【明慧日本2022年8月27日】遼寧省新濱県の法輪功学習者・王忠勝さん(75歳男性)は、法輪功を修煉しているとして、当局に懲役4年の不当判決を言い渡され、瀋陽市の東陵刑務所に拘禁された。残酷な迫害を受けたため、身体は深刻な状況に陥っている。現在、王さんは刑務所の病院で治療を受けている。
法輪功は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以降、中国共産党によって迫害されている。
内部関係者によると、王さんは法輪功の修煉を放棄することを拒否したため、東陵刑務所の看守は王さんを小さな椅子に座らせ、臀部が重度の感染症になり痛みが生じたときでさえ、動かずに長時間座り続けるように強制した。王さんの容体は悪化し続け、治療のために刑務所の病院に運ばれた。
拷問のイメージ図:小さな椅子に座らされる |
1999年9月5日、王さんと妻である法輪功学習者・王桂蘭さんは共に、法輪功は無実であると訴えるため北京に行った。それにより、王さんは仕事をクビになり、1999年12月末、当局に懲役2年の労働教養を下され、撫順市刑務所に拘禁された。2000年10月に刑務所外の服役となっている。
2000年末、王さんは再び北京に行き、法輪功迫害に関する長さ99メートルの真相の横断幕を掲げた。しかし、再び撫順市刑務所に拘禁された。労働教養を終えた後、王さんはしばらく街を歩き回り、包丁やはさみを研いで生計を立てていた。
2004年9月のある夜、新濱県派出所の警官らが王さんを派出所に連行し、法輪功の修煉をやめさせようとした。王さんは拒否したため、その後、羅台山荘洗脳班で迫害を受けた。
2008年4月8日、王さんがウルムチ空港で飛行機に搭乗していたとき、王さんは審査官から法輪功を修煉しているかどうか尋ねられた。王さんは「私は法輪功を修煉しています」と答えたところ、連行された。
2020年11月1日、王さんは新濱県国内安全保衛部門(法輪功迫害の実行機関)の警官らに連行された。2021年4月26日、王さんは、順城地方裁判所によって不当に懲役4年の判決と4,000元の罰金を言い渡された。
過去21年間、法輪功への迫害によって、上級講師の王さんは仕事をクビになり、信仰を堅持したために連行と拘禁を繰り返し受けてきた。王さんの妻・王桂蘭さんは経済的な貧困と精神的な苦しみの中で、2019年12月に死亡した。王さんも現在、命の危険に晒されている。