文/カナダの大法弟子
【明慧日本2021年9月8日】トロントの法輪大法修煉者は、中国共産党(以下、中共)による22年間の迫害を記念して、中国総領事館の前で、キャンドルライトナイトを行い、迫害されて命を落とした法輪功修煉者たちを追悼しました。
イベントは2021年7月15日午後8時に始まり、2時間以上にわたって行われました。修煉者たちは、激しい雨にもかかわらず、厳粛な雰囲気の中で静かに座っていました。
カナダの気象庁から暴風雨警報が発令されていました。私から見れば、この22年間、法輪大法の学習者が迫害に対する意識を高めるために粘り強く活動してきたことに感動して、嵐は天からの涙だったと思いました。
雨の中、同修と一緒に座っていると、大法によって浄化されているように感じました。穏やかで、感謝の気持ちでいっぱいになりました。時折、涙が頬を伝い、雨に混じっていました。
不思議なことに、毎回、正念を発し終えて目を開けると、中国総領事館の前には警備員の車が止まっており、その車の横に警備員が立っていました。
このような歴史的な瞬間を、多くの大法修煉者とともに2時間も目撃することができるなんて、普通の人はとても幸運なのではないかと思いました。私は立っている警備員のことをとても嬉しく思い、彼は大法と縁があると信じています。
私は彼に真実を明らかにしようと思い、いつ話そうかと考えていました。イベントが終わるまで待っていたら、みんなが帰るときにちょっと混乱してしまうので、イベントが終わる15分くらい前に行こうと思っていました。
ある学習者から、法輪大法のチラシとEND CCP(中国共産党を終わらせる)のチラシをもらいました。その人の仕事は中国総領事館の警備員だったので「チラシを渡すべきかどうか」を考えました。せめて本人に聞いてみて、喜んで受け取ってくれるなら渡してもいいかなと思っていました。受け取ってもらえなければ、それはそれでいいです。
私は微笑みながら彼のところに行き、2メートルほど離れたところに立つと、彼は笑顔で私に挨拶し「こんにちは!」と言って来ました。私は「こんにちは!」と答え、彼がここで働いているかどうかを尋ねました。彼は、ここで夜勤をしていると言いました。
私たちがここで何をしているのかを知っているのかと尋ねると、知らないと答えました。法輪大法のことは「法輪大法」と書かれた私たちの服を見たことがあるので、知っているとのことでした。
彼は、半年間警備員をしていて、多くの抗議団体を目撃しましたが、法輪大法ほど平和的な団体はなかったと言いました。彼はネットで検索して「中共が良心の囚人から強制的に臓器を摘出ているという記事を読んだ」と言いました。
私はデービッド・キルガー氏とデービッド・マタス氏の報告を含め、臓器摘出について話しました。私は「生体臓器狩りは、この地球上で前例のない悪です」と付け加えました。彼も同意してくれました。
私は続けて、何千年もの間、中国の人々は、良いことをすれば報われ、悪いことをすれば罰せられると信じてきたことを話しました。しかし、中共が権力を握ってから状況は変わったのです」
彼はインド人で、ヒンドゥー教を信仰しています。彼は、中共が神を信じず、他人が神を信じることを許さないことを知っていました。
私は彼に、法輪大法は人々に善良であることを教え「真・善・忍」の原則に従っており、中国で大法を修煉している人の数は1億人に達していることを伝えました。また、中共の元国家主席・江沢民が1999年7.20に、嫉妬心から迫害を開始したことも話しました。
彼は「共産党は、法輪功が権力を奪うことを恐れているのですか? 」と尋ねました。私は「私たち法輪大法修煉者は、権力に興味はありません。中共は腐敗で不人気であるため、自分の権力を心配して、この平和で理性的な集団を理由もなく弾圧しているのです」と言いました。
私は彼に「私はチラシを持っているので、もっと情報を得たいと思うなら、差し上げましょうか」と尋ねました。彼は手を伸ばして、「ぜひください!」と言ってくれました。
私は法輪大法のチラシを開き、ENDCCPのチラシを見せました。私は「中国人であることを誇りに思っていますが、中共は中国を代表することはできません」と説明しました。そして、法輪大法をオンラインで学ぶことができるウェブサイトと、大法功法のやり方を学ぶためのウェビナーを彼に見せました。彼はチラシを濡らさないように、すぐに車の中に入れました。
私は続けて「迫害を正当化するために、中共政権は天安門事件を捏造しました」と言いました。彼は、共産党政権のメディアが党によってコントロールされていることを知っていると言いました。
私は「カナダでは法輪大法のTシャツを着て、チラシを配り、法輪大法を修煉してどのような利益を得たかを話すことができます。しかし、中国でこのようなことをしたら、連行されて拘束されるかもしれないのです」
「今日ここにいる年配の修煉者は、家でコーヒーを飲んだり、孫と遊んだりすることもできますが、大法を人々に知らせるためにここに来なければいけないと思っています。中共の嘘に汚染されないように、人々のためにやっているのです。これで、法輪功学習者は、なぜこのようなことをするのかがわかりましたね」と言いました。
この警備員は、中国の人々がGoogleやその他の西洋のソーシャルメディアを使えないことを知っていたと言いました。彼は、家族を養うためにここで働いているだけだと言いました。
私は「知っていますよ! 中国総領事館にいる中国人も、単に仕事のために来ているのです。彼らは長年ここで働いており、法輪大法の学習者が良い人であることを知っています。中共が私たちを国家の敵と見なすかどうかにかかわらず、私たちは彼らを兄弟姉妹と見なしています。法輪大法修煉者の立場では、私たちには敵がいません。たとえ他人が私たちにひどい仕打ちをしたとしても、私たちは彼らを同胞だと思っています」と言いました。
さらに私は「インド人と中国人は文化や肌の色が違っていても、私たちは兄弟姉妹です」と付け加えました。彼も同意してくれました。
名前を交換して、お互いに「出会えてよかったです」と言って別れました。