懲役7年で収監中 浙江省の80代の学習者が危篤
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 【明慧日本2020年11月28日】浙江省楽清市の法輪功学習者・黄慶登さん(83歳男性)は自分の携帯電話で法輪功迫害の真相を話したとの理由で、2019年4月に不当に連行され、今年3月に懲役7年の実刑判決を言い渡された後、浙江省第二刑務所に収監された。先週、家族は「黄は病院で救急手当を受けている」と刑務所からの電話を受けた。

 医師の診断によると、黄さんは6種類の病気を患い、命の危険に晒されているという。しかし、当局は黄さんに対して、医療を受けるための釈放は考えていないようである。

 黄さん夫婦は楽清市虹橋鎮在住で、2人ともかつて重病を患い、病院では治療できない病気だと診断され、命の危険があった。1998年、2人は法輪功の修煉を始めて、すべての病気が消えた。

 2019年4月17日午前、楽清市610弁公室、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関、以下、国保)、虹橋派出所の警官らは黄さんの家に押し入り、家宅捜索を行い、法輪功の書籍1セット、法輪功創始者の写真1セット、携帯電話数台、パソコン1台を押収した。

 黄さん夫婦は楽清市留置場に収容された。2020年3月12日、黄さんは懲役7年の実刑判決を言い渡された。数日後、妻は解放された。

 黄さんは何度も連行され、拘禁されたことがある。2004年10月20日、黄さん夫婦は家で家事をしていた際、いきなり十数人の警官らが押し入ってきて、「30分間の談話がある」という口実で黄さんを無理やり連れていった。「どの部署ですか。連行許可書はありますか」と質問しても返事はなかった。

 2006年1月12日、黄さんはまた連行され、家宅捜索をされた。警官らは身分証など提示せず、法律文書も持っておらず、いきなり黄さん夫婦を連行して、ドアをこじ開けて家の中を隅から隅まで捜索した。派出所に連れて行かれた後、黄さんが「煉功したという通報があった」と、連行された理由を告げられた。今回の家宅捜索で、黄さんの家に置いていた8千元(約12万円に相当)の現金がなくなっていた。

 2011年5月10日、黄さんは孫を幼稚園に送ってから家に戻り、ドアを開けた途端、十数人の警官らに連行された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/22/415420.html)
 
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