WeChatを使用したため陳久文さんが吉林省松原県裁判所で不当裁判
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 【明慧日本2025年3月6月】遼寧省撫順市在住の71歳の法輪功学習者・陳久文さんは2023年10月、吉林省松原県公安局の警官により、省を越えて不当に連行された。留置場に拘束され、誹謗中傷され罪に陥れられた。最近の情報によると、陳さんは松原県裁判所により懲役2年6カ月の判決を受け、現在、吉林刑務所に不当監禁されているという。

 2023年10月30日午後、陳さんは永陵鎮陡陵村の自宅にて、吉林省松原県公安局の警官らに連行された。当時、2台のパトカーが現場に到着し、そのうち1台は吉林省松原県公安局のものであった。陳さんがスマホのWeChat(微信)を通じて法輪功関連のメッセージを送信したことが、今回の連行の理由であるとされた。

 陳久文さんは満州族で、定年退職した職員だった。1996年に法輪功を修煉する道を歩み始めた。修煉後、彼は心身ともに健康になり、精力に満ち溢れ、「真・善・忍」の基準で自身を正しく律し、いかなる環境下でも良い人であろうとし、どこでも、人に優しく接していた。

 1999年7月に法輪功が迫害を受けて以後、陳さんは公民の合法的な権利として、事実を明らかにするため、大きな期待を抱いて北京へ陳情に赴き、法輪功の真実の状況を訴えようとしたが、北京で連行され、不当に新賓留置場へ連れ戻された。家宅捜索を受け、法輪功の書籍多数、写真数十枚、乗用車1台が没収され、見つけられた貴重品も強奪された。高級品の衣類、ズボン、帽子などすべての貴重品が略奪され、自動車1台分が満載となった。その後、警官らは彼の息子が経営する書店にも押し入り、店内を徹底的に捜索し、営業中の現金を奪い、さらに金庫を持ち去ってようやく手を引いた。何らの理由もなく、陳さんの妻・趙桂栄さんと、立ち寄った親族を連行し、彼らを撫順南溝留置場に拘束した。

中共酷刑示意图:殴打

中国共産党による拷問のイメージ図:殴打

 当時、陳さんは撫順市公安局国保大隊の警察によって秘密裏に誰も知らない地下室に連行された。部屋は真っ暗で伸ばした手さえも見えず、陰鬱で恐ろしい雰囲気であった。彼は警察により、非人道的な尋問、残酷な拷問などを受けた。警官らは陳さんを黒くて汚れた鉄製の椅子に縛り付けると、一瞬で彼のズボンがその塗料にしっかりとくっついた。その後、高圧の大型スタンガンで電撃を加え、太い棒で陳さんの頭部を激しく殴打した。陳さんは数日間、昼夜を問わず暴行と拷問を受け、耐え難い苦しみを味わった。その後、陳さんは冤罪で懲役3年の刑を宣告され、遼寧省本渓市の西湖刑務所に移送されて引き続き迫害を受けた。刑務所内で脅迫やあらゆる拷問を受け、強制的に苦役を課され、修煉を放棄するよう執拗に威圧された。

 明慧ネットが公開した迫害事例に基づく一部の統計によれば、2024年、吉林省の9つの地域で法輪功学習者が依然としてさまざまな程度の迫害を受けていた。その迫害を受けた人数は1031人である。その内訳は以下の通りである。

 迫害により死亡、または冤罪を受けて離世した人数:14人

 不当に刑を宣告された人数:78人

 連行された人数:396人

 嫌がらせを受けた人数:287人

 不当に家宅捜索を受けた人数:216人

 強制的な洗脳を受けた人数:11人

 逃亡を余儀なくされた人数:7人

 行方不明になった人数:4人

 各種の経済的迫害を受けた人数:18人

 経済的迫害による金額の合計は15万7.850元以上である。

 中共が法輪功学習者への迫害情報を封鎖しているため、さらなる迫害事例は公開されていない状況である。

 
翻訳原文(中国語):https://www.minghui.org/mh/articles/2025/2/10/490586.html
 
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