2021年 法輪功迫害への参与により悪報に遭った553人の実例 (2)
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 【明慧日本2022年2月6日】(前文に続く)

 (20)上海市1人

 盧炎:中共常務委員、上海市楊浦区政法委員会書記で、2020年に懲役17年の判決を受けた。

 (21)四川省2人

 陳敏:四川省眉山市彭山区政法委員会の執行副書記、2021年に重大な規律違反の疑いがあり、現在調査を受けている。

 鮮明凡:四川省南充市対儀隴県の元政法委員会書記で、2021年に重大な規律・法律違反により起訴され、調査を受けている。

 (22)天津市1人

 孫宝順:天津市津南区委員会常任委員および政法委員会書記で、2021年に重大な規律違反の疑いがかけられた後自首し、調査を受け入れている。

 (23)チベット2人

 李運峰:チベット自治区党委員会政法委員会副秘書長で、2021年に収賄罪、および私利私欲のために法を曲げた疑いで逮捕された。

 朱江:チベット自治区林芝市元常任委員会委員、政法委員会書記、および市公安局党委員会書記で、2021年に調査された。

 (24)新疆ウイグル自治区3人

 楊福林:新疆ウイグル自治区政法委員会の元書記、2021年に調査された。

 孟凡剛:新疆ウイグル自治区和田地方党委員会のメンバーであり、政法委員会書記でもある。2021年に調査を受けた。

 繆毅:新疆ウイグル自治区哈密市委員会の常任委員であり、政法委員会の書記でもある。2021年に調査を受けた。

 (25)雲南省2人

 李正德:雲南省昆明市嵩明県政法委員会の書記で、2020年に脳梗塞を発症し、自宅療養中である。

 施洪甲:雲南省人民代表大会常務委員会法制工作委員会の元副主任で、曲靖市委員会政法委員会書記、2021年に党から除名され公職も解かれた。

 (26)浙江省2人

 盛夏鋒:浙江省紹興嵊州市委員会副書記兼政法委員会書記で、2021年に調査のため解任された。

 江汛波:浙江省衢州市の元市党委員会副書記兼政法委員会書記で、賄賂を受け取った疑いで2021年に起訴された。

 (27)重慶市1人

 李川:重慶市万盛経済開発区の党工作委員会副書記兼政法委員会書記で、2021年に調査に自ら出頭した。

 2、悪報に遭った実例の一部

 1:黒龍江省密山市8511農場の政法委員会書記である李力、脳腫瘍で死亡

 1999年から2003年12月の間、黒龍江省密山市の8511農場の秘書と政法委員会の書記として務めていた李力(李利)は、法輪功学習者への迫害に積極的に参与し、牡丹江農業干拓支局の裴德中央病院に書記として赴任した後、検査で脳腫瘍が見つかった。地元の病院では治療ができなかったため、北京で脳腫瘍の手術を受けた。その3、4年後に脳腫瘍が再発し、北京大学腫瘍病院で2度目の手術を受けた。手術を終えて帰宅した李はずっと昏睡状態で誰も認識することができなかった。2020年10月26日、李力は悪報により死亡した。

 2:安徽省党委員会政法委員会常務副書記許剛、懲役13年6カ月の実刑判決

 許剛は安徽省党委員会政法委員会常務副書記である。2021年9月28日、許剛は一審で13年6カ月の懲役と70万元の罰金を言い渡された。

 2002年1月から、許剛は宿州市公安局局長兼党書記、六安市公安局党書記兼局長、阜陽市委常務委員、政法委員会書記、公安局党書記、安徽省公安部党委副書記兼常務副部長を歴任し、2018年9月から2020年3月までは安徽省党委政法委員会常務副書記を務めていた。

 在任中、許剛は法輪功への迫害に積極的に関与し、3人の法輪功学習者の死亡に責任を負い、安徽省における法輪功迫害の主要責任者である。

 3:吉林省永吉県万昌鎮の中共政法委幹部耿維厳、交通事故で死亡

 40代の耿維厳は2020年に就任したばかりである。同年10月頃から法輪功への迫害を担当し、いわゆる「ゼロ行動」に従事し、法輪功学習者に対して大規模な嫌がらせや連行を行い、様々な手段で三書に署名させ、修煉しない誓約書を書かせていた。2021年6月13日午後9時頃、耿維厳は当直中に官庁の正門前で2台の車に轢かれて死亡した。前のバンが彼を倒し、後ろから来たもう1台のジェッタが彼を轢き、極めて悲惨な状況であった。彼の生前、法輪功学習者は何度も彼に真実を伝えたが、彼は信じようとせず、結局、中共邪党の殉葬品となった。

