明慧法会|この1年間で真相を伝えた体験
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文/遼寧省の大法弟子

 【明慧日本2021年1月3日】以前、真相を伝える時に通報され、私は逮捕され刑務所に5年間入れられました。出所後しばらく家で修煉して、真相を伝えることを控えていました。

 師父はこのように説かれました。「衆生を救い済度することを行なわなければ、大法弟子としての責任を全うできなかったことになり、あなたの修煉はゼロになります。なぜなら、あなた個人の圓満成就のために、あなたを大法弟子にしたのではなく、あなたは重大な使命を背負っているのです」[1]、「衆生は皆、救われるのを待っており、このことに関して、私は非常に明確に皆さんに教えますが、大法弟子が彼らを救わなければ、世界のどの隅にいても、皆さんが救わなければ、彼らには希望がありません」[2]

 師に助けて衆生を救うことは大法弟子が担う歴史的使命であり、重大な責任でもあり、「三つのこと」は同時やらなければならず、一つが欠けても駄目だと、師父の言葉は私を悟らせてくださいました。そこで去年の5月から朝市に行って、真相を伝え始めました。

 「三つのこと」を同時にこなす

 私たちがやるべき「三つのこと」はどれもが重要です。では、時間はどこから来るのでしょうか。私は睡眠時間や食事時間をできるだけ削るようにしています。食事を作る時にいつも2日間の量を作って、1日に2食しか食べません。手間のかかるおかずをできるだけ作らないし、めん類も時間がかかるからあまり作らないようにしています。家に私1人しかいない時、食事はいつもキッチンで済ませて、リビングのテーブルに食べ物を運んで食べたりはしません。

 中国の朝市はとても早く始まるため、私は毎朝5時に行って真相を伝え、6時前に家に戻って発正念をして、6時半にまた朝市に行きます。我が家から朝市まではとても近くて、徒歩で5分ぐらいです。朝市が終わったら家に帰って学法して、また出かけて真相を伝え、18時前に家に帰ります。夜、学法して、また法輪功の資料をポスティングします。朝、目が覚めたら煉功します。師父は「修煉は最も良い休みです。あなたが睡眠で得られない休息を得ることができます」[3]と説かれました。私は煉功時間を延ばして睡眠時間を短くすることで、とても良い結果を収めました。

 ある日、寝坊してしまって、煉功時間が足りなくなりました。坐禅を組む時は足が痛くないので、時間がないし静功を省こうと思い、その日は静功をしませんでした。翌朝、煉功する時、スピーカーの第一功法のボタンを押すと、なんと第五功法の音楽が出て、どのボタンを押しても第五功法の音楽が流れてきます。スピーカーが壊れたのかと思ったのですが、よく考えたら、昨日までは大丈夫だったのに、今日はどのボタンを押しても同じ第五功法の音楽しか出ないということは、自分が何か良くないことをしたのかもしれないと思いましたが、昨日第五功法をやっていないことに気づきました。私の間違ったところは、時間がなかったため第五功法をやらなかったのではなく、足を組むことはもう痛くないので時間がなければ静功を省こうという考え方が間違ったのです。こんなに神聖な功法がまるで足を組むための練習に過ぎないようでした。すぐに過ちを認め、師父に許しを請いました。そしてスピーカーのボタンを押すと、スピーカーは正常になりました。

 弛まず真相を伝える

 午前5時頃に家を出てから、私は1分でも惜しんで真相を伝えています。買い物をしている多くの人を見ると、真相を伝えながら家まで荷物を持って行ってあげれば相手は大抵スムーズに「三退」をしてくれます。時々、家で余ったきれいなレジ袋を集めて、八百屋の店主にあげると、彼らは喜んでくれ、「三退」を勧めやすくなります。若い人にはネット封鎖突破のソフトを渡して、それから「三退」のことを伝えます。毎日2回朝市に行って、露店を一軒ずつ訪ねて、出会ったすべての人に漏れなく真相を伝えています。

