法を学ぶと眠くなる同修を見た時
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文/山東省の大法弟子 

 【明慧日本2022年6月24日】何年も前から、同修Jさん(「7.20」以前に法を得た古い学習者)は法を学ぶと眠くなると聞いていましたが、長年来彼との接触があまりなかったため、気に留めていませんでした。去年の8月、あるきっかけで私たちは集まり、同じグループで法を学ぶことになりました。

 同修Jさんの法を学ぶときの様子を初めて見たとき、確かにびっくりしました。彼が法を読む時、主意識が自分を支配していないように見受けました。彼は発音がはっきりせず、読んでいるうちに行が分からなくなり、他の人が読んでいる時はうたた寝をしてしまい、本を床に落としてしまったこともありました。しかも、同修Jさんは普段から家で法を学ぶことができず、誰かに付き添われていなければ学ぶことができず、かなりの妨害を受けているようです。

 精進している古い学習者なら、このような状態が何を意味しているのか分かるでしょう。法を学んでいても法を得ることができず、危険ではありませんか? 焦りを感じた私は、必ず彼がこの危地から抜け出せるようになると思いました。彼と交流してから分かったのですが、この間5カ月ほど、彼は実家の家屋の片付けに縛られていて、三つのことを一つもしていなかっただけでなく、携帯電話で常人の小説を読み、ウィチャットで遊んでいました。彼の状態から、きっと旧勢力が 「ゆでガエル」 という汚い手口で彼を破滅させようとしているのだと分かりました。

 グループ内の同修たちは絶えず法理をもって彼と交流し、彼が自分の問題点を認識できるように導き、そしてその状態がどのような深刻な結果を招くのかも厳しく指摘してあげました。それから、法を学ぶ前に、私たちは彼の空間場のすべての妨害要素を取り除くように発正念をしました。同修Jさんはさすがに古い大法弟子なので、彼自身も徐々に意識がはっきりしてきました。

 しかし、その状態を突破するのはそう簡単ではありません。彼は長年ずっともう1人の年配の同修だけと一緒に法を学んでいて、法理に基づく交流がなく、法に照らして自分を修めることや内に向けて探すことも分からないため、修煉状態の改善が遅く、法を読むときの状態も良くなったり悪くなったりしていました。

 グループ内のもう1人の年配の同修Lさんは、突破が遅い彼が未だに携帯電話をいじっているのを見て焦り、怒り出したこともありました。私はグループ内の交流で、「そのような状況が見えたら、Jさんばかり責めるのではなく、先ず内に向けて自分自身を探すべきであり、何よりも、焦りや怒り出すこと自体が法に符合していません」と言いました。私自身も、同修の執着にとらわれすぎているのではないかと自問しました。

 皆が内に向けて探してから、同修Jさんも恥ずかしくなり、グループ学法に参加する機会を下さった師父、および同修たちの助けに感謝し、再び携帯電話をいじりたい時には罪悪感を感じていたと言いました。今では、Jさんは小説を読むことやウィチャットで遊ぶことをほぼやめましたが、時々ネットショッピングをしているので、法を読む時に眠くなることがまだありますが、以前よりはだいぶ良くなりました。

 おとといの夜のグループ学法の最中に、同修Jさんが又、うとうとし始めたと気づき、私は顔を上げて彼をにらみつけました。その直後、私は師父の何事においても内に向けて探さなければならないという法理を思い出して、「このにらみつける行為の背後には、どれだけの人心が隠れているのか? 面倒がる、焦り、同修を見下す心もある」と思いました。また、他の同修が彼に字の読み間違えを指摘するときの心の状態が純粋でないことにも気づきました。さらに探していくと、「同修が眠くなったとき、主意識が強くないということであれば、私は眠くなくても、本当に自分の主意識がしっかりと法を学んでいるのだろうか?」と考えたとき、私はついさっき読んだ箇所が何なのかが分からないことに気がつきました。「では、他の同修にも同じ問題があるのでは? Jさんの状態が良くなったり悪くなったりするのは、グループ全体の学法状態とも関係があるのでは? 彼のこの状態を私たちに見せられているものではないか?」

 そう思うと、私の主意識が急にはっきりとしてきて、「他人の状態ばかりに目を向けてはいけない。観念を改めて、Jさんの正念を強めてあげなければならない」と思いました。そこで、私はJさんの主意識がはっきりしてくるように、彼の分かっている一面と交流しながら、彼を妨害している邪悪な要素を取り除くようにしました。1分もしないうちに、Jさんに変化が現れました。彼は元気が出て、読み方もスムーズになり、最後まで眠くなることはありませんでした。

 このことから、私は大きな感動を覚え、師父が弟子たちに与えた下さった、内に向けて探すという法宝の力を改めて実感しました! また、師父が常々弟子たちに着実に修めるようにと話されることの深い意味を再認識しました!

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/6/12/444751.html)
 
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