派出所の所長「ネット封鎖を突破して見てもよい」
■ 印刷版
 

 文/中国の大法弟子

 【明慧2021年12月8日】私は2021の春、法輪功迫害の実態を人々に伝えていた時、真実を知らない人に通報され、しばらくすると、パトカーがやってきました。 パトカーから2人の警官が降りてきて、「あなたが法輪功学習者ですか?」と聞きました。 私は「はい、村人たちに心から『法輪大法は素晴らしい』を唱えれば、疫病がやってきたとき命を守ることができると伝えています。みんなが安心して大災害を乗り越えられるようにするためです」と答えました。

 警官は他には何も聞かずに携帯電話で私の写真を撮りました。そして「どこから来たのですか?」と聞いて来ました。私はどの村からきたのかを答えました。警官は「バイクで派出所に来て下さい」と言いました。

 この時、人集りが増えてきたので、私は帰り際に、「『法輪大法は素晴らしい』ということを必ず覚えておいてください!」と皆んなに言いました。 その人たちは静かに耳を傾けて聞いていました。

 派出所に着くと、1人の警官が 「PCR検査をしましたか?」と質問してきました。 私は「検査しました」と答えました。警官は私のバッグを調べ、キーホルダーとIDカードを持ち去りました。もう1人の警官はパソコンで、私が言った村を調べ本当にその村の人間であるかどうかを確認していました。庭で待つようにと言われ、そこで私は発正念をして、師父に弟子を守って下さるように、「旧勢力が私に無理やり加えようとする迫害を認めない」と正念を発しました。

 おおよそ30分経ったころ、1人の警官がパトカーを正門につけ、もう1人の警官がその車に乗り込んで立ち去りました。

 部屋には誰もいないのを見て、私は師父が弟子の魔難を取り除いて下さったと悟りました。 それから、私は立ち上がりバッグを手に取ると、身分証明書と鍵はすべてありましたが、キーホルダーに付けていた「誠心誠意に『真・善・忍は素晴らしい、法輪大法は素晴らしい』を念じれば、災難がやってきたときは命を守ることができる」と書かれたペンダントを警官は持って行きました。

 私はバイクに乗って、彼らがパトカーで去って行った方向に向かい、再び道端にいる人々に法輪功迫害の実態を伝え始めました。

 数日前、この派出所の警官が我が家に来ました。私は朝、早く起きるので、畑に行って仕事をしていました。家にいた妻はとても緊張したそうです。私の帰りを待っていましたが、私が戻らなかったため、警官らは飲食店に行って食べ物を買ってきて、我が家で食べました。私の分まで買ってくれていました。

 私は以前から警官の嫌がらせや迫害を受けていたので、妻は恐れていました。 しかし、この警官らが以前とは違い、旧友のように穏やかに、そして全く悪意なく妻と話しをしていました。 後に妻が心の底から「今の警官たちは優しくて、 かつてのような怖さはなかった」と言いました。

 仕事を終えて家に帰ると、警官が買ってきた食べ物を食べ、私は彼らに感謝しました。 派出所の所長は、「この前の件がまだ終わっていないので、派出所に来てほしいのですが」と言いました。この話を聞いていた妻は、心配していましたが、所長は「話が終わったら帰らせます、彼に危害を加えるようなことはしません」と言いました。

 警官は仕事をしたと言う意味で、私の家の壁に掛けられていた「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と印刷されたカレンダーと、ペンダントを取り外して持っていきました。  しかし、壁に掛けられている李洪志先生の写真には触れませんでした。

 私は恐れる心がなく、なぜなら、私が行なっている、人を救うことは大事なことで、それは宇宙で最も正しいことであり、正しくないすべてを正すことができます。そして、私はパトカーに乗りました。 付近の人たちのことを考えてのことでしょうか警官は、パトカーを離れたところに停めていました。

 私は、道中で警官たちに法輪功迫害の実態を伝えると同時に、共産党がいかに悪いか、周永康や薄熙来などが法輪功を迫害したことで悪の報いを受けたこと、 今、政法委員会は20年前にさかのぼって調査し、調査を受けた人はほとんどが法輪功迫害に関わった人たちであること、 中央レベルの610弁公室の主任と副主任のほとんどが、現政府によって逮捕され、そのほとんどが江沢民の部下であること等を伝えました。警官たちは静かに聞いていて、所長は微笑んでいました。

 派出所に到着すると、警官の1人が「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と印刷されているカレンダーを取り出して、壁に掛けようとしました。 警官たちは笑いながら、「今はまだ時期ではない」と言っていました。

 警官は調書を書くといい、私は「私が話したことを書いて下さい」と言うと、警官は「分かりました」と言いました。そして私は、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい、師父も素晴らしい! 法輪功は病気を取り除くことができ、人々に真・善・忍に基づいて善い人になるように教えています」と言いました。そして私は調書にサインしました。

 私は持っていた携帯電話用のネット封鎖を突破するカードを、所長に渡しました。 所長は横にいた警官に「ネット封鎖を突破して見てもよい、一枚ずつだぞ」と言うと、2人の警官は携帯電話で、中国共産党が多大な費用をかけて封鎖したインターネットを、瞬く間に突破して世界のウェブサイトを開いて見ていました。そして見た内容を読み始めました。「共産党組織の党員、青年団員、少年先鋒隊から脱退すれば平安が訪れる」

 続いて私は彼らに三退をさせました。その場にいたのは5人で、所長、副所長、警官2人計4人が三退しました。あと運転手1人がいましたが、意思表示しなかったので脱退したかどうかは分かりませんでした。

 所長は私に「あなたは心は優しいから、直接、人々に資料を配ることができたのです。他の大法弟子は夜に配っていますね」と言いました。 警官たちはもっと大法の資料を読みたいと言ってきました。

 私は警官が用意してくれた昼食を食べた後、午後バスで帰宅しました。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2021/11/28/434134.html)
 
関連文章