 (二)「610弁公室」(表5)

分類 障害 重病 がん 死亡 自殺 処罰 精神異常 総数 百分率% 本人 巻き込まれた家族
「610」 2 3 1 8 1 13 3 31 6 4 4

 表5を見ると、悪報に遭った「610弁公室」の人員には、障害2人、重病3人、癌1人、死亡8人、自殺1人、調査・処罰13人、精神異常3人の合計31人で、全体の6%を占めていることがわかる。4人が4人の家族を巻き込んだ。

 1、悪報に遭った「610」人員についての簡単な説明

 (1)中共高官2人

 彭波:中央「610弁公室」の元副主任で、2021年に「重大な規律違反を犯した」疑いで調査され、法廷で裁かれた。

 傅政華:元司法大臣で中央610弁公室の主任は2021年に失脚した。

 (2)北京市2人、うち1人が1人の家族を巻き込んだ

 郭志貴:北京市房山区610洗脳班のメインリーダーである。2021年に妻が乳がんにかかり、身の回りのことができなくなり、精神面での苦痛を受けるようになった。

 (3)河北省8人、うち3人が3人の家族を巻き込んだ

 劉富强:河北省三河市の元610弁公室の主任、三河市公安局副局長で、妻と弟が病で死亡した。

 馬玉蝉:河北省「610弁公室」の元主任で、2021年に重大な規律違反の疑いで調査を受けている。

 張成華:河北省三河市首鋼機械工場の610の責任者で、2016年ころ癌により死亡した。

 王福洪:河北省大廠県610の元主任で、息子の王鋒が2007年に懲役12年の実刑判決を受けた。

 楊俊成:河北省廊坊市霸州市堂二里鎮の某村の治安保安主任で、体調が悪く、歩くのも大変な状況になった。その妻は毒薬を飲み自殺した。

 (4)河南省1人

 孫建国:河南省「総合治安弁公室」の元副主任、省政法委員会の元巡視員で、2021年に重大な規律違反の疑いで調査された。

 (5)黒龍江省2人

 劉文普:黒龍江省ハルビン市双城区周家鎮東安村の治安保安主任で、2021年に複数回斬りつけられて死亡した。

 張大力(張達力):黒龍江省鶴岡市政法委員会副書記、610の責任者で、2019年に急病で死亡した。

 (6)湖北省7人

 李德会(音):湖北省荊門市京山県610弁公室の副主任で、2009年に交通事故で死亡した。

 叶新明:湖北省武漢市漢陽区政法委員会の610弁公室の元メンバー、漢陽陶家嶺洗脳班の責任者で、2012年に急病で死亡した。

 阮明貴:湖北省咸寧市党委員会副秘書長、咸寧市610弁公室の2期目の主任で、肺がんを患い、2015年に辛い闘病生活の末に死亡した。

 姚雄:湖北省咸寧市610弁公室の副主任で、2020年に数多くの病気を患うようになった。

 陳先漢:湖北省咸寧市610弁公室の副主任で、2018年に突然の顔面外傷を受けて、右眼上下の瞼の皮膚が裂傷し、右眼球の鈍的挫傷および右眼窩内壁の骨折を負った。

 王光坤:湖北省咸寧市610弁公室の副主任で、2019年に脳梗塞後遺症で脳が萎縮し、皮下打撲、不整脈、心房細動、慢性胃炎など6疾患を患うようになった。

 周斌:湖北省咸寧市610弁公室の副主任で、2018年に外傷で入院し、病院の検査で左胸郭の多発骨折、軟部組織の挫傷、胸水、肺挫傷など4つの病があることが判明した。

 (7)江蘇省2人

 杜栄良:江蘇省無錫市公安局の元副局長、江蘇省610弁公室の責任者で、2021年に重大な規律違反の疑いで調査されている。

 漆洪庭:江蘇省淮安市610弁公室の元主任、同市公安局副局長で、2021年に規律違反と法令違反の疑いで規律審査と監察調査の対象となった。

 (8)内モンゴル1人

 李凌宇:内モンゴル自治区赤峰市カラチン旗610弁公室の元主任で、2021年に失脚し調査を受けた。

 (9)山東省3人

 恵从冰:山東省中共委員会政法委員会副書記、610弁公室副主任で、2021年に重大な法律違反の疑いがかけられ、自首した。

