文/蕭玉
【明慧日本2023年7月28日】法輪功が1999年に中国共産党(以下、中共)当局に迫害されて以来、無数の中国の人々が中共の宣伝に惑わされ、「真・善・忍」を遵守する人たちに憎悪の念を抱いてきました。しかし、この13年間、国内外の法輪功学習者(以下、学習者)の努力により、多くの中国人の心の中の誤解は払拭され、より多くの縁のある人々が目覚めるようになりました。
実際、聞きなれない噂の中に、この迫害の惨劇の後、人類は道徳的に高尚な社会形勢に戻ると予見する「民間予言者」がいましたが、その前提条件は、法輪功迫害の実態を理解することです。ここで、彼らのいくつかの話を紹介したいと思います。
モンゴル族のラマ僧「法輪功は正法である」
明慧ネットの2012年3月19日付報道によると、内モンゴル自治区のアル・ホルチンの牧畜地域に、徳の高いラマ僧が住んでいました。ラマ僧はモンゴル語を話すので、地域のモンゴル族の住民たちに、どうすれば良い人になれるか、道義に背く行動をしないように、神の助けを待つようにとよく忠告していました。ラマ僧は物事の過去の因縁関係を知り、未来を予測することもできます。彼が話したことはすべて的中したので、人々は何か重要なことがあれば、よくラマ僧のところに相談に行き、彼の言うとおりに実行すると良い結果になるので、ラマ僧はモンゴル族の人々から非常に尊敬されていました。
1998年の洪水は土石流や地滑りを引き起こしました。それは本当に天が崩れ落ちるようなもので、泥や岩が転がる恐ろしい轟音を伴った洪水は、とどまることができない勢いで流れ下り、一瞬にして広大な地域の村や家屋が消えてしまいました……。災害に直面してなすすべもない人々は、ラマ僧の家だけが無事だったことに驚きました。「徳を重んじ善良な人だけが安全で災害に遭わない」と、人々は驚嘆しました。
1999年7月20日、中共による法輪功への迫害が始まりました。人々は街や至るところで、法輪功を中傷する放送を耳にするので、事実を知っている人たちが「佛を信じ善良な人がどうしてこのように言われるのだろう」と、理解できませんでした。そこで彼らは、「原因と結果を知り、未来も知っている」ラマ僧のところへ行って尋ねました。ラマ僧は心配そうに「どんなことがあっても法輪功を中傷してはいけません、法輪功は正法であり、いずれ正される日が訪れるでしょう」と答えました。地元の人たちや、親戚同士は、「法輪功を修煉していなくても、法輪功のことを悪く言ったら駄目です。ラマ僧は『法輪功のことを悪く言わないでください』と言っていましたよ、法輪功は正法で、中共が悪いのです」と皆に知らせていました。
さらに約2年後、ラマ僧は、自分がいつになったら旅立つか、旅に出るときに2羽の神聖な鳥が迎えに来ることや、鳥はどの方向からやってきてどの方向に行くなどについて、はっきりと話しました。案の定、ラマ僧は言った日に亡くなり、2羽の鳥もラマ僧が言った方向からやってきて、言った方向に去って行きました。
葬儀場でラマ僧に別れを告げる瞬間、神がラマ僧を迎えるため読経の声が実際に空中から聞こえてきました。読経が聞こえた人たち、ラマ僧に別れを告げる人をはじめ、葬儀場で他の葬儀を行う人、およびその場にいたすべての人々が一斉に神に跪きました。その瞬間、中共の無神論は崩れ去り、無価値なものになりました。人々は「頭上三尺にある神」の存在を本当に感じました。
モンゴル族のラマ僧・徳登「佛が人々を救い済度に来られる」
明慧ネットは2012年1月4日、次の内容を報道しました。内モンゴル自治区赤峰市寧城県小城子郷柳樹営子一帯に、徳登というモンゴルのラマ僧がいました。彼は生前多くの事を話しました。当時、人々はそれらの話が理解できませんでしたが、後にそれがすべて予言であったことが分かりました。
