三退した後に商売繁盛 入党後には不運が連続
■ 印刷版
 

文/中国の大法弟子

 【明慧日本2023年2月5日】旧正月の2日、実家に帰ったとき、かつて三退を手伝ってあげた親戚が、数年後にまた中国共産党(以下、中共)の組織に入ったことを耳にした。今回、偶然に会ったので、そのことが本当かどうかを尋ねてみると、彼は「本当のことです」と答えた。それは、彼の父親が彼に村の役人になって欲しいので、コネを使ってなんとか入党させたからで、彼もそれでいいと思っていたようだ。しかし、後になって「村の役人もなかなか大変な仕事で、汚職しない限り家族を養えないし、不正をすれば後で清算される恐れがある」と感じたので、結局、出稼ぎをしている。私が再び身の安全を守るために三退の重要性を話したら、彼はまた党員を脱退した。また、「明日、聞きたいことがあります」とも言い残した。

 帰ろうと思ったが、彼の話を思い出したので、わざわざ彼を訪ねて「何のお話ですか?」と聞いてみた。すると、彼は戸惑った表情で「今までずっと頑張ってきましたが、入党してからは、すべての事がうまくいかなくなり、最後にはどうしても思い通りにやり遂げられませんでした。なぜか分かりませんが、入党したからではないかと思っているのですが」と話した。

 彼は、「私が党に入っていなかった時、あなたが三退をさせてくれた時期には、商売は非常に順調でお金も儲かり、将来は明るいと感じたので、支店を開きたいと思いました。大成功を期待して挑戦していた際に、父親が私を入党させました。当時は稼いだお金をすべて投資し、また友人や親戚から数十万元を借り、自信満々で良い場所に店舗を探し、改装までしました。しかし、開店して1カ月も経たないうちに地下鉄の工事が始まり、新しい店舗前の道路が少なくとも3、4年通行止めになるのだというのです。すべての苦労が水の泡となり、また数十万元の借金があるので、私は突然奈落の底に突き落とされました」

 「もう商売をするお金がなくなったので、バイトを探さなければならず、フィットネスインストラクターをしたことがありますが、お金がなくてとても大変でした。その後、不動産の営業を始め、そろそろ安定すると思った頃、まさか恒大グループが経営危機になるとは思いませんでした。私のこれまで数十万元の仲介手数料が戻らなくなり、さらに近年の新型コロナウイルスの流行と政府の封鎖政策で、不動産業界はますます厳しくなりました。私は年に3軒の家しか売っていないのに、うち1軒の手数料が取り戻せない状態です。私はかつて妻と子供に幸せな生活をさせると約束しましたが、これまで私について苦しみに耐えるばかりで、親戚の借金がまだ返済できておらず、私は非常に罪悪感を感じています」

 「昨日、あなたの脱党を勧める話を聞いたとき、私がこんなに不運になったのは、党に入ったことが原因ではないかと思いました。私の兄も同じ境遇で、兄は頭がよくて、何をやっても儲かる人で、若いのにすでに億万長者になりました。しかし、その後、より良い将来を手に入れるために入党し、派出所に就職したら、すべての不運が訪れました。最後に全財産を失っただけでなく、家族も崩壊してしまいました。多くのことを経験したので、『党に入ったことは、幽霊を招くようなもので、すべてがうまくいかなくなり、不運が続くことなのでは?』と思いました」

 彼の話を聞いて、悲しい気持ちになると同時に、入党して不運になることに気づいた彼のために喜ばしく思いました。そして、私が話したことはすべて真実の事であることや、中共は悪であること、中共を滅ぼすことは天の意志であること、中共の歴史は殺人の歴史であることなどを告げた。そして心理的に中共を完全に捨て、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」と心から同意していれば、はじめて明るい未来を迎えることができると伝えた。私はネットの封鎖を突破するソフトを渡して、「お兄さんにも伝えてあげて下さい。自分でネット上で脱退することもできます。今の新型コロナ感染症は中共をめがけて来たもので、早く中共の組織から離れて下さい。そうでなければ、非常に危険です」とも伝えた。

 彼はようやく理解することができ、すべての不運の根本的な原因がわかり、気持ちが非常に良くなった。私も彼に幸運と明るい未来が訪れるよう願っている。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/1/30/456234.html)
 
関連文章