日本の大法弟子:初志貫徹の心でしっかり三つのことを行う
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 文/日本の大法弟子

 【明慧日本2022年12月19日】

 一、怠け心を打破し、毎日五式の功法を煉る

 私は日本在住の台湾人修煉者です。2020年11月に台湾から日本に帰国してからは、法輪功迫害の事実に関する資料を配布するために外出したり、食料品を買ったり、グループの法会に参加したり、週末に煉功をしたりする以外は、家に閉じこもっていました。その結果、夜遅く寝て朝遅く起き、ファーストフードを食べる、不健康な飲み物を飲むなど、多くの悪い習慣が身につきました。以前は止めていたネットサーフィンなどの悪習慣も復活してしまいました。

 その結果、煉功をしたりしなかったりで、くしゃみ、鼻水、便秘など、以前からの体調不良が再発しました。毎日、修煉者である夫が出勤した後、私は起きて正念を発し、また寝ていました。ある日、日本人である夫が「日本の主婦は夫や子供より早く起きて、朝食やお弁当を作るのが普通だ」と言っていました。私は、普通の人にはかなわないなあと思いました。

 日本のゴールデンウィークが終わったばかりの5月上旬、私は夫と一緒に朝4時半に起きて煉功をする決意をしました。最初は4時半に起きられなかったので、夫に「5時半に起きて、一緒に動功(第一式から第四式の功法)をしよう。座禅(第五式の功法)は後でやろう」と言いました。しかし、夫が出勤した後、座禅をする時間がほとんど取れないことがわかり、4時半に夫と一緒に起きて、五式の功法を一緒にすることにしました。エネルギー場が強くなっただけでなく、お互いに助け合いながら向上することができました。励ましてくれる夫に本当に感謝しています。

 朝の煉功の効果は、修煉者の多くが実感しているのではないでしょうか。時間調整だけでなく、人助けや普段の仕事など、達成できることが増えました。師父が仰っている通りだと思いました。

 師父は「以前はちょっと歩くと疲れましたが、今はいくら歩いても平気で、自転車に乗っても誰かに押されているかのように感じ、ビルの階段をいくら高く上っても疲れを感じません。絶対そうなります」[1]と説かれています。

 二、「初志貫徹すれば、修煉は必ず圓満成就する」[2]

 地元の修煉者はお互いに遠くに住んでいて、人数が少なかったのです。普段は日曜の朝、公園で集まってグループで煉功をしています。

 5月末に、新しい修煉者がこの地域にやってきました。彼女が初めて煉功をしに来たとき、協調人から、座禅(第五式の功法)のやり方を教えてほしいと頼まれました。

 彼女にとって、第五式の冒頭の動作は難解だったようです。彼女は師父のビデオを見たことはありますが、まだ実践していなかったので、単盤(片方の足を下にして、もう一方の足を上にする)のやり方を教えました。彼女は結跏趺坐ができないので、単盤の仕方を教えました。音楽が流れた後、30分ほど単盤をしていました。手を合わせて単盤をし、静寂な心の状態に入った後、私は彼女に「できる人は続けていいし、できない人は足を下ろしてもいいです」と言いました。すると、彼女は足を下ろしながら、「ずっと足がしびれていました」と言いました。しかし、彼女は最後まで私たちと一緒に座り続けました。初めての人がこんなに長く座れるなんて、本当にびっくりしました。

 彼女は、「結跏趺坐が出来るようになるには、どのくらいかかりますか?」と聞いてきたので、「個人差がありますよ」と答えました。私は、「いつかきっと、私たちのように座禅が出来るようにになりますよ」と励ましました。

 私は、彼女に法輪大法を知ったきっかけを尋ねました。彼女は、エポックタイムズのホームページで知ったと話してくれました。最初は、アメリカの大統領選挙をみていました。そして、エポックタイムズの欧米の法輪大法修煉者が、大法の修煉を通じて、いかに心身を変化させたかについてのインタビューの記事を見て、彼女はとても感動し、法輪大法を学びたいと思うようになりました。彼女は、私たちに出会う前に、すでに夫と一緒に中国共産党(以下、中共)とその関連組織を脱退していました。彼女の夫はまだ修煉を始めていなかったのですが、彼女が法輪大法を学ぶことを支持し、公園で私たちと一緒に修煉することを勧めてくれました。

 学法グループで、彼女は私たちと一緒に『轉法輪』の一講を勉強しました。私が簡体字で印刷されたものを手渡すと、彼女は繁体字で印刷されたものを手に入れることができないかと聞いてきました。彼女は、中共が漢字を繁体字から簡体字に変えたことは、中国の伝統文化の美しさと意味を失い、非常に良くないことだと考えていました。

 彼女は法を勉強した後、私たちの体験談を聞いて、私たちと一緒に法輪功迫害の事実について人々に伝えたいという気持ちになりました。私たちは彼女に心配しないで、『轉法輪』と他の各地での説法を勉強することに集中するようにと言いました。大法を学び始めて、喜びでいっぱいの彼女を見て私も嬉しくなりました。

 師父はこう説かれました。「初志貫徹すれば、修煉は必ず圓満成就する」[2]

