長春市の親子に9年と6年の判決
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 【明慧日本2021年10月6日】吉林省長春市農安県の法輪功学習者(以下、学習者)・蔡玉英さん(66歳)と于嬌茹さん(33歳)は親子である。蔡さんと于さんは連行され、1年以上拘禁された。徳恵裁判所にそれぞれ懲役9年と6年の判決を宣告された。判決に不服として親子ともに控訴した。

 蔡さんは若いときから、頭がいつも混乱して整理がつかない状態だったが、近隣の人の紹介で法輪功を学んでから頭がすっきりし、患った病気も完治した。善良で、いつも真・善・忍に従って自分に要求した蔡さんは、人々にとても良い人だと評判だった。

 娘の于さんは現在、会計士だが、大学での専攻はファッションデザイナーだった。于さんは大学を卒業し後、仕事をしながら、独学で会計士の資格を取り、ある会計事務所に転職した。仕事が良くできて、礼儀も正しい于さんは会社の上司に信頼されていた。于さんは真・善・忍に従って自分に要求し、いつも他人のことを優先している。周りの人に「いい人」だと褒められた。

 農安県政府庁舎の向かい側に、蔡さん一家の自宅がある。2020年7月15日朝6時過ぎ、国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官数人は蔡さんの家のドアを破壊して押し入った。家宅捜索してから、蔡さん夫婦と娘の3人を連行した。

 同じ日、農安県の二十数人の法輪功学習者が連行された。この連行行動は長春市政法委員会と農安県政法委員会によって計画されたものだった。7月15日、農安県政法委員会の書記と公安局の局長の指揮の下、農安県公安局の国保と管轄区の派出所の警官が統一行動し、学習者に対し大規模な連行行動を行った。

 今回、連行された二十数人の学習者は、いまだに13人が留置場に拘禁されている。4月9日、蔡さん親子と、高暁岐さん(56歳女性)、趙秀蘭さん(67歳女性)、孫鳳仙さん(65歳女性)、孫秀英さん(68歳女性)、張敬元さん、単為和さんなど8人の学習者が徳恵市裁判所に不当に開廷された。裁判所は学習者たちの弁護士の入廷を許さず、一家族しか傍聴を許さなかった。それで、家族と弁護士は法廷の外で裁判を聞くしかなかった。しかし、主審の裁判官はこの裁判のことを「公開審理」だと言った。

 7月26日、裁判所からの判決書が留置場に拘禁されている学習者のもとに届いた。蔡さんは懲役9年、于さんは懲役6年、高さんは懲役9年、趙さんは懲役5年、孫鳳仙さんは懲役2年、孫秀英さんは懲役4年、張さんは懲役2年、単さんは懲役6年の実刑判決を言い渡された。

 そして、蔡さん親子は判決を不服として長春中級裁判所へ再度の審理を申し立てたという。

 (注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/9/27/431917.html)
 
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