1930年代頃、徳登はモンゴル人に「土地を買ってはいけない、どんなに安くても買わない方がよい、肉は高くても買ってよい」と言ったことがあります。菜樹営子に住んでいる親戚や甥(趙姓)が、時々徳登に食べ物や薪を持って来てくれたりしますが、ある日、徳登は彼らに物を運ぶ馬を売るように教えました。親戚は「ラマ爺さん、私たちは馬を使って物を運んだりするのに、なぜ私たちに馬を売ると言うのですか?」と聞きました。徳登は「いずれ、他人があなたの飼い葉桶から馬を引っ張って行くのだ」と答えました。
徳登には3人の弟子がいますが、彼は弟子たちにお経を読ませませんでした。ある人が「どうして弟子たちにお経を読ませないのですか?」と尋ねると、徳登は「今はお経を学ぶのは無駄だ。縦書きのお経は人々を済度することができない。某年になると、あるものが現れて佛像を打ち壊すのだ。某年になると、再び人々を済度する佛が現れる。その時の経典は横書きになり、佛は再び盛んになり、人々はより良くなるのだ」と答えました。当時の人々は彼を信じないばかりか、余計に頭がおかしいと言いました。
今、すべてが現実になったので、人々はようやく徳登が言ったことを理解するようになりました。土地改革運動の時、中共が土地を奪い、土地のある人たちが批判され、致死にされました。つまり、土地はどんなに安くても買ってはいけないことでした。古代の経典は縦書きで、もう人々を済度することができなくなり、すでに末法の末世の時期に来ているのですから、徳登は弟子たちに学ばせなかったのです。
1992年、法輪大法が広く伝え出され、数年のうちに1億人が法輪大法を学んでいます。そして、中国語の法輪大法の書籍はほとんど横書きで、「真・善・忍」は人々を済度できる真の佛法です。今、多くの現地のモンゴル人は、法輪功が人々を救う正法であると知っています。
お爺さんが世間に残した啓示
明慧ネットは2010年7月6日、ある学習者自らの体験を報じました。この学習者は遼寧省撫順市清原県に住んでおり、田舎で育ち、母方のお爺さんとよくおしゃべりをしていました。彼のお爺さんは目が見えなかったのですが、占いができ、とても当たるので、時々人々が彼のところにきて占ってもらいました。
お爺さんはよく彼に絵本を読み聞かせてもらいました。ある日、お爺さんが彼に『呼延慶打擂』を読んでくれるように頼んだ時、彼は当時幼かったので、読むのに疲れて読みたくなくなり、「読み終わった」とお爺さんを騙しました。お爺さんはちょっと親指を動かして、「違うね、まだ18ページも残っている」と言いました。その時、彼は「お爺さんはすごいな、目が見えないのにどうやって知っているのだろう」と思いました。
お爺さんは、自分の前世の名前は鄭小三で、悪いことをして他人の嫁を乗っ取ったため、前世でやったことのせいで現世で目が見えなくなり、乗っ取った女性が現世で再び自分の嫁になったそうです。
お爺さんは人を占うとき、「占えるのは1999年までで、2000年以降はもう占えない。その時には大きな事が起こり、世間はますます混乱し、大災難が降りかかるだろう。なぜなら、中共は廟を潰し、神佛を信じず、天はそれを滅ぼすからだ。その時、人類を救う真の創世主が現れる。創世主の名前は『十八子』(すなわち「李」)であり、その時になると、黒は黒、白は白となる」と、よく言っていました。
歴史を通じて国内外に多くの予言があります。例えば、中国の『推背図』、『焼餅歌』、『梅花詩』、『馬前課』や、韓国の『格庵遺録』、西洋の『諸世紀』、『聖書啟示錄』などが、いずれも近年の人類の出来事を予言しました。同時に、法輪功の出現、伝播、迫害についても言及し、法輪功が出現する時、災難は解決され、人類は大淘汰の後に新しい時代に入ることも暗示されています。
結び
複雑な世間の中で、これらの民間で伝承してきた実話は深く考える価値があり、特に法輪功の出現の原因と結果には、特別な歴史的意義があるに違いありません。 要するに、中共の法輪功に対する迫害は、天から許されないことです。だからこそ、学習者は無私で中国人に迫害の実態を伝え、大災難の前に人々を淘汰されないように救っているのです。これらの民間の先覚者たちはすでに予見しているのではありませんか?