巨大な難に直面して恐れず、大法を堅く修め志を変えず
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文/喜悦

  【明慧日本2022年3月19日】私は2011年に正式に法輪大法の修煉に入りました。しかし、本当の修煉は2016年に始めました。

 修煉に入ってからまもなく、重い病業の仮相が現れました。病院で悪性脳腫瘍と診断され、医者はまだ半年は生きられるから、頭蓋骨切開の手術をするようにと勧めました。同修である妻は、手術によって私の身体が大きく傷つけられると思い、手術に同意せず退院の手続きを決めました。

 家に戻ってから、妻は私と常に一緒に学法しました。しかし、しばらく落ち着いた後、病状が再び悪化し始め、数カ月後に両目を失明しました。この後、一度ガンマ線治療をし、医者はこの種の治療の効果はもっても1年だけで、ひいては多くの患者が1~2カ月で再発する可能性があると言いました。医者の説明は、私と一緒に治療をしている患者の多くがとても早く再発して、それぞれの人がこの世を去っています。

 このような状況に面して、私は大法だけが私を救うことができるのだと認識しました。そこで学法の力をさらに加えるため、同修達はいつも私と一緒に学法して、師父の説法の録音や大法の歌を聴かせ、私を絶え間なく大法の中に浸るようにさせてくれました。私は、心を込めて「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」を念じ、さらに正法の口訣を念じました。同修たちも私のために発正念をして、旧勢力の私に対する迫害をきれいに片づけてくれました。

 一定の時間が経過した後、病気の症状は軽減され、段々と頭がはっきりしてきて、病院で検査をしてみると、脳腫瘍の症状は消えていました。しかし、この時点で目はまだ見えませんでした。この時、同修たちの提案によって大量に師父の説法の録音を聞くことにしました。

 同修が操作の仕方を教えてくれた後、私は説法の録音機を手にして自主的に学法を始めました。法を得たばかりのように師父の声を聴きたくてたまりませんでした。毎日録音機を手に持って放さず、家族は冗談まじりに「現在の人はいつも携帯電話を手にしていますが、あなたは毎日録音機を手にしていますね」と言いました。このようにして、食事と睡眠の時間を除いて、私はすべての時間を学法に使いました。聞けば聞くほど聞きたくなり、聞けば聞くほど夢中になり、非常に満ち足りて楽しく、親戚や友人の訪問の応対、甚だしきに至ってはトイレに行くことさえ無駄な時間に感じました。

 2016年に始めてから2017年の中国の正月が過ぎた後まで100回近く聞きました。この時、私は精力に満ち溢れ、状態がとても良好でした。私を訪ねた親戚や友人は私の状況を見て、とても驚いて不思議そうでした。皆はどうして私の身体が回復してこんなに良くなったのかと聞きました。私はとても自慢気に彼らに教えました。「法輪大法を修煉した結果、師父が助けてくださいました」と言いました。そこで私はチャンスを失わないように彼らに真相を伝え、三退させました。私が身をもって体験したことを話したことで、皆はとても納得し喜んで受け入れました。

 2017年、中国の正月が過ぎた後、ある同修が我が家を訪問し、交流を通じて私は多くの良いものを得たので、やはり集団の全体から離れてはならず、学法のグループに行かなければいけないと思いました。そうすることで、毎日同修と学法と交流ができます。師父は、「我々は集まって一緒に煉功するだけではなく、ある特定の時間に皆さんが集まって一緒に法を学んでみたら如何ですか。一講一節を順番に皆で読み、討論してみます。学習の時間は一緒に煉功することと同じように固定すれば良いでしょう。こうすればきっと良い効果があり、問題意識をもち、こうして我々は将来、実際の問題にぶつかる時に法に基づいて対処することができるようになります」[1]と説いておられます。グループ学法に参加した後、私の修煉と学法は新しい段階に入りました。同修の助けのもと、私の心性は大きく向上しました。

 2018年、『法輪大法義解』の中で師父は「現在長春では1万人以上の人が本の暗記をしています。彼らは今法を学ぶ時どんな状況になったのでしょうか? つまりそこに座って学び始めると、本も要らず、初めから本を暗誦します。少しの間違いもなく、一字でも間違えないように暗誦し続けます。あなたが一段を暗誦して、彼が次の一段を暗誦して、このように続けて暗誦します」[2]、「本を暗記するようになってから、学習者は事後に対照するのではなく、事前にやるべきかどうかが分かるようになりました。これは非常に素晴らしいことです」[3]と説かれています。私の心が動き、頭の中で閃いた念は、「どうして暗誦をせずにいられようか?」でした。自分のこの考えに驚いて、その後、念がますます強くなりました。

