撫順市の孫静さん 再度判決を下される
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 【明慧日本2022年3月16日】遼寧省撫順市新賓満族自治県(新賓県)の法輪功学習者・孫静さん(68歳女性)は2022年2月21日、撫順市留置場で不当に開廷された。そして、2月28日、家族は孫さんに懲役4年と罰金1万元の判決を下したと裁判所から伝えられた。その後、判決を不服とした孫さんは控訴した。今回の判決は孫さんにとって、2回目である。

 孫さんは夫の李貴坤さんとともに法輪功を学んでいる。法輪功を学んで、孫さん夫婦は心身ともに元気になった。しかし、中国共産党当局が法輪功迫害を開始してから、夫婦ともに迫害を受けた。

 2021年9月8日夜7時、新賓県の国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関。以下、国保)の警官、新賓鎮派出所の警官十数人は孫さん夫婦の家に行き、家宅捜索をして孫さん夫婦を連行した。警官は孫さんの家からパソコンやプリンター、法輪功書籍、法輪功創始者の写真などの私物を押収した。

 孫さん夫婦は新賓鎮派出所に連行された。その翌日、警官は孫さん夫婦に身体検査とPCR検査をさせるため、家族に1000元を支払わせた。その日の午後、孫さんは撫順市留置場に拘禁され、夫の李さんは新賓県留置場に送られた。8日後、李さんは「保釈」で帰宅したが、孫さんは引き続き、拘禁された。

 孫さんは留置場に拘禁されて1週間後、撫順市順城区検察庁に陥れられた。その後、検察庁は一度、孫さんの案件を差し戻した。しかし、国保の警官は孫さんの家に行き、李さんと息子に案件資料のチェックだとサインを要求した。夫と息子は拒否したが、夫はまた、検察庁に呼ばれ、案件資料にチェックをさせられた。

 その後、順城区裁判所に起訴され、すでに6カ月拘禁された孫さんは実刑と罰金の判決を言い渡された。現在、孫さんは控訴中である。

 孫さんはかつて懲役2年の実刑判決を言い渡されたことがある。

 2016年12月7日午後3時ごろ、新賓県公安局の副局長、国保の隊長などの警官は孫さんの家にを押し入り、家宅捜索した。孫さんはその後、南溝留置場に送られ、拘禁された。

 2017年7月25日、新賓県裁判所の裁判官は南溝留置場で孫さんに対して不当な開廷をした。法廷で弁護士は法律に基づき、孫さんの無罪を主張し、孫さんの釈放を求めた。検察官は反論しなかった。

 2017年12月8日、孫さんは二審を行われ、裁判官に懲役2年の判決を宣告された。そして、2018年4月26日、孫さんは遼寧省女子刑務所に収容されたという。

 
(中国語: https://www.minghui.org/mh/articles/2022/3/5/439687.html)
 
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