衆生済度を急げ!
■ 印刷版
 

文/中国大陸の大法弟子

 【明慧日本2022年10月20日】 9月29日の朝、寝ている時に、私ははっきりとした映像を見ました。大勢の大法弟子が列をなして前に走っており、とても急迫した様子を見ました。よく見ると、彼らはみな海外の大法弟子が法を広めるとき着ている黄色の煉功服を着ていて、灰色の上着を着ていますが、ボタンは掛かっていません。頭の中に「光陰矢の如し」という文字が浮かびました。

 目が覚めると、師父がヒントを出してくださり、私を悟らせているのだと思いました。昼食後、午前中に終わらなかった学法を続けました。その後、昼寝を始めたのですが、なんと1時間以上も経っていました。 突然、私の頭の中に「衆生済度を急げ!」の一念がはっきりと現れました。私はすぐに目覚めて、急いでベッドから起き上がりました。それはちょうど発正念の時間でした。すぐに足を組んで手をきれいにしてから始めました。

 師父が一日に3回も弟子に示されたのは、私自身が修煉たからに違いないと思います。そこで私は、自分の最近1ヶ月余りの修煉過程を整理していくうちに、問題点が多いことに気づきました。

 明慧編集部が今年第19回大陸法会原稿募集の通知を掲載してから、私は急いで、4人の同修が法会原稿を書くのを手伝い、明慧ネットに無事、投稿できました。その後、師父から地元の同修をより多く動員して、今回の法会に参加しなければならないと啓示されました。そこで、ある同修に一緒に原稿を完成させるようにお願いをしました。

 その同修は積極的に協力し、取材に行って、帰ってきてから私は原稿を書き、同修はタイピングを担当してくれました。その間、私たち二人は息が合っていました。師父のご加持と保護の下で、私たちはついに締切り日の2日前に、60部余りの原稿を明慧ネットに投稿することに成功し、そして一人一人の同修にそれぞれコピーも渡しました。

 家に帰ってから、私はこの一ヶ月余りのことを振り返りました。投稿の締切日までに原稿を完成させるために、毎日同修と学法する時間が少なくなりました。あるとき、数日のうちに一講分の法を学ぶこともできず、発正念の回数はもっと少なく、とても疲れたと感じていました。ですから、家で数日間、きちんと法を勉強してから、また出かけて真相を伝えに行こうと思いました。この時期は、なぜか私はとても眠くて、寝すぎるくらい寝ていました。毎回、悔やまれ、突破しようとする意志と決心がないことに悩んでいました。安易さを求める人心は、睡魔に利用され、コントロールされていたのです。

  しかし、思いがけないことに新型コロナの流行がまた突然やってきて、9月22日から私が住んでいる地域がロックダウンされました。そのため、外に出て真相を伝えることができなくなったのです。この貴重な在宅時間を有効に利用するため、私は毎日午前中に『転法輪』を2講読み、午後に暗記し、夜にネットで毎日交流文章をダウンロードしました。私はとても充実していると感じています。今日は封鎖されて8日目です。下の階に住んでいる人の話によると、今日は最後のPCR検査で、明日から解禁されるそうです。そうなれば、考えていたように真相を伝え、人を救うことができると思いました。

  この期間に私は、自分の中に修煉に対する苦や疲れを恐れ、寝坊し、安易な気持ちと緩みを求める多くの人心を見つけました。今後の修煉過程の中で、私は必ずそれらを取り除かなければなりません。

  また、師父は3回も啓示された中で、私は次の点を悟り、同修と交流します。妥当でないところがあれば、ご指摘をお願いします。

 (1)法を正す時間は非常に速く、正法修煉の時間は限られています。法に合わない多くの言動が表面に押し出されため、大法弟子の表面が灰色の服に覆われているのが見えました。これは私たちが続けて実修の中で、早急に正さなければならないことです。この残された短い時間を見逃すことはできないし、無駄にもできません。この時間が一旦過ぎれば、もうやり直すことができません。

  (2)実修を急ぎ、取り除くべき様々な貪欲、欲望、感情を必ず除去し、覆い隠して保留してはならず、いかなる人心を持ってしても、新宇宙の基準に達することはできません。

  (3)法をよく学ぶことは、すべての大法の仕事をよくする有効な保証です。 私が実践している「法」の学習では、「法」の暗記は有効な手段だと感じています。なぜなら、法を暗記する過程で、あらゆる利己的な考えや雑念を捨てなければならず、全ての文字が心に入って初めて法を暗記することができます。法が心に宿っていれば、世の中の虚像に惑わされることなく、常に冷静な頭脳を保ち、大法を用いて絶えず心身を洗い清められます。したがって、自分の行うべきことを全力で行うことができます。

  (4)勇気をもって自分の使命と責任を果たす

  私たちは法を正す時期の大法弟子ですから、師父に従って、法を正すのを手伝いに来たのです。個人の解脱を求めるものではありません。師父はこのように説かれました。「衆生を救い済度することについてですが、一部の人はなかなか急いでやろうとせず、現在、大法の仕事を行なっている大法弟子は一部の人に限られています。表に出ず、重視せず、衆生を救い済度することをそれほど重要に思っていない人がいます。実は、あなたの大法弟子としての責任は全部そこに含まれています。衆生を救い済度することを行なわなければ、大法弟子としての責任を全うできなかったことになり、あなたの修煉はゼロになります。なぜなら、あなた個人の圓満成就のために、あなたを大法弟子にしたのではなく、あなたは重大な使命を背負っているからです」[1]

  師父が経文『目覚めよ』を発表してから、多くの同修は法を正し終えてから、また、法がこの世を正すときに継続して修煉できると悟りました。師父は「法を正す勢いがひとたびやって来たならば、すべてがみな瞬時に終わってしまいます」[2] と説かれました。これに対して、法がこの世を正す最後の瞬間に突入した時、私たちも真相を伝え、人々を救う機会がなくなります。衆生が救われる機縁も突然終わり、大法弟子の正法修煉の時間も終わりになると私はこう悟ったのです。

  法がこの世を正すことは師父が次の段階で行うことです。大部分の大法弟子は師父に従って、法が世を正すことを行います。ですから私たちは急いで自分をよく修め、いつも情に流されて、日常生活の雑事に縛られてしまい、これらのことにあまり後悔を残さないようにしなければなりません。ですから、私たちは法に責任を負い、衆生を救い済度し、衆生の期待に応え、自分の修煉にも責任を負います。そうすれば、私たちに対する師父の深い慈悲と苦しみの済度に応じられることでしょう。

  (5)師父が次のように説かれました。「最後になって、ますますしっかり行ない、くれぐれも怠らず、緩めず、無頓着にならないように望んでいます」[3]

 すべての大法弟子がこの複雑な世界をはっきりと認識し、師父の要求に応じて、もっと精進しましょう。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地の説法九』「2009年ワシントンDC国際法会での説法」
 [2] 李洪志師父の著作:『精進要旨二』「正念の作用」
 [3] 李洪志師父の経文:『ロサンゼルス市法会での説法』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/10/12/450430.html)
 
関連文章