米VA州ラウドン郡議会 中共の臓器強奪非難決議案が可決
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 【明慧日本2021年3月14日】3月3日の午後、米国バージニア州ラウドン郡議会は法輪功を声援する決議案を可決し、中国共産党(以下、中共)が法輪功学習者(以下、学習者)から臓器強奪の犯罪の意識を高めるために尽力することを承諾した。 決議は、学習者は臓器強奪を含む最も深刻な精神的、肉体的拷問を受け、中共で最長の懲役刑で迫害を受けていることを述べた。

 2021年になって、中共による臓器強奪に関する決議案を可決したのは、バージニア州では4番目となる。

'图1:弗吉尼亚州劳登县委员会主席菲利斯·J·兰德尔(Phyllis J. Randall)(右一),县委员会副主席可兰·T·塞恩斯(Koran T.Saines)(左二)和法轮功学员代表合影'

ラウドン郡議会議長フィリス・J・ランドール氏(右)、副議長コーラン・T・サイネス氏(左二人目)

 バージニア州ラウドン郡の人口は41万人以上である。 米国勢調査局が発表したデータによると、ラウドン郡は10年以上前から全米で最も裕福な郡の一つになっており、学区の質の高さから近年は多くの中国人移民が移住している。

 ラウドン郡議会議長「真相を伝えてくれた学習者に感謝します」

 ラウドン郡議会のフィリス・J・ランドール(Phyllis J. Randall)議長は、「この件(中共による人体臓器強奪)が起きていることは、今まで知りませんでした。 学習者がラウドン郡議会に真相を話してくれたことに感謝します」と語った。

 ランドール議長は、「臓器強奪は学習者の身に起きるべきではなく、如何なる人にも起きるべきではなく、これらの謀殺はテロリスト的な行為です」と述べた。 同議長は学習者の善の心を感じていると言い、「米国においては彼らは安全だが、しかし、彼らは他の人の安全を心配し、この恐ろしい行為を止めたいと思っています」とも述べた。

 「全米の多くの州や郡が参加して中共による臓器強奪に反対することを望む」

 3月3日に可決された決議案の発起人であるランドール議長は、この決議案をバージニア州知事や関係する国会議員にも送ると述べた。

 同議長はまた、アメリカ連邦政府が中共に意思表示を希望するという。「アメリカ人はこの事を認めていない。我々は、この行為を止めるために貿易、経済、その他の制裁を利用することができる」と述べた。

 ラウドン郡議会副議長「全方面から中共の臓器強奪を止める」

 ラウドン郡議会のコーラン・T・サイネス副議長は、「この情報を共有してくれた学習者に感謝します。そうでなければ、このことを全く知らなかったのです」と述べた。

 ラウドン郡議会のサイネス副議長は、中共が臓器強奪に関与したことについて、「米国は国連と協力して、事実と証拠に基づいて中共と話し合うことです。そして 国連は残虐行為の加害者に制裁を加えて、我々は中共が行なっている臓器強奪をあるゆる方法で阻止することを確保することです」と述べた。

 学習者「決議案の可決は希望をもたらす」

 バージニア州の学習者である唐さんは、決議案が発表された式典で発言し、「中共による臓器強奪は、アメリカのメディアではあまりに報道されておらず、中共は全力を挙げてこの真実を隠蔽しています」と語った。

 彼女は、この決議案の意義は深いと言い、「この決議は郡の住民や医療専門家が臓器移植の選択肢を検討する際に 、明智なる決定を下すのに役立つことになります」と述べた。

 以下は、バージニア州ラウドン郡の決議案の全文を翻訳したものである

 バージニア州ラウドン郡の決議案

'图2:Gong Resolution March, 2021:弗吉尼亚州劳登县决议案'

2021年3月3日、可決したラウドン郡決議案

 法輪功は、「真・善・忍」の原則に基づいた心性と命を修める功法であり、20世紀の1990年代に中国で広く歓迎される。

 中共は1999年から法輪功迫害を始めており、学習者は、労働収容所や、拘留センターと刑務所に拘禁され、日常的に拷問や虐待を受けている。

 報道によると、学習者は、最も長い実刑判決を受け、最も厳しい虐待や精神的な拷問を受けており、生体から臓器強奪されているという不道徳的な行為を受けている。

 個人の意志による道徳的な臓器の寄付を前提とするが、国際的な医療機関は、自由を奪われた受刑者は自分の自由意志による承認を得ることができないため、受刑者の臓器を摘出することは医療倫理に反していると指摘している。

 ラウドン郡のダレス国際空港は、中国との間で国際線を運航しているため、この地域でこのような不道徳的な行為が 行われる現実的な機会を提供している。

 宗教的・政治的囚人の臓器を売る目的での殺人は、生命に対する基本的権利の極めて重大で耐え難い侵害である。

 よって、以下の決議に署名したラウドン郡議会のフィリス・J・ランドール議長(および以下の署名者)は法輪功団体を声援し、中国(中共)政府が批准した臓器強奪の犯罪に対する認識を高めるために活動することに尽力する。

 ラウドン郡議会議長:フィリス・J・ランドール(Phyllis J. Randall)署名
 副議長:コーラン・T・サイネス(Koran T. Saines)署名
 アルゴンキアン区選出議員:ジュリ・E・ブリスマン(Juli E. Briskman)署名
 ブロードラン地区選出議員:シルビア・R・グラス(Sylvia R. Glass)署名
 リースバーグ地区選出議員:クリステン・C・ウムスタットド(Kristen C. Umstattd)署名
 アッシュバーン地区選出議員:マイケル・R・ターナー(Michael R. Turner)署名

                                 ラウドン郡議会
                                 2021年3月3日
 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/7/421802.html)
 
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