【明慧日本2023年3月18日】(吉林省=明慧記者)1年間不当に拘禁されていた通化市(つうかし)の法輪功学習者(以下、学習者)・劉玉華さん(70歳女性)は最近、懲役5年の実刑判決を受け、吉林省女子刑務所に連行された。学習者の于桂蘭さん(74歳女性)は懲役1年、執行猶予2年の判決を受け、現在自宅にいるという。
昨年2月13日、劉さんと于さんは、老駅街で人々に法輪功迫害の真相を伝えていたところ、老駅派出所の警官によって連行された。
その日の午後、警官が二人から鍵を奪い取り、その鍵を使って、家宅捜索という名目で公然と家財を押収した。劉さんの家では、警官は現金15万元(約300万円)を奪い、数千元の小銭、パソコン、プリンターなど多数の私物も奪った。同時に、警官は于さんの家にも行き、現金5万元(約100万円)を強奪した。
劉さんの夫が脳血栓症で、妻に介護を頼っている。于さんの息子は脳血栓症で、働くことができず、母親を頼って扶養している。
2月14日午後7時頃、警官が劉さんと于さんを長流留置場に拘禁しようとした。健康診断で基準に満たないため、拘置所から入所を拒否され、二人は解放された。
同月17日、通化市老駅派出所の警官は、ある問題を処理するために、翌日9時に劉さんに派出所に来るようにという虚偽の指示を家族に伝えた。
翌18日、劉さんは老駅派出所に到着し、午後、健康診断を受けた後、通化市長流留置場に連行された。それ以来、家族は劉さんから何の連絡も受けていない。
このたび、劉さんと于さんが2022年の年末に密かに裁判にかけられたことが明らかになった。劉さんは懲役5年の実刑判決を受け、吉林省女子刑務所で迫害されている。警官が劉さんの自宅から奪った現金15万元は、家族に返還された。
于さんは、健康診断で基準に満たないため、懲役1年、執行猶予2年、刑務所外での服役などの判決を言い渡された。于さんが奪われた現金5万元は返還された。