文/中国の大法弟子 慧蓮
【明慧日本2022年10月26日】以前、私はずっと自分は心性をしっかりと修めており、とても精進している、自分は不正な考えが生じることを許していない、と思っていました。しかし、あまり深刻ではない問題が存在してはいましたが、それらを真剣に受け止めなかったため、最近になっていくつかの試練が現れました。
最近、天象の変化が非常に速いため、「邪党が一日も早く崩壊することを望む」という執着が生じました。そのため、これと関連した様々な予言などを検索したりするのが好きになりました。本当の修道者であれ、偽の誰であれ、関連するものならばと、とても読みたくなってしまいました。読めば読むほど好きになり、読めば読むほど病みつきになり、読めば読むほど信じてしまいました。
師父は既に、次のように説かれていたのです。「人に見てもらった以上、それを聞き入れ、信じてしまうのではありませんか? それによって、精神的に負担がかかってくるのではありませんか? 負担がかかると、気が気ではなくなりますが、それは執着心ではありませんか? この執着心をどうやって取り除けばよいでしょうか? これによって、人為的に難をまた一つ増やしただけではありませんか? 新しく生じた執着心は、よけいに多くの苦しみに耐えて、はじめて取り除くことができるのではありませんか? 一つ一つの難関に、修煉して向上していくか堕ちていくかの問題がかかっています。ただでさえ難しいのに、さらに人為的に難を作ってしまえば、どうやって乗り越えていくのでしょうか? ほかでもないこのことによって、あなたは難や厄介なことに遭遇するかも知れません」[1]
予想したとおりその後、それらの情報についていくと、大法を中傷する内容が目に入りました。以前私は、こられのめちゃくちゃな情報に執着して信じていたので、突然このような一件の情報が目の前に現れると、心が動じてしまいました。それは法を疑う小さな念でした。深刻ではないのですがとても恐ろしいことでした。私は直ちに、これは自分がこれらの予言に執着することによって招いた妨害であると意識しました。それからは、予言を読み続ける心を徐々に放下することにしました。これ以上執着することなく、大法だけに専念し、揺るぎなく修煉に専念しました。
ある日、家族から電話があり、最近の状況について聞かれました。私はすべて順調だと答えたのですが、家族は「誰かが私の名前を書き入れた夢を見た」と言いました。家族のなかには有神論者がいるのですが、「この夢はあまり良くない。人の名前が書き入れられるのは、冥界だけだと言われている」と言いました。私は口では「大丈夫」と慰めながら、「私たちはきっと大丈夫ですよ」と伝えました。しかし、心の中では少し不安がありました。私は以前、冥界では近年、書物を作る準備をしているという情報を読んだことがあったので、この夢の話を聞いて少し怖くなってしまいました。
そして、自分が以前、非常に夢に執着していたことを思い出したのです。一旦不思議な夢を見ると、インターネット上の「周公解夢」(中国の夢占いの古書)で調べていたのです。その夢にどんな意味があるのかと、夢にとても執着していたのです。しかし、大法を修める私たちのすべては、師父が按排されているのです。一部の夢の中には、師父が悟らせてくださっていることや、注意喚起だったりしますが、また一部は虚像と試練なのです。師父が悟らせてくださっているのであれば、このような方法ではないはずです。これは明らかに旧勢力の安排なのです。その後、私は夢に対して執着しないように頑張って排斥することにしました。
このことは、私自身に存在しており、以前は差し障りがないと思っていた問題だったのですが、今振りかえって見ると、すべての考えが大法に則っていなければならなかったのです。大法に則ってない考えは取り除けなければなりません。
しかし、私の周りにいる同修の中には、今でも私のように占いや、手相面相、生年月日等々、これらの低レベルの情報に執着しています。不二法門の観点から見ると、これらのすべては、私たちが大法を修めるうえでの妨害なのです。どうしていつも魔難に遭遇するのでしょうか。それらは、おそらく何かの他の問題ではなく、こうした小さな問題を長い間放置してきたせいだと思うのです。
ここで以前の私のような考えを持ち、これらの不正な考えのある同修たちに、それらを取り除き、不正な考えを取り除いて修煉し、師父の按排された大法修煉の道を、堂々と歩むことができるように心から願っています。決して正しくない一念のために、自分自身にさらに多くのトラブルをもたらさないようにして欲しいのです。
注:
[1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』