「嫌がらせをする人は逆に得した」から感得したこと
■ 印刷版
 

文/古光  

 【明慧日本2020年11月21日】様々ないわゆる嫌がらせは、大法弟子にとって人の命を救うと同時に、修煉者の心性を向上させる良い機会となります。これを書いていると、神韻公演で「花嫁を連れ去る済公和尚」を演じる中で、命の危険にさらされていた人たちを救ったことを思い出します。(この演目は、ある村が壊滅的な災難に遭う恐れがあり、済公和尚は村民たちを現場から避難するよう勧めたが、逆に嘘だとそしられた。しかし、済公はどうしても助けようと一計を案じ、すべての村民を救い、難を逃れたという物語である)

 最近では、ドアをノックすることは「ゼロ行動」とし、つまり中間的立場を排除して、修煉者に修煉するかしないかの選択権を与えることだと言われています。そこで私は、数年前に同修から聞いた面白い話を思い出しました。黒竜江省の村のある高齢の夫婦が、1999年以前は法輪功を学んでいましたが、1999年に迫害が始まってから修煉をやめました。しかし、2008年のある日、郷里の人が、高齢の夫婦に3回も嫌がらせをしに行きました。この夫婦は3回目の時とても怒って、嫌がらせをする人に向かって「この法輪功は、当時は政府でさえも褒めていました。私たち夫婦は法輪功を学んでいました。しかし、1999年7月のある日、一夜明けると突然、法輪功が悪ものにされていました。修煉してはいけないと言うのです。私たち夫婦は臆病者で、法輪功は素晴らしいと知っているのに、修煉する勇気がなく、もう8年も修煉していないのです。修煉しない人が、いったい何を署名すると言うのですか? 何を誓うのですか? ということは、修煉を続けるのであれば、署名や保証書を書かなくてもいいのですね? それでは、明日から私たち夫婦は、法輪功の修煉を再び続けることを、心よりあなたにお伝えします」と言いました。この事があって、夫婦は本当に、修煉の道に戻ってきたのです。 

 新型コロナウイルスにも使われた「ゼロ行動」という言葉は、生と死の間に中間の道はなく、中国共産党に近い国や団体、個人であれば、コロナウイルスを引き寄せるという啓示です。ですから知恵のある人は「中共ウイルス」と名付けていました。それはとても理にかなっています。共産党組織から脱退すること、それは素晴らしい未来を選択できる唯一の方法だと思います。

 米国は2020年10月2日に、中国共産党党員の米国入国を禁止し、米国内の中国共産党党員はすべて米国から追放されることになっていましたが、このような状況を「ゼロ行動」とは言わないのですが、人々は「立場を選択」と呼んでいます。だから最近、多くの米国の華人は「大紀元」のウェイブサイドで脱退の手続きをしています。このようなことは、人々の熟考と選択に値すると思います。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/6/414687.html)
 
関連文章