり、北京に行って陳情したりすることは、憲法で国民に与える権利で、合法的であるが、茂名市公安局は李さんに2回も労働教養処分を下した。2000年と2002年、李さんは2回とも1年間、広東省三水労働教養所に拘禁された。教養所で、李さんは警官に20数日間睡眠をはく奪され、法輪功の放棄を強いられた。過度の疲労で寝てしまった李さんは警官に殴打され、電気ショックを加えられ、爪楊枝で手の指先を刺された。九死に一生の思いで教養所から出た李さんは勤め先を解雇され、圧力に苦しむ妻から離婚を求められた。
迫害で李さんは安定した仕事を失い、穏やかな家庭も失ってしまった。生計のため、李さんは1人で広州へ出稼ぎに行った。しかし、李さんは人々が中共の嘘に騙されないように、法輪功の真実を伝え続け、関連の内容が入っているUSBを配ったが、当局の法輪功への誹謗中傷の宣伝を信じた人に通報された。2019年7月9日夕方、李さんは家の近くで広州市海珠区公安分局沙園派出所の警官に連行された。8月16日に海珠区検察庁に不当に拘禁され、11月21日に同区裁判所に起訴された。
李さんは現在、海珠区留置場に拘禁されているという。
●鄭映英さん
鄭映英さん(68歳女性)は海珠区在住で、広州珠江ビール会社を定年退職した。鄭さんは法輪功を学び続けているとして、2008年に1年間の労働教養処分を下された。
今年3月31日、鄭さんは妹と一緒に買い物してからの帰宅途中、金沙洲駅でバスを待っている時、金沙派出所の副所長・李金全など5人の警官に身分証明証を見せるようにと要求された。
警官は鄭さん姉妹が真相が書かれた紙幣を所持しているとして、姉妹を連行した。その後、姉妹は家を家宅捜索し、所持している紙幣とお守り、法輪功の書籍数冊を押収した。
4月30日、姉妹は白雲区検察庁に不当に拘禁された。7月10日、姉妹の案件を茘湾区検察庁に移された。7月下旬、鄭さんは同区裁判所に提訴された。妹は6カ月半拘禁された後、10月14日に解放された。
鄭さんは現在、白雲区留置場に拘禁されているという。
●劉金煥さん
劉金煥さん(56)は広東省建材専門学校を卒業し、番禺セメント会社の職員だった。1999年7.20以後、劉さんは法輪功を学んでいるというだけで、中共当局からの迫害を繰り返し受けた。2000年12月、劉さんは2年間の労働教養処分を下され、広州市槎頭労働教養所に拘禁された。その後、劉さんは会社に不当に解雇された。教養所から帰宅後、劉さんは番禺区市橋派出所の警官とコミュニティの人員に監視されたり、嫌がらせ、家宅捜索をされた。2003年、広州市洗脳班に連行された劉さんは9カ月間、強制洗脳の迫害を受けた。長期にわたって、監視や嫌がらせを受けた劉さんと家族は精神的なダメージを受けた。
中共ウイルス(新型コロナウイルス)が蔓延してから、2020年2月中旬、番禺区鐘村街道の祈福新邨は一度緊急地域と指定され、コミュニケーションにより多くの感染者が出た。そして、5月6日、劉さんは市民にウイルスから救われるようにと鐘村優瑞工場付近で乗用車のドアに『疫病週刊』をかけたが、監視カメラに撮られた。
そして、5月18日、番禺区公安分局の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)と鐘村派出所の警官は4台のパトカーを出動し、劉さんの家に行き、家宅捜索をした。そして、劉さんに手錠をかけて番禺区留置場に連行した。
6月16日、劉さんは番禺区検察庁に不当に拘禁され、8月に検察庁に陥られた。9月、劉さんの案件は海珠区裁判所に移されたという。
●凌建民さん
凌建民さん(44)は広州市黄浦区長洲鎮の出身で、同市海珠区電力局に勤め、運行班の副班長である。凌さんは会社でも家庭でも人付き合いの良い人だと評価されている。2019年7月、凌さんは車に乗って番禺区小谷囲街道の広州大学城貝崗村付近を通ったとき、法輪功の資料の一部をある乗用車のドアにかけたが、当局の法輪功への誹謗中傷の宣伝を信じている、車の所有者に通報された。番禺区公安分局の警官は凌さんの車のナンバープレートを調べて、凌さんの情報をつかみ、凌さんをネットで指名手配した。2019年8月1日、凌さんが香港から戻ったとき、深センの皇崗口岸で連行された。そして、その日の夜中4時ごろ、番禺区公安分局、小谷囲派出所の警官と黄浦区長洲鎮総合治理弁公室の人員6~7人が凌さんの自宅を家宅捜索し、凌さんを番禺区留置場に送り込んだ。
2019年8月末、凌さんは広州市番禺区検察庁に不当に拘禁され、10月末に番禺区検察庁に書類が送られた。11月の初め、凌さんの案件は同市海珠区検察庁に送られ、2020年1月に海珠区裁判所に起訴された。
留置場に拘禁されている凌さんは痛風の症状が酷くなったという。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)