 故郷のバザールに行って真相を伝える

 より多くの人に出会って真相を伝えるため、私は活動範囲を広げて、朝市以外のところ、田舎や近くの市場にも行っています。ある日、故郷に帰って地元で定期的に行われる大規模なバザールで真相を伝えようと考えました。すると、その日の夜に怖い夢を見ました。夢の中でバザールの入り口に多くの魔物が待ち伏せており、「やっと来たか、ずっと待っていた」と言いながら私に牙を向きました。目が覚め、こんなに多くの魔が待ち伏せているのなら、暫くは故郷に帰らず、家の近くで真相を伝え続けようと思いました。正念が足りないため、その日のバザールには行きませんでした。それから、故郷のバザールはとても大規模なのに地元の同修が少なく、私を止めるために魔が夢に現れたことは、私が行くべきだということの証だと思いなおしました。

 故郷の次のバザールの日の朝、お守り、パンフレットなどを持って、自転車に乗って向かいました。半日で25人が「三退」をしてくれて、帰り道にまた4人に「三退」をしてもらい、一日中、何も危険なことは起きませんでした。あの夢は一種の妨害で、私に対する試練でした。多くの人は真相が分かって救われたのを見て、いくら疲れても辛くても喜んでいます。その後、私はよく故郷のバザールに出向き、現地の同修にも連絡がつき、一緒にバザールで真相を伝えて「三退」を勧めています。

 対面で真相を伝えてネット封鎖を突破するソフトを配布するほか、私は団地のビルに資料をポスティングしたり、真相紙幣を作って使用しています。この1年間で3000人近くの人に「三退」をしてもらいました。

 心性を高める 

 真相を伝えている間、心性を高めることに力を入れることも忘れていません。何か起きた時に自分の意見を主張しない、人と口論しない、誤解された時も弁解はしない、損をしても平然としていようと自分に言い聞かせています。野菜を買うことから実行して、買う時には選り好みしない、値下げ交渉もしないようにしています。

 ある日、市場でニラを売る男性店主を見かけて、ニラの残りが少なく、ひっくるめて2元で売ると店主が言いました。するとある中年女性がやってきて、ニラを一本一本選んで、三分の二を取って1元だけを払いました。店主が「あなたは良いニラを全部選んで、萎れたニラだけを残して、私は誰に売ればいいのですか」と言うと、その女は私を見て、「彼女に売ればいいじゃないですか」と言い残して去りました。私は1元を出して、残りのニラを買いました。店主はとても感動して「皆あなたみたいな人だったらいいのにね」と言っていました。私は店主に真相を伝え、店主はあっさりと「三退」に同意しました。

 またある日、トマト屋の老人からトマトを買って、2元を払いました。老人はお釣りがないため、代わりにパクチーを少し私にくれようとしたので、私は微笑んで断って「大丈夫、お釣りはいいですよ」と言いました。老人はレジ袋を用意したので、私は自前の袋を出してトマトを入れ、また鞄から数枚のビニール袋を老人にあげました。老人は感動して「あなたは本当に良い人ですね、人のためにだけ考えています」と言いました。

 「私は法輪功の学習者で、法輪功の人はみな良い人です」と言い真相を伝えて、老人は「三退」に同意しました。老人は「一つお願いがあります、さっき隣でねぎを売る人が秤をここに忘れて行きました。私の家はここから遠いので、明日は来ないかもしれません。秤をあなたに預けて、明日、彼に渡してもらえないでしょうか。彼はここでねぎを売っているから、秤を見せたらすぐ分かります。ほかの人にはこの秤を託せなくて、あなただけが信用できます」と言いました。私は承諾しました。ちょうどその時、秤の持ち主が秤を探すために車で戻ってきたので、トマト屋の老人が経緯を説明しました。秤の持ち主は私たちに感謝し、私は彼と車に同乗している人に真相を説明して、「三退」をしてもらいました。

