中共は法輪功迫害をいまだに続けている
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 【明慧日本2021年4月30日】(明慧記者・王英)米国国際宗教自由委員会(USCIRF)は、2021年4月21日、2020年度の年次報告書を発表した。 報告書では、2020年の中国の宗教自由は悪化し続けている。 中国共産党(以下、中共)は法輪功迫害を依然として続けており、法輪功学習者(以下、学習者)から強制的に臓器を摘出する可能性が高いと指摘した。

 報告書によると、2020年には、数千人の学習者が自分の信念を堅持しているという理由で嫌がらせを受けたり、逮捕されたりしたと報告されている。さらに、拘束中に虐待や拷問を受けて死亡した人もいる可能性がある。 信頼できる国際的な報告によると、中共当局は今でも学習者からの臓器摘出を続けている可能性があると指摘した。

 国際宗教自由委員会(IRFA)は、中国が「組織的かつ持続的な信教自由を侵害する国であるとして、米国政府が(IRFA)法の下で「特別懸念国」として再指定するよう米国政府に提案した。

 (IRFA)は、既存の米国法を最大限に執行し、宗教の自由に対する深刻な侵害を行った、中共政府機関と官僚に対する金融およびビザ制裁の継続的な実施を提案した。

 (USCIRF)は、中共が宗教の自由を抑圧し続けるのであれば、北京が2022年の冬季オリンピックを開催することに懸念を公に表明し、米国政府関係者が大会に出席しないことを明確にすることを提案した。

 (IRFA)はさらに、孔子学院を含めて、中共が米国で影響力を行使する活動に対抗するための努力を引き続き強化するよう提案した。 中共の国内での宗教自由に対する違反行為を公表すること。 米国議会は、中国における宗教の自由を促進するための法案を支持すべきである。

 報告書は、中共が長期にわたり宗教の自由を抑圧してきたが、近年、中共は宗教的信条に対する敵意を強めている。 中共は、宗教団体に対して中共の統治とその全体的な目標を支持することを要求する政策を実施しており、中共のイデオロギーに適合させるために教義の変更を要求することもしている。 登録された宗教団体と未登録の宗教団体のメンバーは、中共の嫌がらせ、拘束、逮捕、投獄などに直面していると指摘した。

 (IRFA)のメンバーであるゲイリー・L・バウアー氏は、共産主義の中国は、国民が神を崇拝する権利を含む基本的人権を拒否していると述べた。

 2020年、当時のポンペオ国務長官をはじめとする米政権の高官は、中国の宗教の自由の状況が悪化していることを非難し続けた。 米国国務省は、昨年12月2日に引き続き、中国を「特別懸念国」として再指定した。

 また、国務省は他に宗教の自由を侵害した者などの人権侵害者にビザの制裁を行っている。 制裁内容は、中国の学習者を迫害している黄元帥、その親族の責任の追及が含まれる。

 バウアー氏は、同胞に今すぐ行動を起こすよう呼びかけた。「私は、米国企業の最高経営責任者に対し、米国の利益や価値を犠牲にして中国からの利益拡大を期待しないよう求めます。 アメリカの大学学長の皆さん、アメリカの学術の自由を脅かすような中共の資金を受け入れないでください。 アメリカの消費者は、中共の強制収容所で奴隷労働や工場で苦しんだ労働者が作った製品を買わないでください。 そうしなければ、中共の迫害に資金を提供し、我が国の敵を強くさせることになります」

 バウアー氏は、アメリカはナチスドイツとソビエト連邦がもたらした人類への巨大な脅威を打ち破った。 今日、中共は私たちには同じ勇気がないと考えている。 彼らの考え方が間違っていることは証明されるでしょうが、しかしその前提は、私たち一人一人がアメリカの価値観を守り切ることであると語った。

 一方、(IRFA)のメンバーであるジョニー・ムーア氏は、中共はテクノロジーを使って文化大革命を復活させようとし、これは当時の毛沢東が夢見てできなかったことである。これは中共がテクノロジーを使って大量虐殺を行っているという。 同氏は「共産主義の中国は、戦略的な競争相手ではない。 共産主義の中国は敵であり、その行動は世界に危害をもたらしています」と語った。

 ムーア氏は、米国とその同盟国が目を覚まし、中共が人権や宗教の自由を軽視しているだけではなく、命も軽視していることを明確に認識することだ。 私たちは、自分たちの利益のために中共の行動を無視し続けることはできない。 中共の悪意ある行動を無視している国は、いずれ中共に従属することになるだろう。 国際機構や民主主義国家は、中共に対抗して共に立ち上がるべきであると語った。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/4/22/423664.html)
 
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