局長である従姉 「大法の師父が私を救って下さり感謝します」
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 文/中国吉林省の大法弟子 

 【明慧日本2023年7月21日】20年前の秋、ある日の夕方、当時、地方教育局長だった従姉が私の家に来て「最近、見た夢があまり良くないから、あなたに分析してもらいたい。あなたが法輪功を修煉しているので、この夢はあなたに関係があるかもしれない」と言って、自分がみた夢を話し始めました。

 「最初の夢は、私がバスに乗って山道を走っていると、突然崖に向かって走って行くのを見て、びっくりして目が覚め、冷や汗が出しました。不吉な夢だと感じました。翌日、また夢の中で、私は職場の乗用車に乗ってでこぼこの道を走っていた時、車がまだ止まっていないまま降りようとしていると、片足が外に踏み出していて、もう一方の片足は車の中にあり、車が急発進しました。さらに昨日は、バスに乗って森の中を走っている夢を見ました。バスがある十字路に着くと、左は火葬場に行く方向で、右にはたくさんの人が煉功をしていて、その横には『中国法輪功』と書かれた横断幕が見えました。この一連の夢はどういうことを私に教えてくれているのか、あなたに聞いてみようと思って来ました」

 その話を聞いて、私は「私を信じてくれているのだから、本当の考えを言わせてもらってもいいかしら。お姉さんのように公務員として最もよくある間違いは、他人から贈られた金品などを受け取ることだと思います。特に金額の大きなものです。大法の師父は私たちに『失わなければ得られず』[1] という法理を教えてくださいました。得ようとすれば必ず失うことになります。不正に得た利益は、健康や命を代価として返済しなければならないかもしれません。だから車が崖に向かう夢を見せます。また、何か心を不安にさせることがあって葛藤していたため、片足がドアの外に、片足が車の内にあるのを見たのだと思います。そして最後に、最も重要なのは、お姉さんは根基の良い人で、岐路に立っており、どちらを選択するか、自分の運命を決めさせるのです。つまり、 煉功の場面が見えたのは、大法の中でその答えを探させるためなのです。『轉法輪』を贈りますので、一度読むと、たくさんのことが分かってきます」と言って、本を渡しました。

 一週間後、従姉が私の家に来て「『轉法輪』を読み終えると、良いことをすれば白い物質の『徳』が得られること、悪いことをすれば黒い物質の『業』を得ることになることがよく分かりました。師父はとても分かりやすく教えてくださいました。以前、あなたが法輪功を勧めてくれたのに、よく理解していなかったことが悔まれてなりません。あなたの分析通りです。私が何に葛藤しているのかを知りたいですか?」と聞きました。

 私は「知りたくないです。 間違ったと分かったら改めればいいのです」と言うと、従姉は「知りたくなくても教えてあげたいわ。 実は、息子が結婚することになり、その話を聞いたある建設会社の社長が、200平米以上の建物一式を贈ってくれました。その会社はいくつかの工事を請け負うことができたので、それに対しての感謝の気持ちを表しただけだと思い、特に何も考えずにカギを受け取りました。 後日、ある学校に視察に行った時、その学校の徐先生のことを思い出しました。徐先生はあなたと同じ法輪功学習者で、教育局が彼女に家を割り当てたとき、彼女はその家をもっと困っている人に譲ったのです。当時、そのことは局内で大きな反響があり、法輪功を修煉している彼女は頭がおかしくなったと言う人も多かったのです。この事を思い出して数日間も頭から離れなかったので、あのような夢を見たのかもしれません。『轉法輪』を読み、徐先生と比べて、私は自分の不足が見えました。あなた方の修煉者とは比べものにならないほど、まさに天と地のようです。中共がどうして法輪功を弾圧するのか、今はよく分かりました。法輪功が教える『人のために考える』ことは、修煉しない常人はなかなかできないのです。それで私はその社長に『この家を受け取ることはできません。貴社の品質は高い評価を得ているため、安心できるので、今後のプロジェクトもやはり貴社に契約します』と言って鍵を返し、やっと心が落ち着きました。この事は誰も知らないし、夫も知らないです」と言いました。

 私は「いいえ、誰も知らないのではありません。『天は知っている、地は知っている、あなたは知っている、私は知っている』ということわざがあるでしょう?  天は天の神、地は地の神じゃないですか?」と言うと、従姉は「そうだ! そうだ! 天と地の神が知って私に夢を託してくれたのだ」と喜びました。

 最後に、従姉は「大法の師父は私を救ってくださいました。心から感謝します! これからはどう行うべきかが分かりました」と真剣に話しました。

 しばらく経って、私は電話で甥の結婚式はいつかと尋ねると、従姉は「私が定年退職した後で行うことにしました。もし今結婚式を挙げると、祝儀や謝礼金をもらうことが避けられなくなります」と説明しました。「それはそうですが、何年も待たせることに、当人たちと女性の家族は同意しますか?」と聞くと、「すでに話し合って、皆理解してくれて同意してくれました」と言いました。

 それを聞いて、私は感動して涙が流れました。一人の迷いの中にいる人が、『轉法輪』を1回読んだだけで、自分の過ちを認識し、そしてそれを改めることができました。これは師父の慈悲であり、大法の威徳です!

 それから3年後、つまり従姉が退職した翌年に、甥の結婚式が挙げられました。

 従姉と私たちを驚かせたのは、多くの人に知らせていませんでしたが、意外にもたくさんの人が来てくれて、中には初めて見る人もいたことです。後になって知ったのですが、何人かの校長が教師会議で「私たちのこの元局長は、息子の結婚式を3年も延期して定年退職後に行うことにしました」と話し、「その理由はよく分かりませんが、一つだけ確かなのは、彼女は本当に賢くて良い人だということです」と話したそうです。

 このようにして、何人かの校長は個人の祝福だけでなく、全校の教師の祝福も送ってきました。予約した席をはるかに超えたため、十数席を追加することになりました。公務員を辞めてもたくさんの祝福を得たことは、従姉の以前の仕事、人柄が評価されている証しです。前述の社長も結婚式に参加し、結婚への祝福と従姉への敬意を表しました。

 法輪大法は迷いの中の人々を目覚めさせることができ、真・善・忍は人々の良識を啓発することができます。

 追記:

 2004年、『共産党についての九つの論評』が発表された後、私は従姉に1冊贈りました。本を読み終わった後、従姉の家族全員は本名で中共の各組織から脱退しました。そして、2015年、世界中で法輪功迫害の元凶である江沢民を告訴する請願書にも署名しました。

 現在、従姉夫婦はともに80歳近くになりましたが、とても元気で、昔からの病気も自然になくなりました。2020年に発生したコロナにも罹ることなく、家族全員無事でした。

 2023年1月に、李洪志師父は『なぜ人類が存在するのか』を発表され、初めて世の中の人々に説法されました。その一言一句は天機であります。私が師父の説法を従姉の家に届け、従姉はそれを読んだ後「大法の師父の意志に従って、中共を離れることこそ、人々は劫難を乗り越え、新しい紀元に入ることができます!」と感謝しました。

  注:
  [1] 李洪志師父の著作:『轉法輪』

 
(中国語:https://www.minghui.org/mh/articles/2023/7/12/462582.html)
 
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