日本のある店の前で真相を伝えたときの少しの修煉体験(一)
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文/日本の大法弟子

 【明慧日本2021年7月9日】半年前のある日、姉(同修)に「ある店の前に置いている『大紀元時報』が頻繁に盗まれるので、交代で見に行ってほしい」と言われました。週一回の交代なら、私が真相電話をかけるのを妨げないだろうと了解しました。

 ある日、20代と60代の女性がとても手慣れたように、『大紀元』新聞と『看中国』新聞をさっと持って逃げました。私は両手に二つの新聞を彼女たちに見せながら、笑顔で丁重に言いました。「すみませんがこの新聞は、大法弟子が食費を切詰めて節約し、自分のお金を出して作った新聞です。一度にこんなに多くの新聞を持っていって、無駄にするのは良くありません。『頭上三尺に神あり』と言って、神様が見ておられます。これは本当のことですよ」

 若い女性が不満そうにこそこそ逃げて行ったあと、私は年長の女性に続けて言いました。「あなたが良い事をしても、悪い事をしても、全てあなた自身に返ってきます。良い事をすると、良い事があなたを待っています。悪い事をすると、悪い事があなたを待っています。これは善悪には報いがあるということです」。相手はバツが悪そうに言いました。「私は持って帰って、近所の人に見せようと思ったんです」。私は、「それなら1部だけ持って行ってください。あなたが見終わったら、近所の人に回してください」と言いました。相手は引っ込みがつかない様子で、「じゃあ2部ください!」と言うので、私は「それはいけません。1部にしてください」と言いました。私が心の中で思ったのは、普段2部を持って行ってもかまいませんが、今日はいけません。彼女たちにこのことの厳粛性を知ってもらわないといけないからです。私は、「中共がお金を払って人を派遣し、私たちの新聞を盗むのは、天理にも許されないことです」と言いました。

 続けて彼女に「偽りの天安門焼身自殺事件」について、法輪功迫害の真相を伝え、自分が修煉してから心身の巨大な変化を話しました。最後に、「あなたはきっと善良な人です。今後私を手伝って、新聞を盗られないように見てくれませんか。もし誰かが持っていくのを見たら、私が今あなたに言った話を相手に話してください。それは相手のためにも良いことです。見てください、現在流行している中共ウイルス(武漢肺炎)はひどく深刻な状況です。どうして酷い目に遭う人がいて、遭わない人もいるのでしょう? 疫病には目があり、悪人を淘汰しているのです」。次に、私は天の応報(報復)の角度から彼女に多く話しました。最後に彼女は恥ずかしそうに、また感謝している様子で言いました。「ありがとうございます」

 このようなことは何度もありました。ある時は夫婦で、一目見て顔つきが良くありません。彼らの動作は迅速で、あっという間に新聞を持ち逃げしました。私は同じように前に進み出て、両手に2種類の新聞を持って、同じように彼らに真相を伝えました。彼らはとても気まずそうにしていました。私は法輪大法の中から修得した善と慈悲で彼らと話し合い、大法弟子が本当に彼らのためを思っていることを相手が感じ取れるように応対し、また同時に法輪大法の威厳が分かるようにしました。

 ある日、時間の節約のために、昼ご飯の問題を解決しようと、物産店の隣の軽食店の前でメニューを見ていて、新聞から少し離れました。しかし振り返って見たら、新聞が全て無くなっていました! 1部も残っていませんでした。そのとき私は頭の中が「ガーン!」となり、恥ずかしく申し訳ない気持ちが込み上げました。その時の気持ちは何とも言えず、後悔しても後の祭りでした。私は内に向けて探すと自分は間違っていて、新聞から離れるべきではありませんでした。私は心の中で、自分の思想が純粋でなかったから、このようなことが起きたのだと思いました。

 修煉当初の純粋な心を保つ

 帰ってから、私の心は海がひっくり返るように落ち着きませんでした。私は内に向けて探しました。最近『共産党についての九つの論評』、『共産主義の最終目的』、『動かぬ証拠』を配布する時とても良くできていました。いつも満足感があり、自分は知らず知らずのうちに歓喜心が生じていました。こんなに長年、香港で面と向かって真相を伝えたときも、どこかで真相を伝えるときでも、午前、午後あるいは夜、私は全くその場を動かず、さらに食べることや飲むことも考えもしなかったのです。

 ここまで思うと、自分の心性や修煉状態に問題があり、安逸心が出てきたのだと分かりました。真相資料を配るのに、どうして食事のことを考えるのでしょう。私は本当に悔しくてたまりませんでした。しかしまた、考える角度を変えて思いました。修煉上に問題が出ましたが、大法をもって自分を正し、旧勢力が隙に付け入るのを絶対に許しません。そして長時間発正念を行い、自分の不純な思想観念を片付けました。

 発正念の後、心の中で思いました。必ず新聞を見つけ出そう。誰が新聞を持っていったのか、今日誰かがその人に気づかせて、これは彼にとって良いことで、大法に対して罪を犯さないようにさせるのです。私は師父に「師父、弟子は間違いました。資料を配って、思想が不純になるべきではありませんでした」。私は繰り返し内に向けて探すと、本当に私の歓喜心が魔に利用されたのです。

 次の日、奇跡が起きました。姉からの電話で「物産店の店主が新聞を送り返してきたわ」。大法は本当に神秘的です。

 師父は説かれました。「弟子正念足りれば 師は回天の力有り」[1]

 「大法弟子の正念は威力あるものである」[2]。このことでさらに私は、師父が側にいて下さるのだと深く感じました。

 このことがあってから真相資料を配るときに、もう空想しなくなり、修煉当初の純粋な心を保ち、人を救う効果は本当に違います。物産店の責任者は私が来るのを見てから、『共産党についての九つの論評』、『共産主義の最終目的』、『動かぬ証拠』を机の上に広く置いてくれました。

 数日後、中共邪党の圧力なのか、物産店の責任者が怖がってチラシを置いていた棚を撤去し、その場所に告示が貼り付けてあって、「チラシと新聞の内容は、本店と何の関係もありません」。これは私の正念の試練です。棚が無くなっても大丈夫です。私は姉と相談して方法を考えました。新聞をきちんと並べてスーツケースに固定し、それから本、真相資料、新聞を一つ一つのビニール袋に入れました。このようにして人に配布するとさらに便利になります。

 あの期間私は毎日、他の空間の邪悪の気配を感じました。姉と交流して切磋琢磨し、私たちは正念を保ち、修煉者の慈悲心で目の前にくる全てに対処しました。店の人が何を言っても、私たちは微笑んで答えました。私たちの心には師父の法があります。「慈悲は天地の春を溶かし 正念は世中の人を救う可し」[3]

 偶然にも、私の娘は有名なショッピングセンターで翻訳の仕事をしていました。中共ウイルス(武漢肺炎)の影響で中国本土からの観光客が来なくなり、店の包装用ビニール袋が残っていて、品質はかなり良く、とても安くスタッフに売ってくれたのです。ちょうど娘もこのビニール袋を買っていたので、人を救うために役立てました。法輪功の修煉をしていない娘はそれを見て、とても喜んで言いました。「お母さん、必要なら言ってくれたら、また買うわよ」。最近娘も『轉法輪』を2回読み、慈悲なる師父は、娘にも神秘的なことを見せてくださいました。

 (続く)

 注:
 [1] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「師徒の恩」
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「大法弟子の正念は威力あるものである」
 [3] 李洪志師父の詩:『洪吟二』「法は乾坤を正す」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/6/4/426335.html)
 
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