60代で運転免許を取り、パソコンを学習する
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文/中国の大法弟子

 【明慧日本2022年11月30日】

 尊敬する師父、こんにちは!

 同修のみなさん、こんにちは!

 私は1998年に大法を得て、修煉し始めた女性弟子で、ことし60歳です

 1.運転免許の取得

 私の家は、同修にあらゆる大法と迫害の実態の資料を提供する役割の拠点なので、同修の車を利用させてもらって物資を購入することがよくあります。実は家に車があるのですが、私は運転免許を持っておらず、運転の仕方がわからないのです。もし自分で運転できるようになったら、楽ではないかと思いました。

 2017年、55歳になった私は、自動車教習学校に出願しました。しかし、願書を出した後、私は怖くなりました。学生時代には暗記問題が怖くて、試験になると気後れしました。年をとった今、筆記試験の数十問を暗記できるか、一発で合格できるかすごく心配になりました。でも、「私は大法弟子だ、私には師父がおられる」と思いました。その思いで、恐怖心を克服したのです。問題を真剣に暗記する過程でよく似た問題に出くわすと、記憶を強化し、覚えるまで何度も繰り返し暗記しました。当時、私の家にいた従姉妹(同修)が一緒に暗記してくれたので、はやく数十問を暗記することができました。

 筆記試験当日、試験会場に入る前は落ち着きがなく、少し緊張していたので、師父に助けをお願いし、心の中で「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と念じていました。しばらくすると、心が落ち着いてきて、試験会場に入ると、順調に問題をこなし、合格することができました。これで、次の科目への自信がつきました。

 二次試験(ロードテスト)は最も難易度が高く、若い人でも一度で合格するのは難しいと言われます。私の年齢では、もっと大変ですが、自分は修煉者であり、普通の人と違い、常に師父に見守られていると思いました。コーチの話をよく聞いて、毎回の練習に励みました。その後、自動車学校の模擬試験で毎回満点を取り、校長先生やコーチも大喜びでした。しかし、正式な試験が近づくにつれ、やはり少し心配になりました。

 私が二次試験を受けたとき、同じ車で試験を受けた前の男性が不合格になりました。理由を聞くと、「車が古いので、坂道で止まるようにセットしたらエンストしてしまった」とのことでした。そして、「そこは気をつけた方がよい」と言われました。私はすぐ師父に心の中で「師父、弟子は人を救わなければならず、時間も限られているので、どうか今日合格できるようにご加持ください」と師父にお願いしました。

 試験車両に乗ったあと、自分は合格できるかどうかを師父に託す、という一念を決めました。そして、車を発進させ、古い車のことは考えずに、ひとつひとつルートをたどっていったのです。気がつけば、五つのプロジェクトがすべて終了しました。二次試験を見事に合格し、心の中で「師父、ありがとうございます、ご心配をおかけしてすみません」と言いました。

 三次試験(路上試験)の前に、路上試験のコーチに500元を支払えば、ヒントを与えてもらえ、合格できる、そうでなければ、試験でわざと失敗させるかもしれない、と担当のコーチから言われました。私は大法弟子として、このようなことは許せないと思っています。私には師父がおられ、私の行動は全て師父次第で、彼らではありません。

 受験ルートは三つあり、受験ポイントが異なります。その中で一番難しいのが三番目のルートで、たまたま私が選んだのはまさにその三番目だったのですが、「師父がきっと助けてくださる」と信じていました。試験を待つ間、試験に使用する乗り物も含め、そこにいるすべての衆生に覚えさせようと「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」の一念を送りました。

 路上試験中、テストコーチは何も言わず、私が一歩一歩合格していくのを黙って見ていました。同じ日に試験を受ける女の子が、テストコーチにお金を渡すかどうかと私に尋ねました。お金を払わないとコーチがいたずらをするのではないかと彼女は恐れていました。私は彼女に、自分は渡さないので、あなたも渡す必要はないと言い、「法輪大法は素晴らしい、真善忍は素晴らしい」と唱えれば、必ず試験に合格すると告げました。私の言葉を信じて、彼女も見事に試験に合格し、とても喜んでいました。感謝の気持ちを表すために彼女は食事を奢ってくれました。この機会に彼女に法輪功への迫害の実態の詳細を説明し、三退(中共の組織、党、団、隊を退くこと)をさせました。

