「4.25」陳情を記念 台北の学習者は中共による迫害制止を呼びかける
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 【明慧日本2021年4月30日】(台湾=明慧記者・沈容、方慧)台湾法輪大法学会は4月25日、台北市役所前の市民広場で記者会見を行った。中国の法輪功学習者(以下、学習者)が行った「4.25」平和陳情22周年を記念して、各界および国連などの国際組織に対し、引き続き中国共産党(以下、中共)による人権迫害に注目し、学習者に加えた各種の残酷な迫害を制止するように呼びかけた。林頴孟議員と許智傑議員事務所の桂焌傑顧問が今回の記者会見に出席した。

'图1:二零二一年四月二十五日,多位贵宾到场声援法轮功学员。'

記者会見に出席し学習者を応援する来賓たち

'图2:台湾法轮大法学会理事长张锦华教授表示,她是听闻法轮功学员四·二五和平大上访事件而走入法轮大法修炼。'

台湾法輪大法学会会長・張錦華教授

 台湾法輪大法学会の会長・張錦華教授によると、1999年4月25日、約1万人の学習者が北京陳情部門に行き陳情を行った。その過程は平和的かつ合理的で、自律的であった。当時の朱鎔基総理に接見し、事件を解決した後、学習者たちは静かに帰り、地面に落ちているゴミやタバコの吸殻をすべて拾い、警官や通行人を感動させ、賞賛を得た。

 当時、多くの人が「これこそが中国の希望だ」と感銘した。事件の後、多くの国民がさらに法輪功を理解し、勉強し始めた。張教授は、「私もこの事件を聞いて法輪功を知り、修煉を始めました」と語った。

 しかし、3カ月後、中共総書記の江沢民は嫉妬心から、「4.25」陳情事件を「中南海を包囲した」とでっちあげ、同年7月20日から、国家機関を利用し法輪功を誹謗中傷し、残忍な弾圧を発動した。甚だしきに至っては拷問によって学習者を致死させ、生きたまま臓器を摘出するなどの邪悪な行為にまでエスカレートさせた。迫害は未だ停止しておらず、22年間続いている。

 台湾政府から一般人まで学習者を称賛

'图3:“四二五和平上访”二十二周年,台湾立法院副院长蔡其昌声援法轮功。'

立法院副院長の蔡其昌氏

 立法院副院長の蔡其昌氏は、「彼らは不屈の精神で、今日までずっと(自分たちの信念を)守り続けています。これは世界中の人類に正のエネルギーをもたらしたと信じています」と述べた。

 蔡氏は、今後の国際社会は中共に対してさらに圧力をかけるだろうと考えている。

'图4:高雄市长陈其迈表示,四二五和平上访事件是一个重要里程碑。'

インタビューを受ける高雄市の陳其邁市長

 高雄市の陳其邁市長は、「『4.25』陳情事件は重要な節目であり、当時、陳情は平和的に終わりましたが、その直後に中共は長期的な迫害を開始し、反対意見や宗教者への弾圧を始めました。中共との約束は、実際には偽りのものであり、法輪功事件の後も、このような人権迫害は多く続いています」と述べた。

'图5:嘉义市议员蔡文旭敬佩法轮功学员坚忍不拔的精神。'

嘉義市議会議員の蔡文旭氏

 嘉義市議会議員の蔡文旭氏は、「法輪功学習者の内心は、まさに真・善・忍の境地に至っています。それは実際の生活の中での行動にも現れており、これこそが最も感動的な所です。特に中国のような独裁の環境の中では、自分たちの基本的人権の価値観を守るために立ち上がることができたのは、並大抵のことではないと思います」と述べた。

 中共の邪悪な本質を認識した人がますます増えてきた

'图6:台北市议员林颖孟表示,四二五确实是一个非常重要的日子,这天是中国法轮功学员向中共政府表达人民基本宗教自由的人权价值。'

台北市の林頴孟議員

 台北市の林頴孟議員は、「4月25日は、中国の学習者が中共政府に、国民の信仰の自由と基本的な人権を表明した日であり、実に重要な日です。いかなる国の国民でも信仰の自由を持つべきです」、「過去の歴史から分かるように、ウイグル人、チベット人、そして今回の香港人への迫害、同じような迫害が何度も起きています。つまり、中共はいつも国民との約束を破り、代わりにこれらの人々を残酷に迫害するのです」と述べた。

'图7:立法委员林俊宪观察,越来越多国家觉醒、认清中共,并祭出实际制裁。'

立法委員・林俊憲氏

 立法委員の林俊憲氏は、「過去20年間、世界は中共に誤った期待と幻想を懐いていたため、特に経済的な必要性から中共による人権迫害に対し、誰もが見て見ぬふりをしていました。正当な理由を作って中共に協力しましたが、最近になって世界が目覚めたのです」と語った。

 今生、この道を歩み続ける

 公務員の王静怡さんは、生後数カ月の赤ちゃんを連れて市庁舎前の広場に来て、活動に参加した。「私が法輪功を知ったのは、迫害が最もひどかった時期です。ドイツを旅行した時、ある学習者から法輪功の資料を渡されました。中国の功法が海外に広まり、しかも多くの高学歴の知識人が実践していることに驚きました。台湾でも何十万人もの人が学んでいることを知りました。そして、大学3年の頃に私も学び始め、それから20年が経ちました。長年来、師父に教えられた『真・善・忍』の基準に従って自分に要求し、心が穏やかになっただけでなく、身体も健康で、多くの人から『大学を卒業した頃の若さを保っている』 と言われています」と王さんは話した。

'图8:王净怡携儿子一起参加纪念中国法轮功学员四・二五和平上访二十二周年记者会活动。'

王静怡さん

'图9~12:二零二一年四月二十五日在台北市政府前广场举行纪念中国法轮功学员四・二五和平上访二十二周年记者会,记者会后法轮功演炼五套功法的大炼功活动。'

記者会見の後、法輪功の五式の動作を行う学習者たち

 学習者たちは今後も「4.25」の精神を守り続け、平和的かつ合理的に、信仰の自由のために勇気を持って努力し、中共の邪悪な本質を暴き、この迫害が終わるまで法輪功迫害停止を呼びかけていくという。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/4/26/423850.html)
 
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