文/ベトナムの大法弟子
【明慧日本2021年5月31日】2014年のある日、同級生から電話があり「話を聴いてもらいたいことがある」と言われ、私は喫茶店で彼女と会いました。彼女は私に法輪大法を紹介しました。そして大法の修煉者が中国共産党(以下、中共)に迫害されている資料をくれました。中には優曇華の花の物語もありました。
同級生は私に、「修煉に興味があって、インターネットで修煉の方法を見つけようとした時、法輪大法が中共によって迫害されていることを知りました。中共がなぜ法輪功を迫害するのか、私にはそれが理解できませんでした。答えを探すために、私は9カ月かけてより多くの情報を調べました」と言いました。彼女はまだ法輪大法の修煉を始めていませんでしたが、同時に私や周りの友人に法輪功を紹介していました。
その後、彼女は私に1冊の『轉法輪』をくれました。私は数週間かけてこの本を読み終えました。初めて『轉法輪』から人生の意義を見つけました。私は子供の頃から宇宙に興味を持ち、宇宙空間はとても神秘で、素晴らしいと思っていました。そのため、初めて読んだ時から、その中の宇宙の内容に惹かれていきました。
『轉法輪』を読んだ後のある日、夜街を歩いていた時、突然、自分の思惟が広がって、まるで上界の非常に広い宇宙空間と繋がったように感じました。その瞬間、とても神聖な気持ちになり、全身が軽くなりました。
数週間後、同級生は私の家に来て、法輪大法の五式の功法を教えてくれました。しかし、第二式の煉功を終えた時、耳鳴りとめまいなどの強い反応が出たため、30分ぐらい休まなければなりませんでした。
その後、私は修煉を始めることにしました。ある日、坐禅をしていた時、突然師父の「なぜならその人が返本帰真を願い、常人という次元から抜け出そうとしているからです」[1]という法が頭に浮かび、私は思わず涙が出ました。
学法する時も、師父の法に感動して涙が流れたことがありました。師父は、「その身を軽くし、その智慧を豊かにし、その心を充たして、法船に乗って悠々としています。善きかな!」[2]と説かれました。私は慈悲なるエネルギーに包まれたように暖かく、大法の超常さを感じました。
師父は私に発正念を教えてくださった
1カ月後、同級生は私に1枚の「発正念の要領及び世界同時発正念の時間について(更新2)」を持ってきました。彼女は私に「発正念をする必要があります」と言いました。当時、私はまだ「発正念」の意味が分かっていませんでした。私は彼女に「発正念と坐禅との違いは何ですか?」と聞きましたが、彼女も知りませんでした。
その日の午後4時ごろ、私は少し横になって眠り、夢を見ました。それは今でもはっきり覚えています。夢の中で、私のスマートフォンとパソコンはテーブルに置いてあり、画面が開いていました。両方の画面には立掌の姿勢が映っていました。私は画面を閉じようとしても、消えませんでした。すると、自分の手が胸の前で立掌していて、その周りに銀色の光の輪があるのが見えました。そして、発正念の口訣が耳に響き、銀色の光の輪が矢のように飛び出しました。私は明らかに発正念の威力を感じました。目が覚めて、私は発正念の意味を理解しました。
師父は交通事故から私を守ってくださった
ある日の朝4時半ごろ、私は朝の煉功に参加するために、バイクに乗って公園に向かいました。角を曲がる時、道路の真ん中に設置されたコンクリートのバリケードに気づかず、一気にぶつかってしまいました。 ブレーキをかけましたが間に合わず、 太ももがバリケードにぶつかったような気がしました。その時、後ろから人の叫び声が聞こえました。
しかし、その瞬間、バリケードが存在していなかったかのように、バイクは支障なく通過し、そのまま走ったのです。私は驚くと同時にとても不思議だと思いました。師父が私を守ってくださったのだと分かりました。
またある時、夕方10時に仕事を終え、自転車で帰宅する途中、雨が降り出しました。道路を曲がる時、道路脇のマンホールの手前でブレーキをかけましたが、雨で効きませんでした。私は右足をついて止めようとした時靴が脱げてしまい、セメントの道に足が擦れましたが痛みは感じませんでした。しかし一瞬にして、不思議な力で自転車が止まりました。その後、足を見ると擦り傷すらありませんでした。師父は再び私を守ってくださったのです。
またある日の夜、集団煉功に参加した後、自転車で通りを渡ろうとしていた時、突然1台のバイクが猛スピードで私に向かって走ってきました。あまりの速さで、私は反応する時間もありませんでしたが、自転車は軽く触れただけで済みました。私が通りの向かいのガソリンスタンドに立ち寄って振り返って見ましたが、何事もなかったかのようにバイクは見当たりませんでした。師父は、いつも私の側で私を守ってくださっているのだと分かりました。
中国語で『轉法輪』と、同修の交流文章が読めるようになった奇跡
2017年の末頃から、私は突然、中国語版の『轉法輪』を読みたいと思い始めました。ある同修は私のために、繫体字の中国語にピンイン(中国語の表音のローマ字表記)が付いた1冊の『轉法輪』を買い求めてくれました。この本を手にしたとき、本当にこの中国語版の『轉法輪』が読めるのだろうかと自問しました。
先ず、私はすべての不安を捨てて、ピンインの勉強から始めようと決めました。私はインターネットでピンインの一覧表を見つけ出し、数日かけて基礎から学びました。大学で日本語を学んだこともあり、数百の漢字を覚えました。私は毎日少しずつ中国語で『轉法輪』を読んだ結果、1カ月の内に読み終えました。それからは、私は明慧ネットで同修の交流文章も読めるようになりました。
この過程を振り返り、こんなに短い時間で中国語が読めるようになったことに驚きました。師父と大法は私に知恵を与えてくださいました。
2010年、私はアメリカのニューヨークで開かれた「2019年ニューヨーク法輪大法修煉体験交流会」に参加する機会がありました。法会に参加することで、「無私無欲」の法理についてより深く理解することができました。また、中国語を話せる利点を活用して、師父が法を正すことを手伝う責任を果たす機会を得たのです。
修煉の道で、師父は常に私を守ってくださいました。最近、私は師父の二つの次の詩を読みました。
「大覚は苦を畏れず 意志は金剛より鋳られる 生死に執着無く 坦坦たり正法の路」[3]、「悠々たる萬世の縁 大法の一線より牽く 難中に金体を煉し 何故のんびりと歩むのか」[4]
6年以上の修煉の過程を振り返ると、耐え難く、前に進むのが難しいと感じた時には、私は学法をして内に向けて探します。そして、いろいろな人心と執着心を取り除いてきました。私が自分の観念を変えると、異なる境界が目の前に現れて来るのです。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
[2] 李洪志師父の著作:『精進要旨』「悟」
[3] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「正念正行」
[4] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「神の路難し」