 師父の慈悲深いご加持に感謝します。短期間で運転免許を取得することができ、今後の同修の救出や同修と共に携帯電話で真実を伝え、各地区に出向いて、対面で直接に実態を伝える活動がスムーズにできるように、便利な条件ができました。

 2、パソコンシステムのインストールを学ぶ

 2014年、パソコンのシステムを更新する必要があったため、地元の同修に声をかけました。この同修はサラリーマンで週末しか時間がなく、多くの同修が彼を必要としているので、週末になると忙しくて、学法する時間もありません。

 このように、彼に頼ってはいけないと思い、その後、一緒にインストールの仕方を学ぼうと相談したのですが、同修は「必要になったら呼んでくれればいい」と言いました。教える気のない言葉に、ちょっと違和感を覚えたのですが、「自分はパソコンシステムのインストールは、まったく知らないので、一から勉強しないといけないし、時間が少ない同修が私に教える暇はないはずだ」と考えを改めました。

 インストールの方法を学びたいという思いは捨てられませんでした。そんな思いを抱いていた私を、師父が助けてくださいました。ある日、地方からの技術の同修が地元のA同修の家にやってきて、A同修は、私がパソコンシステムのインストール方法を学びたいと知り、私を呼んでくれました。この同修と一緒にゼロから始めて、少しずつインストールの方法を覚えていきました。師父が用意してくださった機会を大切にし、同修の説明に真剣に耳を傾け、同修も根気よく教えてくれました。彼が持ってきたチュートリアルを順に追って見ていき、わからないところは質問し、師父のご加持のもとで、すぐに基本をマスターしました。帰宅後、うまくいくまで何度もインストールの練習を繰り返しました。

 自力でパソコンシステムを導入できるようになった後は、周りの同修にインストールの協力をし、地元の若い同修の負担も軽減しました。システムをインストールする土台ができたことで、後々のシステムのアップグレードやアップデートがより簡単にできるようになりました。毎回、同修から学び、そして他の同修に協力することで、地元同修のパソコンシステムを時間内にアップグレードし、更新することができました。

 あるとき、某地同修のパソコンシステムのバージョンアップが出来ていなかったと聞き、それを聞いた私は、すぐに同修と一緒にそこに行き、システム更新の必要があることを説明し、同時に指導を行い、有効にパソコンシステムの安全性を保ちました。

 2012年、パソコンシステムのセキュリティ保護強化の必要性から、テクノロジーサイトでは新たなインストールツールキットを提供しました。チュートリアルがとても面倒で、勉強して理解するにはかなりの時間がかかります。当時は、同修たちと協力し合い、毎日対面で真実を伝え、人を救うことをしていたので、パソコンシステムのセキュリティを維持することが重要だと分かっていましたが、スケジュールとの兼ね合いで悩んだこともありました。

 私が真実を伝えられず、人を救えないことを見られた師父は、再び良いパートナーに巡り会えるよう手助けしてくださいました。ある日、近隣のコミュニティからB同修がやってきて、あと数カ月で退職すると話し、自分のパソコンのアップデートをする必要があるのに、時間がなく、まだチュートリアルを読んでいないと言いました。彼女は、私が毎日対面で法輪功迫害の実態を伝えていることを知っていたので、「私は時間がたっぷりありますし、これらのことにも非常に興味がありますので、まず家に持ち帰って勉強させてください」と言いました。私はすべてのインストールチュートリアルを彼女に渡しました。

 彼女がチュートリアルをほとんど学んだ後、私たちは協力して、インストールが成功するまで議論とテストを繰り返しました。その後、私たちはそれぞれ、周りの同修のパソコンと交換して、インストールをしました。インストールの方法はパソコンによって違うので、いろいろと経験を積みながら覚えていきました。

 より多くのお金を稼ぐために、代理店は、私たちが利用できるより安全な海外ブランドのパソコンのSSDを、中国共産党によって改ざんされた国産のものに交換しており、私たちの明慧サイトへのアクセスに非常に大きなセキュリティリスクをもたらしていました。安全を期すために、技術ウェブサイトの同修がパソコンのハード ドライブのテスト方法を提供してくれました。これには、各パソコンをテストする必要があり、認定されていないハード ドライブは随時に交換する必要があります。

