南昌市の教師・劉桃英さん 信仰を理由に何度も迫害される
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 【明慧日本2021年11月26日】(江蘇省=明慧記者)南昌市高新区の法輪功学習者で、元教師の劉桃英さん(59)は、法輪功を学んで病気が回復した。しかし、劉さんは心を修め良い人を目指したとして、中国共産党の法曹部門の関係者に家宅捜索、洗脳、労働教養、実刑判決を受け、仕事を失った。

 2018年7月27日、劉さんは高新支局の警官らに連行され、法輪功の書籍、迫害を暴露する資料、携帯電話、パソコン、プリンターなどの私有物を押収された。翌日、劉さんは高新留置場に拘束された。

 2018年8月15日、劉さんは解放され帰宅したが、8月20日に再び連行され、江西省女子刑務所に拘禁された。

 以下は、劉さんがかつて迫害された事実である。

 轉法輪』を読んで病気から快復した

 以前、劉英さんはメニエール病、腰椎骨増殖症、尿管結石、関節リウマチ、胃下垂による胃痛などの病気を抱えていた。1997年、病気で寝込んでいた劉さんは、時間の余裕があったため『轉法輪』という本を読み始めた。読んでいるうちに甲状腺腫瘍を含めて全ての病気が奇跡的に治り、体が軽やかになった。しかし、1999年7月20日以降、劉さんは、『轉法輪』を読むことは「違法」だと言われ、読んではいけないと告知された。

 法輪功の書籍を守ったため拘束された

 2000年10月のある日、自宅に侵入してきた警官に、劉さんは「捜査令状はありますか?」と尋ねた。警官は「捜査令状を取るのはとても簡単だ、いつでも作られる!」と答えた。家財を押収した警官らが離れた時に、劉さんは彼らを追いかけ、法輪功の本を守るためパトカーに乗り、本を開いて中身を見てもらい、警官の違法な行為を阻止しようと思った。そのうち人々は、「劉先生は法輪功を学んで精神病になった。警官は彼女を逮捕していないのに、まさか自ら乗り込むなんて」と噂を言いふらした。それと同時に、テレビでも法輪功を中傷していた。その後、劉さんは15日間拘束された。

 洗脳班に連行され、同僚が巻き添えになった

 2001年の初め、勤務先の上司が劉さんに「最近はどう? もう煉功していないだろう?」と聞いた。劉さんは「人にはそれぞれ自分の趣味があるはずです」と答えた。その結果、洗脳班に送られた。

 最も理不尽なのは、連座することである。劉さんの同僚も巻き添えにされ、家に帰ることを許されなかった。同僚の夫は県外で働いており、息子はまだ11歳の小学生で、面倒を見てくれる人がいないため、大変困難に陥ったという。

 「飛行機手錠」などの拷問を受ける

 2001年3~4月頃、劉さんは市公安局に連行され、片手を肩にかけ、片手を腰の後ろに回されて手錠をかけられる「飛行機手錠」や、法輪功創始者の写真を地面に投げて、劉さんに踏ませたり、真っすぐな姿勢で跪かせたりするなどの拷問を受けた。時には、警官は革靴で劉さんの背中を蹴ったりして、「ちゃんと跪け!」と怒鳴ることもある。また、隣で殴られている悲鳴を聞かせ、劉さんを脅していた。

酷刑演示:背铐

拷問の再現:両手を背中で手錠にかけられる

 3年の労働教養の後に懲役5年の実刑を言い渡される

 3年の労働教養が満期になった2004年5月、劉さんはオフィスで試験問題の解答を作成していたところ、同僚から廊下まで呼び出された。公安局の関係者と警備員は、学校の廊下で 公然と劉さんを連行した。劉さんは「法輪大法は素晴らしい!」と叫んだため、何が起こっているのかと多くの先生や生徒が教室から出てきた。

 市留置場で7、8カ月間拘禁された後、劉さんは懲役5年の実刑判決を言い渡された。2005年、劉さんは手錠と足枷をかけられたまま、江西省女子刑務所に移送された。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/23/433888.html)
 
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