【明慧日本2021年12月3日】(明慧記者=李静菲)2022年に北京で開催される冬季オリンピックを前に、米国連邦議会の議員が、中国共産党(以下、中共)による生体臓器強奪は人類に対する犯罪であるとして、これを阻止するべく強い姿勢で臨むことを呼びかけた。
記者会見するトム・コットン上院議員 |
トム・コットン上院議員は11月18日の記者会見で、宗教団体や少数民族への迫害や奴隷化など、中共が犯した人道に対する罪を列挙し、「中共が少数派の反体制派や宗教信者から臓器を強奪している」と述べた。
中共の臓器強奪を非難するトム・コットン上院議員 |
アーカンソー州選出のトム・コットン上院議員は、2020年12月に他の国会議員2人と共同で「臓器強奪を制止する法案」を議会に提出している。同議員は、「中共が囚人や宗教団体のメンバーから臓器を強奪していることを示す証拠が増えています。 この法案は、強制的な臓器強奪に関与した中国共産党員を特定し、処罰するものです。 このような凶悪な行為に対して、北京当局が責任を負うべきであることは言うまでもありません」と述べた。
ツイッターで中共による臓器強奪の停止を呼びかけるNBAスター選手のエネス・カンター氏 |
NBAのスター選手であるエネス・カンター氏は11月16日、ツイッターで中共による臓器強奪という犯罪を非難した。 同氏は「中国(中共)政府が、生きている人間から臓器を摘出している。少数民族や宗教団体、チベット人、死のキャンプにいるウイグル人、キリスト教徒、法輪功など全てが標的にされているのだ。 肝臓、腎臓、心臓などの臓器を目的とした殺人はやめろ。それは人類に対する犯罪だ。中国での強制的な臓器摘出は、今すぐに終わりにしろ!」とツイートした。
中共による臓器強奪の阻止を呼びかけるダン・ニューハウス下院議員 |
ワシントン州選出の共和党下院議員ダン・ニューハウス氏は、中共による臓器強奪に反対し、人権のために声を上げたNBAのスター選手であるカンター氏を称賛した。
ニューハウス氏は「素晴らしいことだと思います。この若者は、とても重要なことのために立ち上がったのです。私たちは励ますべきであり、国としてこの価値観を支持しているのだから、NBAも支持すべきです」と述べた。
また同氏は「臓器強奪を制止する法案」の共同提案者であり、 中共のような残忍な政権に対しては、人権擁護の強い姿勢を堅持する必要があると強調した。
そして「人権は支持するかしないかであり、そこに中間の道はありません。 特に米国企業が率先して、私たちが支持する人権をサポートすることが基本であり重要だと思います。 だからこそ、強い姿勢で臨むように彼らを励ましているのです」と述べた。