師父はいつも私たちのそばに居てくださるのを目撃した
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文/山東省の大法弟子

 【明慧日本2021年10月5日】同修・Lさんは最近、警官に連行されて拘留されました。釈放された後、彼女は自分の言動が大法に反した無礼なものであることを無効にするため、厳粛な声明を書きたいと考えていました。

 彼女は、私に「師父はまだ私を弟子にしてくださいますか? 師父はまだ私の面倒を見てくださいますか? 私は修煉を続けることができますか?」と聞きました。

 私は彼女を励まし、師父の言葉を伝えました。

 「師父として、私は皆さんが修煉の中でした間違いにこだわったことはなく、皆さんが行なった良いことと成果だけを見ています」 [1]

 Lさんと一緒に分かち合いながら、私は彼女が「厳粛声明」を書くのを手伝いました。私は、Lさんにこう尋ねました。「あなたは、法輪大法を糾弾する文書の内容をよく見ずに署名したと言っているようですが? そのとき、あなたは何を考えていたのですか? この厳粛声明を書くときは本当のことを言うべきですよ」

 私がそう言うとすぐに「なぜそうなってしまったのか? その理由を自分で見つけなさい」という声が聞こえました。2人ともびっくりしました。師父が講義をされるときの声に似ていたからです。

 私たちは隣の部屋に駆け込み、オーディオプレーヤーを確認しました。すべて電源が切れていました。

 「外で誰かがしゃべっていたのか、隣の家のテレビから聞こえたのかもしれないですね」とLさんが言いました。

 私は「いや、師父の声ですよ」と言いました。Lさんは泣きながら言いました。「それは、師父がまだ私の面倒を見てくださっていて、私にはもう一度修煉するチャンスがあるということですか?」

 私は「師父は私たちをとても大切にしてくださっていて、1人の弟子をも残したくないと思っていらっしゃいます。厳粛声明を書いて、これからも一緒に精進しましょう」と答えました。

 私たちは、それぞれの立場から意見を交換しました。その後、私はLさんが書類にサインするに至った根本的な原因を探すのを手伝っていました。

 私はLさんに尋ねました。「あなたは、拘置所でも7日間、署名を拒否しました。なぜ、最後にはサインをしたのですか? 何か手放せない執着があったのでしょうか?」

 Lさんは「サインをしないと家に帰してもらえないのではないかと思ったから」と言いました。

 「修煉者として、あなたはただ病気治療と健康保持だけを求めたいだけなのか・・・」と 師父の声が、隣の部屋から再び聞こえてきました。私たちは「師父!」と叫びながら隣の部屋に駆け込んでいました。もう一度よく見てみると、3つのプレーヤーは全くスイッチが入っていませんでした。

 Lさんは泣きながら言いました。「師父は、きっと私の隠していた執着を見てくださっていたのですね、私はいつも、快適な生活を送りたいと思っています。大法を主役に据えたわけではないのです。真実を明らかにするために出かけても、私は大法を個人的な利益のために使いたかったのです」

 私は彼女に興奮し、心臓がドキドキしていました。私はLさんに尋ねました。「師父の声だと思いますか? 師父がどれだけ私たちのことを気にかけてくださっているか、私たちには想像もつきません!」

 そこで私は、過去に経験した奇跡のような出来事を思い出しました。いつも午前3時50分から煉功を始めていたのですが、2012年のある日、起床時間が迫っていたにもかかわらず、まだ寝ていたのです。

 突然、クローゼットの上に置かれたオーディオプレーヤーから、師父の威勢のいい声が聞こえてきました。「第一式の功法、佛展千手法…」

 私と夫は顔を見合わせ、途方に暮れました。夫は「電源を入れたのか?」と尋ねました。

 「いや、私は、あなたと同じように声で起こされたのです」と言いました。彼は、兵士が命令するような厳しい表情で「法輪大法は本当に不思議だ。なんて素晴らしい修煉なんだ。すぐに起きて煉功をするべきだ!」と言いました。

 私は2015年に江沢民を訴え、いろいろなことで忙しくしていました。寝ても疲れが取れず、朝早く起きるのも大変でした。

 ある朝、煉功の時間になったとき、私は手を伸ばしてスヌーズボタンを押し、再び眠りにつきました。再びアラームが鳴っても、またスヌーズを押してしまいました。

 3回目に鳴ったときは、電源を切って寝ました。その時、師父が私の名前を呼んでいるのが聞こえました。「起きて煉功しなさい!」

 夫が突然私を押して「起きて煉功をしなさい。師父が来られるぞ!」と。私は目を覚まし、急いで服を着て煉功をしました。

 私は心の中で師父に「ごめんなさい、私が間違っていました、もう怠けたりしません」と言いました。

 夫は「こんな奇跡的な功法があるのか! 煉功を忘れていると、師父が声をかけてく出さっているのだ。ちゃんと煉功しないとダメだよ。あなたが成仏したら、私も恩恵を得たい。また目覚まし時計をもっと遠くに置いて、鳴らし続けてね」と言いました。

 夫は法輪大法の真実を知っていますが、まだ修煉を始めていません。この二つの奇跡的な出来事を経験してから、夫はさらに大法を支持するようになりました。

 私たちが大法の活動を行うときは、必ず手伝ってくれました。修煉者である私の母が迫害されて病死した後、母の家族は私に「法輪功迫害の事実を明らかにしないように」と言いました。

 そこで夫は、自分が体験した奇跡的なことを家族に話し、私に圧力をかけるのではなく、サポートしてほしいと頼みました。

 以前、グループ学法でこのような体験を話したとき、夫は「修煉者はあまり当てにしないように。時には幻のようなものかもしれない」と注意しました。

 その時、Lさんもまた、私がそれらに気を取られないように気をつけるよう提案しました。しかし今回、彼女は「師父は本当に私たちを見守ってくださっていて、いつも私たちのそばにいてくださいます」と感謝の言葉を口にしました。師父、ありがとうございます。彼女はソファにひざまずいて、涙を流しました。私も感動して泣いてしまいました。

 私は涙を拭きながら、師父のためにお線香を焚くことを提案しました。私たちが師父の像の前に跪くと、Lさんは厳かに言いました。「お線香を焚かせてください。今日、私の最大の執着を指摘してくださった師父に感謝いたします。私はまだ、大法を第一の位置に置いていないことに気づいていませんでした!」

 Lさんはその後、胸の前で手のひらを合わせて敬意を表しました。私たち2人は涙を流しながら、一斉に言いました。「師父、ご安心してください。今日から私たちは本当に修煉し、師と法をしっかり信じます!」

 この原稿を書いている間、原稿は涙で濡れていました。師父の慈悲と救済には、言葉では言い表せないほど感謝しています。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『精進要旨三』「至難の関から抜け出す」
 [2] 李洪志師父の著作:『轉法輪

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/6/9/425892.html)
 
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