 張広孝:山東省イ坊市610弁公室の元副主任、政法委員会副書記で、2021年に重大な規律違反の疑いにより、現在調査されている。

 門振亮:山東省沂水県高橋鎮総合治安弁公室の副主任兼610弁公室の主任で、2021年に脳幹出血で死去した。

 (10)陝西省1人

 李新良:陝西省西安市長安区政法委員会の元副書記、総合治安弁公室主任、および610弁公室の主任で、2021年に失脚した。

 (11)四川省2人

 廖維忠:四川省成都市政法委員会の二級巡視員(元610弁公室の主任)、2021年に重大な規律違反の疑いで、現在審査および監察調査を受けている。

 邢林:四川省610弁公室政策研究所の元所長で、2021年に失脚した。

 2、悪報に遭った実例の一部

 1:中央「610弁公室」副主任彭波、失脚

 2021年3月13日、中央「610弁公室」の元副主任、彭波が「重大な規律違反の疑い」で調査中であることが公表された。彼は孫力軍に次ぎ、もう1人の降ろされた中央レベルの610弁公室の頭目である。ネット情報によると、64歳の彭波は湖南省出身で、1980年代から複数の中共管轄下のメディアで勤務し、2006年から中共対外宣伝部、インターネット情報局、中央政法委員会などの多くの部門で上役を務めていた。彭波がいつから中央「610弁公室」の副主任になったかは不明である。

 現在、彭波の個人履歴や関連写真は、中国本土のウェブサイトから速やかに削除されている。

 2:河北省610弁公室の元主任馬玉蝉、重大な紀律違反の疑いで調査中

 2021年7月16日の河北省ニュースによると、河北省610弁公室の主任である馬玉蝉は、重大な規律違反の疑いにより調査されている。

 1951年12月生まれの馬玉蝉(男)は、1998年9月から河北省公安局政治部主任に就任し、2002年2月から河北省公安局副部長兼党委員会副書記、2008年5月から河北省党政法委員会委員、省カルト問題防止処理指導グループの主任兼省610弁公室の主任、2009年11月から河北省党委員会政法委員会副書記・秘書長、2011年1月から河北省紀律検査委員会副書記、省監察部部長、省腐敗防止局局長などを歴任した後、2016年に省の党人大の閑職に就き、2019年1月に退任した。

 河北省は、中国全土における法輪功への迫害が非常に深刻な省である。馬玉蝉の経歴を見れば分かるように、1999年7月20日に江沢民が率いる中共が法輪功を迫害して以来、彼はずっと河北省の公安、政法系統の要職に就いていた。特に、2008年5月から2009年11月まで、馬玉蝉は悪名高い河北省の610弁公室の主任を務めていた。そのため、河北省の法輪功学習者たちが受けていた残酷な迫害に対し、馬玉蝉は回避できない責任を負っており、罪深いと言えよう。

 3:黒龍江省ハルビン市双城区周家鎮東安村の治安保安主任劉文普、斬りつけられて死亡

 黒龍江省ハルビン市双城区周家鎮東安村の治安保安主任である劉文普(57)と村書記の董恩才(49)は、2021年3月1日の午後5時、土地に関する争いを解決するために村民である劉氏の家に行ったが、争いの中、ナイフを持った劉氏は董恩才と劉文普の2人を複数回斬りつけて殺害した。

 村書記の董恩才、治安保安主任の劉文普、そして劉氏夫妻は中共の嘘偽りとプロパガンダに惑わされ、法輪功学習者への迫害に参加していた。彼らが同じ凶運に辿ったのは、善良な人々への迫害に加担したことにより負った悪報に他ならないだろう。

  (続く

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/1/14/436808.html)
 
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