札幌市で生体臓器狩り阻止のポスター展開催
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 【明慧日本2023年5月26日】5月18日~21日まで、北海道札幌市の駅前地下広場で、中国共産党(以下、中共)による生体臓器狩りを制止する国際ポスターコンテストの入賞作品展が開催された。

'图1~3:二零二三年五月十八日至二十一日,在北海道首府札幌市中心的札幌站前地下广场(chikaho)举办“制止中共活摘器官入选海报作品展”,许多市民停下脚步认真观赏每幅作品,签名呼吁制止活摘器官。'

多くの市民が、足を止めて真剣にポスターを見ている

 観客に、生体臓器狩り制止の署名を呼びかける

 展覧会では、中共による法輪功学習者への生体臓器狩りの悪行を暴くポスター20枚が展示された。平日の来場者は各商社のサラリーマンや学生が多く、週末には道内外から観光客および家族連れの市民が足を止めて、真剣にポスターを見ていた。彼らに署名をすることで生体臓器狩りを制止させようと呼びかけた。遠くからポスター見ていた多くの若者が近寄ってきて、生体臓器狩りに関心を持ち、真面目に説明を聞きながら考えていた。署名をしてからも作品の写真を撮り、SNSで拡散したいと話した。

 最終日には多くの大学生が来場し、スタッフの説明に真剣に耳を傾けて聞き、積極的に質問をしたり、討論したりしていた。数組の若者は「友人のSNSで展示会の情報を見て、期間中に間に合うように駆けつけてきた」と話した。

 会場の管理者は展示会のスタッフがみんなボランティアで、仕事の合間を利用して活動していることを知り、会場費を半額にできる案をアドバイスしてくれた。展示中に何度も会場に寄り、署名もした。

 作品を通して、臓器狩りに対する日本人の意識を高めたい

'图4:大桥轮小姐与她的得奖作品合照'

大橋輪さんと受賞作品「予約済」

 コンテストの銀賞作品「予約済」の作者・大橋輪さんは、札幌市にある大学の美術専門の学生である。ポスターを作成する前にどういうことが起きているのかを調べたり、子供までこのような残酷な行為から逃れられなかったことに、心を痛めたことが沢山あったという。そのため、国の未来を担う子供たちをテーマにし、生体臓器狩りの実態を表現したいと、ポスター上の臓器の金額も自分で調査・研究して書き、より生々しさを出すために、赤い色で日付とチェックを入れてリアルなものにしたという。

 大橋さんは「たぶん、日本にいる人は意識が低いというか、起こっていること自体を知らない。『そういうこと(生体臓器狩り)が実際にあるのだというのをまず知ってほしい』というのが第一で、未来ある小さい子どもまでもが臓器狩りの対象に遭っているということを、一目でわかっていただけたらと思います。日本人と世界中の人たちにも、ちょっと関心を持っていただきたい、知ることからまず始めてほしい」、「ドナーの主体となる法輪功学習者が、本当に残酷な迫害を受けていることを知った私も、なんとかしてあげたい。手を貸すことなど、直接、現場で行うことはできないのですが、こういうポスターとか間接的なことでも、気持ちだけは届いてほしいという思いです。少しずつ状況が改善されていけば良いなと思っています。応援しています」と話した。大橋さんの同級生や、友人たちも展示会に来場した。

'图5:宫泽女士表示自己印象最深的是名为《游客》的作品,一眼就看出了他是一名囚犯,背后的伤口令人刺痛。图为她签名连署支持法轮功学员制止中共迫害。'

署名している宮澤さん

 病院に勤務している宮澤さんは、2度展示会に訪れた。1度目は展示会の終わる時間に通りかかって署名を呼びかける資料を受け取った。家に帰って資料の内容を3、4回読んだ宮澤さんは居てもたってもおられず、翌日わざわざ会場まで駆けつけ、1枚、1枚とポスターをじっくり見たいという思いと、ネットでも署名できるが会場で丁重に署名したいと話した。「『ツーリスト』という作品は一番印象的で、一目で男子が囚人だとわかり、背中の傷口が痛々しかったです」と語り、会場で法輪功が中国で迫害されている実態などを聞き、日本語の『中国共産党についての九つの論評』を持って帰った。次回の友人の集まりでこの貴重な展覧会での話をすると言った。

 中国人は中共と決別すれば、一発逆転あり

 長谷川さんは、中共がなければこのような(生体臓器狩り)という悪行はない、コロナウィルスもない。ベルリンの壁とソ連が一瞬で崩壊した。共産党は強そうに見えるが、中国人が決別すれば、最後の一発逆転があると語った。「中国人にはあなたたちのようにやるべき行動をしてほしいです。本当に応援します。頑張ってください」と言った。

 笹川さんは、看護師として署名簿のところに直行し、医療従事者としてずっと前から話を聞いていたと言って署名をし「他人事ではありません。こんなことを無視すればいつかは我が身となります」と話した。

 生体臓器狩りは全人類に対する犯罪

 旭川市から出張してきた大学教授・崔さんは、真剣に説明を聞いてから「これは全人類に対する犯罪です」と言って、作品の写真を撮って、学生にも伝えると言った。

 中国と貿易や投資事業を行ってきた青木さんは、初めて生体臓器狩りの話を聞いてすぐに署名をした。ポスターの写真をツイッターにアップして友人と共有したという。あとでまた展示会に戻ると、中国人を含む貿易グループのみんなは聞いたことがあると投稿欄にコメントし、本当の中国の情報をもっと知りたいと話した。

 大学生の伊藤さんは、初めて臓器狩りの話を聞いて、あるべきではない、真実がもっと明らかになることを願っていると話した。

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/5/22/461129.html)
 
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