5年間資料を配り続けて、やっと修煉を始めた
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2021年4月21日】 2019年10月中旬、学法チームでAさんという新しい学習者に出会いました。Aさんが修煉を始める前に5年間も大法の真相資料を配り続けて、とうとう正真正銘の大法弟子になった逸話を聞かせてもらいました。Aさんの経歴は本当に感動的なものだったので、ぜひ文章にして明慧ネットに投稿しようと進言しました。Aさんは文章を書けないため、私は本人の言葉に基づいて成文しました。

 1、真相が分かって、『九評』を配る

 法輪功学習者である伊さんはAさんと昔の同僚でした。伊さんが学習者であることをAさんは知りませんが、法輪功は良いものでテレビでの誹謗中傷はみな嘘であることを知っています。2008年のある日、Aさんは伊さんのお店に立ち寄って、そこで伊さんの同修Bさんと知り合いました。BさんはAさんに親切に話しかけて、家の住所まで聞きました。

 その日の午後8時過ぎ、BさんはAさんの家に行って、袋一つを渡して、何も言わずに帰りました。Aさんが開けてみると、中身は『中国共産党についての九つの論評』(下記『九評』と略す)という本で、20、30冊あります。「私に読ませるなら1冊で充分ですが、どうしてこんなに沢山? 」と思いました。以前、伊さんの店に行った時に店番を頼まれて、伊さん自身は似たような小冊子の束を持って出かけたことを思い出しました。「ああ、Bさんはきっと私にこれらの本を配ってほしいとのことでしょう」と分かりました。これはきっと良いことだと思い、Aさんはこれ以上多く考えずに、その袋を持って出かけました。家近くの団地に行って、1時間もしないうちに全部配りました。

 翌日の夜、Bさんはまた二袋の『九評』を持ってきて、Aさんは何も言わずに受け取って家を出発しました。団地に着いてから、ドアをノックして対面で渡したものもあれば、郵便受けに入れたものもあります。階段で大きな荷物を持っていた2人の男性とすれ違った時、男性らは壁際に寄せてAさんに道を譲りました。これを見てAさんはいっそう何も怖がらずに、もっとやる気が湧きました。その日以降、自転車の前篭やスーパーと銭湯の物入れにも入れていました。

 ある日、Aさんは階段を降りていた時足を捻挫して、なんと右足は後ろ向きにねじれてしまいました。Aさんは力を入れて右足を元の位置に戻して、頑張って残りの『九評』を全部配りました。次の日、右足全体が真っ黒になりましたが、Aさんは気にもせず、病院にも行きませんでした。「その時、病院に行く考えすら頭にはありませんでした。いつも通りに暮らして『九評』を配ることも続けていました」。その時Aさんはまだ修練に入っておらず、これは師父が助けて下さったとも分かっていません。常人ならきっと骨折したり骨が損傷したりするので、怪我をしていないことは不思議なことだなとAさんは思いました。『九評』を配るたびに気分が良くなり、体もとても軽やかになります。「半生を生きてきて、こんなに楽しいことはありませんでした」

 2、異動先でも真相資料を配った

 その後、仕事の都合でAさんはほかの省に行きました。Aさんの仕事は不動産会社の倉庫管理係です。

 BさんはAさんに真相資料をその省に持って行って配ることを提案しました。そこで、Aさんは地方で働いていた数年間、故郷に戻るたびに100冊以上の小冊子を持っていきました。汽車に乗る前のセキュリティチェックも毎回スムーズに通りました。ある日、多くの小冊子を持っていましたが、セキュリティチェックの時になんと3人の警官はAさんのご主人の荷物だけをチェックし、ボディーチェックまでしましたが、Aさんに対して何の検査もしませんでした。

 Aさんの夫は、Aさんの荷物に何が入っているかを知らず、自分がはAさんの前を歩いていたせいで検査をされたと思ったようです。その次のセキュリティチェックの時、Aさんは夫を自分の後ろに歩かせたのですが、結局、すべてのカバンやスーツケースを開けられてボディーチェックまでされたのは、やはりご主人でした。

 「常人が今日『法輪大法が良い』と言ったら、師父も彼を守るようになります。彼がこのことを言ったので、邪悪の中で私は彼を守らずにいられないのです」[1]。大法弟子を助けてこれほど長い期間に真相資料を配ったAさんを、師父は守らずにいられません。また、Aさんに早く修煉に入ってもらうため、師父は何回も不思議なことをAさんに経験させました。もちろんAさんはまだそれを分かっていません。

 Aさんは純粋で善良な人で、Bさんは初対面の時から何の疑いもなくAさんを同修だと思い込んでいたので、数年間もAさんに真相資料を配らせました。BさんがAさんに資料を渡すことを中断してからも、Aさんはほかの大法弟子のところから資料をもらいに行って、配り続けました。大法弟子はみな善良な人で、彼らのやっていることもきっと良いことだとAさんは信じています。このようにAさんは純粋な心で大法の真相を受け入れて、またより多くの人にその真相を伝えています。

 3、正真正銘の大法弟子になってから、更なる精進を

 2013年の初め、Aさんはまた故郷に異動してきたので、伊さんはAさんを学法チームに連れて行きました。その時から、Aさんは初めて『轉法輪』を勉強して、法輪大法とは何か、大法弟子とは何かが分かるようになり、大法弟子は毎日法を学ばなければならないこと、真・善・忍という基準に照らして自分に要求すること、心を修めて煉功して「三つのこと」をやり遂げることなど、初めて知りました。このようにして、Aさんは自然的に大法弟子の一員となりました。というか、修煉の縁が熟したからでしょう。それからAさんは午前中に学法チームに参加して、午後は皆と一緒に真相資料を配ったり、「三退」を勧めたりしています。

 Aさんは自分の体験を丁寧に話してくれ、言葉から彼女の心の清らかさを感じました。Aさんの外見は若くてきれいで、実際の年齢よりずっと若く見えます。古い学習者の影響の下でAさんは毎日も精進しています。

 2020年の年末、ある資料拠点の同修が公安局に逮捕されて、彼らが製作した、まだ配っていない1000冊以上の卓上カレンダーが我々の地域に送られてきました。年末までとても近いので、卓上カレンダーを配るのは少々遅くて、少々難しいです。しかし、カレンダーというものは年を越してから配るとなおさら可笑しいです。1000冊以上の卓上カレンダーを無駄にしてはいけません。Aさんはカレンダー全冊、計5箱を家に運んで、毎日午後、ほかの同修と50冊ずつ持参し、真相を伝えながら配っていました。2週間も経たないうちに2人はカレンダーを全部配って、また約200人に「三退」をしてもらいました。

 修煉をしてからAさんは真相の分からない市民に通報され、不当に逮捕され、拘禁をされたこともありましたが、大法の指導と同修の激励のおかげで乗り越えてきました。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地講法三』「大ニューヨーク地区法会での講法」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/1/28/419174.html)
 
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