 ついにある日、私は決心し、妻に法の暗誦をすることを厳粛に申し出ました。妻は非常に驚いて、本当によく考えたのかと聞きました。また妻は「あなたのこのような状況での暗誦はとても大きな困難を伴いますよ」と言いました。私はすでによく考えたと言いました。妻は私を支持して、これから私と一緒に暗誦することを決めてくれました。これにより私達は一緒に暗誦を始めました。妻が一節読むと、私が一節暗誦します。始めた時のペースはゆっくりで、1日で半ページしか暗誦できませんでした。その後、徐々に要領を掴み、2カ月続けると、ついに第一講を暗誦できました。

 暗誦する過程で、私は深く体得しました。法を暗誦することは確かに非常に良い学法の方法の一つです。得るところがとても多いのです。その一つは普段学法の時に、聞いていながらも考えが集中力に欠けているような状況がよく現れることです。それでは学法の目的に達していません。このような状況は同修の中で比較的ふつうに存在しています。しかし、暗誦は学法に対する真剣さや集中力不足の問題を解決することができます。すべての注意力を集中していないと覚えることができないので暗誦の学法効果はとても高く、学法の目的を達することができるのです。二つ目は、暗誦する中で多くの執着心が現れる事です。もし暗記が良くできた時には歓喜心が生じるかもしれません。とりわけ同修から褒められた時、このような心が生じるかもしれません。この他に自分で自分をえらいと思い込む心や顕示心も生じるかもしれません。しかし、暗誦がうまくいかない時、焦る心やメンツを守る心、とりわけ他の人によって暗記の間違いを指摘されたりした時、さらに他人が言ったことを許せない心などが現れるかもしれません。これらの執着心が現れたら、私はそれらをきれいに取り除きます。

 2年近くが経過した、2021年1月10日、私はついにこの宝の本を暗誦し終えました。私は最後の一段落を暗誦し終わった後、説法の録音機を手に捧げ持ち、両目から涙があふれ、ついに自分の心からの願いが完成したと思いました。

 引き続き、私は第2回目の暗記を始めました。今回の暗記の目的は、正常な人の学法の方法についていかれるように、集団学法に参加することです。他の人が読んでいるのを聞くしかできない状況を変えるためです。この5年間の苦難に満ちた実修は、私を心身共に昇華させてくれました。名利に淡泊になり、心態は穏やかになり、身体は非常に健康になり、顔色も白に赤みが差し、頭の回転が速くなり、早足で1時間歩いても疲れず、5年間風邪を引いたり発熱もありません。同時に心性も大きく向上し、修煉する前に際立っていた執着心、例えば名利心、闘争心、虚栄心、嫉妬心、他人の言ったことを許せない心など、みな徐々に取り除きました。以前であれば、私の性格は比較的せっかちだったため、ちょっとしたことでもすぐに怒っていたかもしれません。しかし、現在同じような事に直面しても、基本的に一笑に付しています。心の中は喜びであふれ、徐々に修めることができるようになり、修めれば修めるほど修めたくなり、比べようのないほどの幸せを感じています。

 私は跪いて師の恩に対し拝み、師が私にしてくださった慈悲なる済度に感謝を申し上げます! また同修の無私なる助けに感謝します!
 
 一句の詩を以って結びと致します。個人の悟りですので、法に合っていない所があれば、同修の慈悲なるご指摘をお願い致します。

 「月日は慌ただしく過ぎていき、光陰矢のごとしで、戻ることがない。法輪大法は私が求めていたもの、万古の機縁を失ってはならない。両目を失明しても大法を修め、法を暗誦し心に留める。千の難万の難何を恐れるか、苦しみを舐めて業を消し悠々とする。修煉は初めの如く厳しく要求し、功成って圓満成就し師について行く」

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『法輪大法義解』「長春法輪大法輔導員のための説法」
 [2] 李洪志師父の著作:『法輪大法義解』「北京法輪大法輔導員会議での提案」
 [3] 李洪志師父の著作:『法輪大法義解』「広州で全国一部分の輔導站責任者に対する説法」

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/2/25/439195.html)
 
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