 師父は、私が初めの頃の修煉の喜びと感動を再度見せてくださり、もっと精進し、もっと修煉し、もっと多くの人を救うようにと念を押しました。

 三、正念をもって、より多くの人を救おう

 私は日本人と結婚して日本に移り住んだので、この国とは縁があり、この国の人々を救う使命があります。昨年2月、中国本土からの観光客がパンデミックの影響で来なくなったのをきっかけに、日本語版の法輪功についての資料を配り始めました。パンデミックのため、資料は対面式ではなく、一軒一軒ポストに投函していきました。

 チラシをポストに投函するのは簡単ではありませんでした。途中で執着心を排除し続けなければなりません。まず、恐怖心を取り除くことです。ビルの管理人は、何の資料かを聞き、資料をただの広告だと思いがちです。だから、まず真相を明らかにする必要がありました。しかし、中にはとても頑固な管理人もいて、資料をポストに投函することを許してくれません。ですから、最初のうちは夫と2人で行い、夫に管理人に話しをしてもらい、私は別の場所で正念を発していました。実際、断られるのが怖かったのです。夫は正念が強く、ビルの管理人に会って話しをするたびに資料を置かせてもらっていました。

 師父はこう説かれました。

 「高級住宅地に行って人と会っても、話しかける勇気がなく、恐る恐る資料を持っていますが、これで人を救えるのでしょうか? 相手はすぐあなたという人間を信用できないと思ってしまい、そうではありませんか? 本当に多く気遣う必要はなく、正々堂々と行なえばいいのです。大法弟子なので、自分が人を救っていると分からないのでしょうか?」[3]

 「大法弟子よ、皆さんは濁世に輝く金の光であり、世の人々の希望であり、師に手伝う大法徒であり、未来の法王なのです。精進しましょう、世の中の覚者たち、現在のすべては、未来の輝きとなります!」[4]

 師父の法理を理解して以来、私はより大胆になり、自ら真相資料を広めることができるようになりました。私は建物に入るとき、まず職員に真相を明らかにします。日本の九州は台湾とほぼ同じ大きさです。大法弟子の本体は中国大陸にいますが、中国人に真理を明らかにし、中共とその関連組織を脱退するように説得する一方で、私たちは日本にいるのだから、日本人を救う使命があるのです。

 また、中国人に中共を脱退するよう説得するための電話もかけました。昼間は母親と一緒に電話をしていました。夜は夫が電話をかけ、私も正念が強いので手伝いました。しかし、誰が出てもすぐに電話を切ってしまう状態が長く続きました。かけ直しても、やはり出てくれません。電話は1分も続きませんでした。私は内に向かって探しこう考えました。「私の思いやりは欠けているのだろうか? 私は、この電話を単に仕事を完了したものと受け止めていたのだろうか? 電話をかけることで、自分の使命を果たしていると信じていたのだろうか?」

 ある日、中国に電話をかけている別の同修から連絡がありました。今なら30分以上話せると言っていました。最初は中国共産党を脱退しなかったのですが、話し合いの末に辞めようと思うようになったという人もいました。それはすごいことだと思いました。

 同じように電話をかけて、どうしてこんなに結果が違うのだろう? 何が違うのだろう? 彼女は電話の録音をして私に教えてくれました。私はそれを聞いて、恥ずかしくなりました。電話からは、彼女がすべての存在を心から身内と思い、救おうとしていることがひしひしと伝わってきたのです。彼女は、真相を明らかにするだけでなく、現在の国際情勢、台湾問題、台湾と中国本土の比較などのニュースも統合していました。中共が不当に拘束した法輪大法学習者が生きている時に、国家公認で臓器を摘出したことについて話した時、私は目を閉じて聞いていました。涙が出ました。彼女の口調、優しさ、理性は、電話を切るのを難しくさせたのです。中共を脱退することを拒否する人はどうしているでしょうか!

 私は電話をかける時の心理を調整し、人を救うことを第一に考えました。生きとし生けるものを身内として、友人として扱いました。同時に、母と一緒に救援電話や重要プロジェクトの電話もしました。

 師父はこう説かれました。「法は確かに衆生に慈悲深いのですが、しかし威厳のあるものでもあります」[5]

 私たちはこの世の人に親切に接する必要があります。しかし、法輪大法を迫害する機関に対処する場合、私たちは慈悲深く、威厳を持たなければなりません。罵ったり反論したりせず、法について話し、法輪功迫害の事実を明らかにし、中国大陸の学習者を釈放し、親切にしてくれるようにお願いしなければなりません。

 結びの言葉

 私は十年来、法を得ている修煉者であり、李洪志師父は、怠け者で頑固な私を見捨てずにいてくださいました。台湾に来る前、私はいつも母親に従っていました。結婚して日本に来てからの最近の3年間は、何かあった時に内に向かって探すという法を理解し、少しずつ修煉が進んでいるように感じました。

 私はまだ大法の基準にはほど遠いことを知り、今、私はしっかり三つのことを行い、師の苦心に応えようと決意しているところです。

 これは個人的な修煉体験です。適当でない所があれば、同修の慈悲なるご指摘をお願いします。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』
 [2] 李洪志師父の経文:「二〇一三年大ニューヨーク地区法会での説法」
 [3] 李洪志師父の著作:『各地での説法十一』「大法弟子は必ず法を学ぶ」
 [4] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「祝辞」
 [5] 李洪志師父の著作:『二〇〇三年元宵節での説法』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/6/24/427360.html)
 
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