人生は一体何のためにあるのか?
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文/中国の法輪功学習者  

 【明慧日本2021年3月20日】最近、何人かの親戚が相次いで亡くなりました。人生の無常さを前にして悲しみに暮れる中、親友たちは思わず「人間は一体何のために生きているのか? 数十年間忙しく働き、結局は世を去らなければならない。世間で得た名声や金銭、愛と憎しみのどれも持って去ることができるのか?」と嘆いた。

 葬儀の現場に行ったことのある人なら、誰もがこのような感銘を受けるだろう。この時、人々は多かれ少なかれ「人は死んだら本当に何も残らないのか? 来世はあるのかないのか?」という人生の究極の問題を考えるだろう。

 生命の謎に迫る新たな発見が相次ぐ

 考えてみれば、もし人間に魂が存在せず、生命に輪廻転生がなければ、人間にとってそれはあまりにも残酷で恐ろしいことである。幸いなことに、現在、科学技術界が量子力学(りょうしりきがく)などのハイテクを駆使して、臨死体験、催眠、魂、輪廻などの現象に対して行った研究によると、人間には肉体とは別に魂もあり、死後、確かに輪廻の現象が存在していることが明らかになった。私たちが生存している物質的な空間のほかに、別の時空も存在している。生命の謎に迫る新たな発見が相次いでいる。

 今、ますます多くの人が、古くから歴史を貫いてきた「信仰」ということに注目している。

 時空を超え、古今東西を通して、ごく最近の数十年の間に共産党の支配下に置かれた中国、キューバ、北朝鮮などの少数の地区を除いて、数千年来、人類の大多数は神佛の存在と輪廻転生を信じてきた。

 東洋では、中国の子孫たちは何千年もの間、善悪には報いがあるという天理を信じてきた。

 西洋では、モーゼの十戒や上帝、イエス・キリスト、聖母マリアなどの聖人の教えに従って善人になれば、地上にいる間は祝福され、死後は良い落ち着き先を迎えることができると信じられてきた。

 それに加えて、修煉という人類文明の中で長い歴史を持つ神秘的な領域があり、哲学や健康維持をはるかに超える内包を持っている。

 世俗から離れることなく修煉できる

 人類のモラルの低下に伴い、人々は以前のように神佛を崇拝しなくなっただけでなく、無神論を助長したり、修煉者を忌避することさえするようになった。聖地であるはずのお寺や道教の寺院でさえ、真に修行を行っている人はほとんどいない。

 実際、1992年に中国の長春市から、世間から離れなくても真に修煉できる佛教の高徳大法である法輪大法が伝え出された。法輪大法の修煉においては『轉法輪』を繰り返し読み「真・善・忍」の基準に沿って心性を高め、煉功も行えば、短期間で予想もつかない高い次元に達することができる。

 根本から宇宙、生命、人体の奥深さを説明し「私は誰なのか? どこから来たのか? どこへ行くのか?」の三つの人類の究極の問いに答えた法輪大法は、創世主が末劫の最後に残して下さった天国への梯子である。

 なぜ迫害に遭うようになったのか?

 しかし1999年7.20以降、中国共産党(以下、中共)は法輪大法およびその修煉者を狂ったように迫害・弾圧しながら「天安門焼身自殺」などのフェイクニュースや殺傷事件、自殺事件などで一般大衆を騙して洗脳を行い、真実を知らない人々に法輪大法を憎むよう、背を向けるように煽ってきた。

 なぜ共産党は余力を惜しまずして法輪大法を迫害するだろうか? なぜ法輪大法の修煉者たちは21年間も弾圧を恐れず、大法が迫害に遭っている実態を人々に伝えようとしてきただろうか? 多くの人はこれが政治問題であり、法輪功が政治に関与したがために共産党による迫害を招いたと考えており、法輪功学習者が真実を伝え、人々に三退を勧めることも政治に参与させることだと考えられてきた。実際、このすべては誤解であり、中共の嘘偽りに洗脳されたことによる誤認である。

 法輪大法は真の修煉者に「真・善・忍」に基づき道徳水準を向上させ、思想境地を昇華させるよう要求している。つまり、法輪大法を真に修めている弟子は、俗世間を超えた修煉の証果を求めているのであって、世間での名声や利益、政権に興味を持つはずがない。

 では、なぜ共産党は法輪大法を迫害しようとするのだろうか? 共産党の本質を明らかにした3冊の書籍『共産党についての九つの論評』、『共産主義の最終目的』、および『悪魔が世界を統治している』は、現在世界中で広く知られている。読んだことがある人なら、共産党が「邪、騙(かたり:だます)、煽、闘、奪(だつ)、痞(ごろつき)、間(スパイ工作)、滅、控(コントロール)」という九つの遺伝子を持っていることを知っている。読者の皆さん、考えてみてください。共産主義者や社会主義者はまさにこのようではないのか?

 目下、人類の道徳水準は神が人間に定めた規範から遠ざかっており、特に近代では共産主義邪霊が東では暴力を統治の手段とし、西では平和的な浸透を展開し、一歩一歩と世界を支配するようになり、善良な人々の生存空間を狭めてきた。直近の米大選挙選の劇的な展開を通して、多くの人は、人類に大きな劫難が起こるだろうと認識している。

 結び:誰もが選択することができる

 魔が一尺の高さであれば、道の高さは一丈になる。神佛が共産邪霊を徹底的に一掃するのは間違いのないことだろう。「天が中共を滅ぼす」のも決して戯言ではない。人間社会では、共産邪霊の支配に喜んで屈するすべての共産党員、団員、およびあらゆる親中派は、疫病によって排除されることになる。なぜならば、それはその人自身が善悪を前にして行った選択だからだ。

 今、法輪大法は人類にとって本当に大いなる福音である。なぜかと言うと、人間が「真・善・忍は素晴らしい」を信じれば、明るい未来を迎えることになるからだ。

 長年に亘り、法輪功学習者たちが身の危険を顧みず、善の念を持って世人に法輪大法の素晴らしさを伝え、人々に三退を勧めてきたのは、より多くの人が明るい未来を手に入れられるようにするためである。

 「名利はみな、あっと言う間に消えて儚いものであり、来るときも去るときも両手は空である」。人生は一体何のためのものであろうか? 望むべくは、生命を無駄にせず、永遠の未来を確保することである。

 
(中国語:http://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/16/418624.html)
 
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