【明慧日本2021年3月17日】(貴州省=明慧記者)貴州大学の元教員である法輪功学習者・趙躍さん(63歳女性)は2020年9月19日、貴陽の学習者・曲靖さん、劉霞さん、姜和さんと一緒に南明区裁判所で不当な裁判にかけられた。裁判から半年が経ったが、いまだに状況は不明である。
2020年3月12日の夜、趙さんは自宅に来た警官らにより連行され、家宅捜索を受けた。1カ月後、警官は趙さんを解放して自宅に待機させ、「家から出るな」と命令した。そして、5月10日、再び趙さんを自宅から連行し、貴陽市三江留置場に拘禁した。
一、法輪功を学び良い人を目指す
1995年に法輪功を学んでから、趙さんは「真・善・忍」の基準に従って良い人を目指し、自分の道徳水準を高めることに努力し、まもなく全ての持病が治った。二十数年来、趙さんは薬にお金をかけたことはなく、元気で家事全般をし、性格も良くなり、家庭内のトラブルも解消された。
二、かつて何度も迫害を受けた
1999年7.20、中国共産党による法輪功への迫害が始まった。それ以来、趙さんは公安局の警官に6回も連行されたことがあり、少なくとも2回家宅捜索を受け、2回(計118日間)洗脳班に収容された。また、2回(計5年間)労働教養を強いられ、留置場に1回拘禁されたこともある。居住監視(自宅監禁の一種)の期間中、趙さんの自宅に来る「訪問者」が途絶えたことはなく、個人情報の登録を求めるなど、嫌がらせが続いた。趙さんの郵便物や、携帯電話、固定電話、テンセントQQなどがすべて監視され、周りの人と通常のコミュニケーションができず、家族も巻き込まれた。
三、再び連行され、濡れ衣を着せられる
2020年3月12日の夕方、貴陽市の「北京路派出所」の警官らが、趙さんの家に行き、絶え間なくドアをノックしたが、趙さんはドアを開けなかった。長時間対峙した後、警官は趙さんに「北京路派出所にちょっと行くだけでいい」と嘘を言った。
趙さんがドアを開けると、警官らは一斉に侵入して、家宅捜索を始めた。家の中は隅々まで荒され、全ての法輪功書籍、パソコンなどの私物が押収された。 趙さんは北京路派出所に連行された後、貴陽市三江留置場に拘禁された。
1カ月後、趙さんはいったん解放されたが、「家から出るな」と脅かされた。
5月10日、警官らは不当な逮捕状を持って、「国家の法律の実施を妨害した疑い」で趙さんを連行した。警官によると、3月7日に黔霊山公園前の野菜市場で、法輪功の資料を配布した者がいるとして、省党委員会はこれを重く受け止め、徹底的に調査するようにと指示した。2020年3月初旬から、黔霊山公園に行った多くの法輪功学習者は、公安局に尾行、撮影、連行、家宅捜索、拘禁されたという。
2020年9月19日、趙さんは貴陽の曲靖さん、劉霞さん、姜和さんと一緒に南明区裁判所で不当な裁判にかけられた。