米国議会両院議員「強制的臓器摘出阻止法案」を再提出
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 【明慧日本2021年3月21日】2012年3月9日、共和党のクリス・スミス下院議員の事務所は、メディアに対し、スミス下院議員、民主党のトーマス・スオッジ下院議員、共和党のビッキー・ハーツラー下院議員、共和党のトム・コットン上院議員、民主党のクリス・クーンズ上院議員は、中国共産党(以下、中共)が少数民族やその他の弱者の臓器を強制的に摘出しているという不道徳で犯罪的な行為に打撃を与えるために、「強制的臓器摘出阻止法案」を共同で提案した。

 「強制的臓器摘出阻止法案」の下院発起人であるスミス議員は、「臓器の摘出は、残酷で野蛮で非人道的な行為であり、この世に存在してはならないものです」、「 国際的な人身売買組織やテロ組織、一部の政府、特に中共政権が罪のない人々を殺害して、その臓器を売買して巨額の利益を得ていることを阻止するために、私たちは必ず行動を取らなければなりません」と述べた。

 この法案の上院発起人のコットン議員は、「中共が迫害している宗教団体や良心の囚人、受刑者から臓器を摘出している多くの証拠が明らかになっています」、「この法案は、強制的に臓器摘出に関与した中共党員を特定し、処罰するものです。 今こそ、中共にこれらの邪悪な行為の責任を取らせる時が来ています」

 「中共のメンバーは、臓器狩りの責任を負わなければなりません。 彼らは長期にわたり、政治犯、少数民族、宗教信仰団体を虐待しています」、「 この恐ろしい行為を大々的に呼びかけることは、その共犯者となります。 臓器を強制的に摘出することは、私たちの世界では許されません」とスオッジ議員が述べた。

 「強制的な臓器摘出は、人道に反し不道徳で残酷な行為であり、米国はこの卑劣な行為と戦うために全力を尽くさなければならなりません」、「私は民主党の上院人権コーカスの共同議長として、臓器の摘出や国際的な臓器売買に関わる人々に責任を負わせ、この両党の法案を支持できることを誇りに思います」と民主党のクーンズ上院議員は述べた。

 スミス議員は続けて、「この重大な人権侵害を止めるためには、世界的な対応が緊急に必要です」、「私たちの立法は、米国国務省に、世界中の強制的な臓器摘出者や臓器売買者を特定して摘発する権限を与え、効果的な制裁措置や渡航制限によって加害者を罰することを目的としています。 このような人を驚愕させる活動(行為)を暴き、加害者(彼らは政治犯や少数民族などの弱者から日常的に臓器を摘出している)の名前を暴露することで、この深刻な人権侵害を制止するための手助けになります」と述べた。

 第116回米国議会に初めて提出された内容は以下の通りである。

• 違法な臓器売買をした人の入国ビザの拒否または取り消しを米国政府に授権する。
• 国務省に、外国の強制臓器摘出に関する年次報告書を提出するよう求める。この国務省の報告書は、強制臓器摘出に責任を負う外国の政府関係者および機構を特定するものとする。
• 強制的な臓器摘出に関与した外国の機構に臓器移植手術を指導した米国の機構に関する年次報告を、提出することを求める。
•強制的な臓器摘出に加担した機構への臓器移植機器の輸出を禁止すること。
• 強制的な臓器摘出に参加し、あるいは支援した外国の政府関係者や機構に制裁を実施すること。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/3/10/421941.html)
 
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