【明慧日本2021年6月26日】(台湾=明慧記者・李維安)一体どのような力が企業家のキャリアと人生を見事に好転させることができるのでしょうか? テクノロジー企業の理事長・林建池さんにとって、神韻の公演を観賞したことが人生を変えるきっかけとなりました。2015年、神韻公演を観賞した林さんは、「この奇跡的で天衣無縫のような絶技を披露できるのは、どんな団体だろうか」と驚きました。出演者全員が法輪功学習者(以下、学習者)であることを知った彼は、法輪大法を探ってみようと思いました。
2015年3月21日、台中市の中山堂で神韻公演を観賞する林建池さん一家 |
修煉を始めた林建池さん一家 |
神韻のステージは正のエネルギーをもたらす
6年前、ちょうど林さんは経営不振で心身ともに落ち込んでいる時期に、神韻の公演を観賞し、若いダンサーたちの演技を通して、どのような力がこの若いアーティストたちを鍛えたのだろうかと考えました。舞台は中国五千年の文化を再現し、技巧がこれほど見事で深みがあり、一つのセリフもなく世界中の観客に演出の意味を理解させ、感動させることができることに驚き、「彼らのステージはまるで神が協力したように、非常に震撼を受け、とても感動しました!」 と言いました。
林さんが不思議に思ったのは、学習者がどのようにしてこのような最高の域に達することができ、芸術を超えて素晴らしい境地の演出を表現できたのかということでした。バックスクリーン、音楽、ダンサーたちの踊りとの絶妙的な組み合わせの一流の舞台は、林さんにとって神々しく映り、信じられないほどの領域に達し、「天人合一」の調和でした。
「善の力」の演目が一番印象に残っているそうです。林さんは「この善の力こそが、人々の潜在的な良知を呼び覚まし、悪が世界を曇らせ続けないようにさせることができます。この善の精神力が職場での仕事にも啓示してくれました。物事に対処するとき、善の考えであれば、正しい方向に導くことができます。善の力によって、挫折に遭遇しても、また立ち上がって続けられるようになります」と話しました。
林さんは神韻の純善純美のパフォーマンスに魅了され、穏やかでリラックスした気持ちになり、仕事のストレスから解放されました。「実は、私たちも仕事で多くのプレッシャーや困難に直面していますが、この(神韻の)物語を見ることで、再出発する力を得ることができました」
また、「堅持」の演目について、林さんは「何度も何度も練習して、さらに洗練を経て、最も完璧な演技を観客に披露しました。それはますます良くなっています。さらに前進し続け、向上し、極限を超え、それは学びの無限の境地です。神韻を観賞した後は、身体にポジティブなエネルギーが注ぎ込まれたようで、心身が楽になりました。本気で努力し、基準のレベルを超えてこそ、高く評価されます」と言いました。
林さんは「神韻を観賞してから、ビジネスに対する見方がより高いレベルに広がりました。修煉した後、真・善・忍の理念で自分に要求し、他の企業のように不景気に遭遇すると文句を言ったり、製品を安売りしたりするのではなく、製品の品質保証を追求し、品質の要求を満たしていなければ、たとえやり直してでも、お客様に最高の製品を提供することにこだわります」と語りました。
製品の品質の高さとお客様の口コミのおかげで、林さんの会社は僅か数年で台湾「精品賞」と「中小企業創新研究賞」を受賞し、国際社会でも独自のブランドを確立しています。事業は世界11カ国に拡大し、国内外で30件以上の特許を獲得し、現在では世界で3カ国4メーカーしか保有していない技術を擁しています。
求めずとも自ずと得て 取引先は自ら来る
以前の林さんは、胃腸の調子が悪く、睡眠不足や長時間運転すると足が動きにくくなるなどの健康問題を抱えていましたが、法輪大法を本気で学ぼうと決心した時、数日後にはすべての症状が治ったそうです。そのため、家族全員が修煉を始めました。
修煉した後の林さんは、「真・善・忍」の基準に従い、良い人を目指し、しっかりと心性を守りました。「自分が作った商品が自分を感動させるなら、他人を感動させることができます。材料は本物でなければなりません。コスト削減のために規格外の材料を使ってはいけません。表から他人が分からなくても、神は見ておられ、自分の良心は知っています。善を持って行うことは、最高のものだけでなく、さらに卓越したものがあります。優れている上に更に磨きをかけ、引き続き開発し、前へ進みます」
「忍は重要で、それができれば、試練の前で、あらゆる状況に直面する時、困難が現れる時に正しく対処できるのです。お客様からのクレームや態度の悪さに直面したときは、師父の教えに従って無条件に内に向けて探し、普段から穏やかな心を保ち、笑顔で、お客様が満足するまで製品を直します」
「品質の定義は口で言うようなものではなく、使ってみれば分かります。他社の製品は2年で使えなくなりますが、弊社の製品は10年、20年経っても使えます。ですから、絶えず新しい製品や新しい顧客を開拓し続けなければなりません。このような絶え間ないイノベーション(技術革新)の精神があるからこそ、CNC(コンピュータ数値制御)のプロの部品の分野では、台湾全土で唯一の存在になっています」
修煉してから、林さんは心を正しく持ち、欲張らず、何も求めず、やるべきことを真面目に取り込むことで、顧客は自ら訪ねてきました。会社の業績は成長し続け、自然と上昇していき、「求めずとも自ずから得る」という法理を実感しました。
この数年間の道のりを振り返って、林さんと妻の瑞霊さんは、「すべて大法のおかげです。人生が好転し、ビジネスが切り開かれ、青空が見えてきました」と感慨深く語りました。