文／黒竜江省の大法弟子 至清
【明慧日本2020年12月23日】夫の同級生の黄さんは、2005年8月10日、ガソリンで全身の皮膚の90％以上にも及ぶ火傷を負いました。
彼が鶏西人民病院に搬送された時、全身が震え、耐え難いほどの痛みに襲われていました。部屋は個室で、付添人は彼の妻1人だけでした。その日、私と彼の家族は医師に面会し、私は「治療費はどれくらいかかりますか？」と尋ねました。医師は私を見て「いくらですか？ これは治療費の問題ではありません。命を取り留められるかどうかの問題です。過去の経験から、このような患者は腎不全になり、脱水症状と多臓器不全で7日後には死に至る可能性があり、家族はこれに対して準備しておくべきです」と答えました。家族はそれを非常に重く受けとめました。
病室に戻り、痛みでうめき声をあげている黄さんの姿を見て、私は直接彼に尋ねました。「あなたが私の話を聞くならば、私にはある治療法があり、あなたがそれを信じるなら、状態はきっと良くなりますよ」
彼は「それで良くなるなら、言われる通りにします」と、かすかな希望を抱きながら言いました。
私：「あなたは党員ですか？」
彼：「いいえ」
私：「少年先鋒隊、あるいは共青団に加入したことがありますか？」
彼：「はい、少年先鋒隊と共青団に加入したことがあります」
私：「神が中国共産党を滅ぼすので、共産党の組織から脱退すれば、身の安全が守られます。ですから脱退した方がいいですよ」
彼は「それは法輪功ではないでしょうか？ 私は『風雨天地行』のDVDと法輪功が配布している法輪功のパンフレットを見たことがあります。法輪功は不当に非難されている。法輪功は素晴らしいと知っています。脱退の手続きをお願いします」と言いました。
私は「私はあなたが脱退するのを手伝ってあげます。今からあなたは共産党の二つの組織から脱退します。頭上三尺に神あり、これからは、あなたの身の安全を守る神がいらっしゃるでしょう。あなたはこの言葉を念じてください。『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』。誠心誠意、敬意の念を込めてこそ、効果が現れてくるのです」と言いました。
彼は大きな声で「よーし、法輪大法は素晴らしい」と叫んでいました。
私は「声に出さなくてもいいですよ。心の中で唱えればいいです。病気のことは考えず、ただ『法輪大法は素晴らしい』と唱え続けるだけでいいです。必ず奇跡が起こります」と言いました。彼は快く承諾しました。
私はすぐ彼にテープレコーダーを買ってあげ、彼は法輪功の音楽『普度』と『済世』をいつも流していました。その後も私はたびたび見舞いに行き、会うたびに彼は『法輪大法は素晴らしい』と呟いていました。
ある時、彼がこの心からの九文字「法輪大法好、真・善・忍好（法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい）と唱えていた時、「小人たちの集団」が彼の手元で忙しそうにしているのが見えました。その後、体がとても楽になり、痛みを感じた時には、大法の音楽『普度』と『済世』を聴くと言いました。日を追うごとに病状は安定し、徐々に改善していき、いつもの点滴は増えることもなく、維持されていました。
ある時、病棟を巡回していた医師がとても早く回復した彼を見て驚き、「あなたが生きているのは奇跡です。開院以来、体の90％以上火傷を負った患者さんが助かったことがないからです」と言っていました。残念ながら、当時、私は医師に法輪功の真相を伝えませんでした。彼を助けてくださったのは法輪功でした。
2カ月余経過して、彼は完全によくなり、退院しました。顔や体に大きな火傷の跡もなく、普通の人と同じような状態でした。妻、息子、両親は彼に起きた奇跡をみて法輪功を信じ、全員が三退しました。