 ある時、C同修が会いに来て、周辺地域の同修のパソコンがまだ交換されておらず、ハードディスクのテストもされていないので、セキュリティが心配だと言っていました。それで、B同修と私に彼女と一緒に行くように相談してきました。車で行くと片道2時間近くかかるので、最低でも1日かかるし、迫害の実態を話しにいけなくなるので、B同修に一緒に行ってもらおうと思ったのです。しかし、「誰もが三つのことをしていて、忙しくないのは誰ですか? 1人が増えると、より多くの力を発揮し、同修のために時間を節約できます。自分の時間を無駄にするのが怖いのは利己的ではないか」と考え直しました。「相手のことは即ちあなたのことであり、あなたのことは即ち相手のことです」[1]という師父の言葉を思い出しました。この事は、明慧のウェブサイト上のすべての同修の安全に関係しています。それに気づいたので、すぐ自分を正し、同修に「一緒に行こう」と言いました。

 県内に到着すると、同修達から新旧バージョンの異なるノートパソコンが次々と送られてきました。その後、各ノートPCのハードディスクを個別にテストし、システムを入れ替えました。その過程で、県の同修達がそばで学びました。古いノートPCのハードディスクはすべて交換する必要があります。新規に購入したノートパソコンは、新しくインストールするシステムのドライバーが不足しており、正常にインストールできない場合に備えて、元のシステムのドライバーをバックアップしてから、新しいシステムをインストールする必要がありました。

 パソコンにシステムをインストールした後、C同修が間違った方法(彼女も習ったばかり)で正常に作動しなくなりました。正しいドライバーの方法を教えると無事に取り付けが完了しました。その時C同修は「来てくれてありがとう、そうでなければ私たちは全部インストールすることができなかったでしょう(B同修もこの状況に遭遇したことはありません)と言いました。自分が来た判断が正しかったと分かり、自我を放下し、全体を調和させることの重要性にも気づきました。私たちは3人で協力し合いながら、すべてのパソコンのハードディスクのテストとシステム交換を無事完了し、その操作の手順も県の同修が覚えました。その日の午後、私たちはそれぞれの家に戻りました。

 地元には、いつも熱心に他の同修を助ける同修のお姉さんがいます。年配の同修が明慧のウェブサイトにアクセスできるようにするために、彼女はよくパソコンの購入を手伝っていますが、システムのインストール方法がわからないため、何度も私に助けを求めてきました。彼女はまた、私が毎日対面して真実を語り、人を救うことを知っており、時間は限られているため、いつも私のところに来るのは申し訳ないと思っています。私は彼女にパソコンシステムのインストールも学ぶように提案しました。彼女は以前に何度もそれを学んだが、難しくて覚えられなかったと言いました。

 その後、彼女が再びパソコンを持ってきたので、セットアップをしながら根気よく何度も教えました。彼女はとても真面目に勉強し、一つ一つメモを取り、自力でインストールできるようになるまで頑張りました。彼女はとてもうれしそうで、感慨深げに「今回、あなたに教わって、出来るようになった、これも師父の按排ですね」と言いました。2人の年配の弟子がパソコンプロジェクトで自分たちの能力を発揮して、より多くの同修を助けることができるようになりました。師父のご按排と慈悲深い加持に感謝しています。

 結語

 大法を修煉しなければ、私のような50歳を超えた人間にとって、運転免許を取得することも、パソコンシステムをインストールする方法を学ぶことも、決して考えられないことです。師父を強く信じているからこそ、自分の信念を貫き、恐れを知らず、勇気を持って行動できるのです。その過程で、私は大法の威力と並外れた威力も体験しました。

 私は24年間法輪大法を修煉しており、慈悲深い偉大な師父は常に弟子を見守り、弟子が使命をよりよく果たせるように心配りしてくださっています。弟子は、師父と法をもっと信じ、精進し、三つの事をしっかりと行い、誓いを果たさなければ、師父に恩返しをすることができません。

 注:
 [1] 李洪志師父の著作:『各地での説法二』「二〇〇二年ワシントンDC法会での説法」

 (明慧ネット第19回中国大陸大法弟子修煉体験交流会)

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2022/11/10/451499.html)
 
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