米PA州上院公聴会開催 大統領選の不正行為を暴く
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 【明慧日本2020年12月6日】(アメリカ=明慧記者・李岩)アメリカ東部時間2020年11月25日午後12時30分、米国ペンシルバニア州議会のダグ・マストリアーノ(Doug Mastriano)上院議員の要請を受け、ゲティスバーグのウィンダムホテルで大統領選に関する公聴会が開かれ、 選挙中に民主党が行った不正行為の証拠が多く示された。

'图:2020年11月25日下午12点30分(美东时间),应宾州参议员马斯特里亚诺(Doug Mastriano)要求,美国宾夕法尼亚州参议院在葛底斯堡(Gettysburg)温德姆酒店(Wyndham Hotel)举行选举问题听证会。(网络截图)'

 大統領選における民主党の不正行為に関する公聴会

 この日の公聴会は3時間半にわたって行われ、証言者は幅広く、数人の選挙監視員、共和党の地方委員会委員長、有権者、データの専門家、弁護士、元検察官、会社経営者、情報戦と電子戦の専門家などが含まれ、数十人の証言者が宣誓して証言した。トランプ陣営の弁護士で元ニューヨーク市長のルディ・ジュリアーニ氏は、ペンシルバニア州の投票には重大な不正が多数存在しており、 当州がこれらの問題を無視して選挙結果を認定すれば、偽証罪を犯すことになると語った。

 公聴会に、トランプ大統領から電話がかかり、10分ほどのスピーチを行った。

 トランプ大統領「世界がアメリカを注視しており 悪人に勝たせてはならない」

 トランプ大統領は電話を通して、「今回の選挙は不正操作が行われ、我々はこのような事が我が国で起きることを許すわけにはいきません。 今回の選挙を必ず変えなければならず、我々はペンシルバニア州で多くの票を得ており、多くの選挙人を獲得しました。我々はこのように揺れ動く州において勝利しています」と語った。

 大統領は、(共和党に送られた)選挙監視員からの宣誓書付きの不正に関する証言は天井まで積み上げられている。選挙は様々な不正、監視員を投票所から追い出したり、遠い場所で双眼鏡で監視させたり、閉回路テレビを使って離れた場所から投票を監視しかできないようにしたり、選挙人の身分証明書の盗難や二重投票、ドミニオン社の問題ソフト、市場での投票用紙の販売、死者が投票するなど、これらの不正行為は他の州にも存在すると述べた。

 トランプ大統領は選挙の不正行為について「怖ろしい」、「恥ずべき」という言葉で表現した。 「民主党は今回の選挙に負けたため、不正行為を行いました。これは詐欺的な選挙なのです。彼らは票の中に大量の不正票を加えました」

 「我々の得票が彼らの想像より遥かに超えたため、彼らは気が動転して逆上しアクセルを踏み間違え、不正に走った行為は明らかです。2016年に行われた選挙の際、彼らが私を監視した行為で捕まったのと同じなのです」

 トランプ大統領は宣誓書に署名した証言者に感謝の言葉を述べた。「あなた達は素晴らしい、あなた達は偉大なる愛国者です」

 「これは我が国の歴史上、非常に重要な時期です。あなた達は我が国に巨大な貢献をされ、あなた達の勇敢なる行為を心配しないでください、この人達の脅しに恐れる必要もなく、彼らは悪人であり、卑劣な人達であり、愛国者ではないのです」

 さらに、「全世界が我々に注目し、アメリカ合衆国を注目しています。我々は悪人を見逃してはなりません」

 大統領は、ジュリアーニ弁護士の誠実さと勇気に称賛を送った。「あなたは国を救っています 」、という大統領の言葉を聞いて、 聴衆からは一斉に歓声が上がり、ジュリアーニ弁護士に拍手喝采を送った。

 ジュリアーニ氏 「アメリカの価値観が危機に瀕している」

 元ニューヨーク市長でトランプ大統領の弁護士でもあるジュリアーニ氏は、発言の冒頭、157年前、ゲティスバーグの広大な土地で3日間、(5万人が死傷した)絶え間ない流血と戦争が繰り広げられた中で、我々の共和国の命運が危機に瀕し、一つの国家として、一つの政府として共通の価値観を共有できるかどうかが、私達にとって非常に重要であったと語った。

 同氏は、(メディアの)沈黙と言論の検閲は前例がなく、ビッグテックやインターネット企業は非常に野蛮になって、一方の話しか伝えず、彼らはアメリカ人に真実を知られるのを恐れている。 人々がこれらの事実を知れば、彼らの本質を見抜くことができるとも語った。

 マストロアーノ・ペンシルベニア州上院議員は発言の中で、157年前(1863年11月19日)、リンカーンの最も有名な演説の最後の言葉を引用した。「この国に神の下で新しい自由の誕生を迎えさせるために、そして、人民の人民による人民のための政治を地上から決して絶滅させないために、我々がここで固く決意することである」

