黒龍江省綏化市の教師・王芳さんが迫害死
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 【明慧日本2021年1月8日】(黒龍江省=明慧記者)黒龍江省綏化(すいか)市の法輪功学習者・王芳さんは、刑務所で2年間の迫害を乗り越えたが、心身共に極力に痛めつけられ、2カ月後の2020年12月31日、無念な思いを晴らせないまま、54歳の若さで死亡した。

 法輪功を学んだ後の王さんは、陽気で楽観的になり、何事につけてまず他人のことを優先に考え、個人的な損得を気にしなくなった。法輪功の教えを実践することによって培った誠実さ、優しさ、忍耐力、無私の精神は、生徒や保護者に影響を与え、皆が王さんのことを称賛した。王さんは謝礼などを一切受け取らない感動的な話は、今でも生徒や保護者の間で話題になっている。

 王さんは2007年と2013年に連行されたことがある。2018年10月3日、王さんは連休を利用して、学習者・楊伝厚さん、白霞さん、王福華さん、趙婷婷さんと一緒に蘭西県北安鎮に行き「共産主義の終極の目的」などの資料を配布していたところ、北安鎮派出所と蘭西国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らにより連行された。転々と蘭西県留置場と安達市留置場で迫害を受けた後、王さんは懲役2年の実刑判決を宣告され、黒龍江省女子刑務所に拘禁された。

 蘭西県留置場では、王さんは報告を拒否したため、両手を背中に回されて手錠をかけられ、壁に向かって立たされていた。さらに、警官は聞いていられないほどの汚い言葉で罵り、王さんの顔を激しくつまんだ。隊長・張涛は「お前は報告せずに簡単に済むと思っているのか? 唐辛子の汁をスプレーで吹きかけて来い」と周りの警官に命令した。王さんが、あなた達を訴えると言った時、そばにいた警官が王さんを数回殴り「起訴など恐れていない」と言って、脅した。

 安達留置場では、王さんは1カ月以上、重い足かせをつけられたため、歩くことが難しく、小刻みにしか動けず、太ももやかかと、背中、腰に痛みが走り、お腹が落ちてくるような感覚がした。夜寝ていると足首の骨が痛くて仰向けになることしかできず、夜中に痛みで目が覚めることが多かったという。トイレに行くときには、足首のチェンを持ち上げて首にぶら下げなければならず、シャワーを浴びる時には、もっと大変だったという。

'中共酷刑示意图:上大镣'

拷問のイメージ図:足かせをつけられる

 黒龍江女子刑務所では、王さんは小さな腰掛に座らされて、しゃがむ体勢を強制され、平手打ちをされて屈辱され、顔や足をつねられたり、蹴られたり、法輪功を中傷する映像を見せられるなどの迫害を受けた。その結果、血圧が190 mmHgに達し、頭痛、手足の動きが正確にできず、歩く時に王さんは不安定で浮いているように感じ、重度の物忘れや、意識を失うなどで、何度も死との戦いに苦しんだ。

'中共酷刑示意图:长时间罚坐'

拷問のイメージ図:小さな腰掛に座らされる

 2020年10月2日、王さんは帰宅したが、すでに公職を解雇され、生計の道を失った。12月30日、王さんは自宅で倒れて病院に搬送されたが、医師からは脳幹出血だと言われ、危篤通知が出された。12月31日に王さんは亡くなった。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/5/418121.html)
 
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