 救われた人々の感恩

 ある日、朝市で50代の女性と再会し、女性は以前私から法輪大法のお守りをもらったことがあります。女性によると、先日、自転車に乗っていた彼女は乗用車にひかれて、体は自転車の下敷きになり、自転車の車輪が変形して乗れなくなったのですが、自分は何の怪我もしませんでした。女性は「私は車の運転手に弁償などを求めていません。運転手は自転車の修理費として100元を渡してくれ、また我が家に見舞いに来てくれました。きっとあなたがくれたお守りが私を守ってくれたのではないかと思います。本当にありがとうございます」と言って、私に野菜やピーナッツを渡そうとしたので、私は断り、「私に感謝しないで、感謝するなら、我々の師父に感謝してください。師父があなたを守って下さったのです」と伝えました。

 朝市である50代の男性に真相を伝えたことがあり、彼は私に「身の安全に気をつけて」と言いました。またある日、朝市で買い物をしている彼に再会し、彼は進んで話しかけてきて資料がほしいと言いました。今回私は詳しく真相を伝え、またパンフレット数冊とメモリを一つ彼に渡しました。しばらくしてまた彼と再会し、メモリに保存した多くの内容を見て真相が徹底的に分かった彼は、今後、資料が欲しい時に連絡をとるために私の電話番号を聞きました。彼は私の電話番号を「王さん正義」の名前で保存しました。それは、法輪功と学習者に対する認めと信頼だと思います。またある日彼は「お姉さん、これからあなたが『三退』を勧める時、私はここで見張ります。何か困ることがあれば私が前に出て対処します。お姉さんは堂々と真相を伝えてください、私はあなたを守るから」と言ってくれました。

 対面で真相を伝えることはまるで「行脚」のように感じます。師父は「行脚は非常に辛いことで、社会の中を放浪し、物乞いをしながら、いろいろな人に出会って、嘲られたり、罵られたり、いじめられたりして、どんなことにも遭遇する可能性があります」[4]と説かれました。実は、それは心性を高めて執着を除去する良い機会でもあります。どんな状況下でも心を動かされることなく、ただただ真相を伝え、人々を救います。対面で真相を伝えている中でメンツを重んじる心、人に指摘されたくない心、いらいらしやすい心など多くの人心を取り除きました。

 大法の素晴らしさ

 ある日、老夫婦に真相を伝えて、2人とも納得して「三退」をしました。お守りをあげる時、女性は「人に見られるのが怖い」と言って、受け取りませんでした。男性は素直に受け取って、「どこに置けばいいですか」と聞いたので、私は服のポケットに入れればいいですと答えました。男性は奥さんに「何を怖がっているのですか」と言って、お守りを上着のポケットに入れて、その辺りをブラブラしました。私が女性に真相を伝え続けていると男性が帰って来て、「このお守りは本当に効きますね! 私は長い間耳鳴がしていて、たくさんの薬を飲んでも治りませんでしたが、今治りました、耳がはっきり聞こえるようになりました!」と言いました。その嬉しさは言葉で言い伝えられないものでした。

 ある日、道端でバスを待っていた40代の夫婦に会って、真相を伝えると2人とも「三退」に同意しました。すると男性は「おや、私の頭はどうして急にすっきりしたのだろうか」と言い出しました。男性によると、今日、後頭部が詰まったような感じがして、病院で診てもらおうと思ってここでバスを待っていたのです。しかし先ほど急に頭がすっきりして、詰まった感覚が無くなりましたと、2人はとても喜んでいました。李洪志師父に感謝した後、やはり病院へ診察に行こうとしましたので、私がこれから困難に陥った場合「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を唱えてください。きっと良い方向に転じますと言うと、2人は微笑んで頷きました。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法九』「二〇〇九年ワシントンDC国際法会での説法」
 [2] 李洪志師父の著作:『各地での説法九』「新唐人テレビ討論会での説法」
 [3] 李洪志師父の経文:『北米第一回法会での説法』
 [4] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 (明慧ネット第17回中国大法弟子修煉体験交流会の発表原稿)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2020/11/26/415012.html)
 
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