 同議員は、「これらの全てが危機の中にあり、今回の選挙の中に発生し、 共和国にとって全てが危機に瀕している。これは我々にとって些細な出来事ではありません」と話した。

 投票データの裏の不正

 ジュリアーニ氏は、我々の研究調査では少なくとも六つの州において、非常に類似する手法で不正が行われていると話した。

 同氏は、郵便投票を例にとり、「数百万票が共和党の検査を受けておらず、これは票の有効性に直接かかわっている。一旦、投票用紙を封筒から切り離すと、投票用紙の検査ができなくなる。なのに、如何なる検査も受けずに郵便投票は投票箱に入れられたのである」

 「ペンシルバニア州アレゲニー郡とフィラデルフィアだけでも、共和党の審査を通さず68万2770票の郵便投票が投票システムに入れられたのです。これらの投票が本物かどうかわかっていません。このような事は前代未聞であり、不正行為の状況が大幅に増加しています。 ここだけでなく、ミシガン州やウィスコンシン州などでも同じことが行われています」とジュリアーニ氏は述べた。

 同氏は、「選挙の夜、私が就寝したときには、トランプ氏はペンシルバニア州で圧倒的なリードをしていました。おそらく70万~80万票が先行し、開票率が65%だったのです。しかし、一晩にして全てがひっくり返された、これは可能でしょうか?」と語った。

 証人が選挙詐欺の手口を見つける

 公聴会の司会者、ペンシルバニア州上院議員のデビッド・アーガル氏は、11月24日の時点で、選挙の不正行為に関する2万5000件の電話やメールを受け取ったという。

 同氏は、「ここ数週間の間に、私は多くのペンシルバニア州の市民から、選挙調査中に出遭った問題について、郵便投票システムの不正行為や、票数を正確に数えられているかどうかなどの懸念を聞いてきました。共和国の信頼を回復するために、 我々はこれらの問題を是正する必要があります」と述べた。

 リア・フープスはデラウェア郡の投票監視員である。彼女は「私達全員が宣誓書に署名しました。これは非常に厳粛な事です。私がここに来たのは真実を語るためです。これは党派の問題ではなく、私の国に関わる問題です。アメリカ人一人一人が透明性のある真実を知るべきで、かつ恐れることなく、それらの権力者に質疑を持つことです。このために脅されたり、いじめを受けてはなりません」

 米軍を退職したフィル・ウォルドロン大佐の証言が会場を震撼させた。ウォルドロン大佐は現役中には電子作戦などの仕事に従事していた。

 大佐は、「私達専門家は過去22日間で、ペンシルバニア州では120万もの票に改ざん、又は不正があったと分かっています。さらに、機械およびソフトウエアに対して、さらなる科学的および、技術的な分析を行うことで、ペンシルバニア州の市民がどれだけ権利を侵害されたかが確認することができます」と証言した。

 大佐はさらに、ペンシルバニア州の投票データの曲線の描き方が異常だという。「通常は曲線がなめらかに上昇しますが、トゲトゲのある突起した曲線ではなく、異常な票の入力によって突起した直線ができるのです。これが投票が不正に行われた主要な証拠になります」と証言した。

 州上院議員「自由のために努力して戦い、共和国の安全を守る」

 ペンシルバニア州上院議員デビッド・アルガル氏は、「上院議員、下院議員、知事は国王ではなく、裁判官でもなく、独裁者でもない、国民に選ばれた民意の代理人です」、「我々は選挙中に起きた問題が、今後二度と起こらないように希望します」

 「1人の戦士として、選挙で選ばれた議員として、私は傍観しません。周りの委員会のメンバーも同じです。我々は自由のために努力して戦い、共和国を守ります」、「我々は自由人であり、ここは自由の誕生の地ペンシルバニアなのです」、「今は真相と正義を示す時です」と述べた。

 背景

 ペンシルバニア州民主党籍のトム・ウルフ知事 は2020年11月24日 、大統領選の結果ペンシルバニア州では、バイデンの勝利とトランプ敗北を確認し、バイデンとカマラ・ハリスの選挙人リストの確定書に署名した。しかし、ペンシルバニア州の連邦判事マッカラウ氏は、共和党のマイク・ケリー下院議員とショーン・パーネル候補が今週金曜日(27日)に起こした訴訟に対する公聴会が開かれるまでに、ペンシルバニア州の選挙結果の認定をさらに行わないという命令を出した。

 ペンシルバニア州上院は、ダグ・マストリアーノ上院議員の要請を受けて、上院多数党政策委員会が2020年のペンシルバニア州選挙に関する最新の問題点を議論するための公聴会を開催するとの公告を公布した。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/28/415722.html)
 
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