【明慧日本2023年10月17日】(黒龍江省=明慧記者)法輪功学習者(以下、学習者)・唐増葉さん、景玉華さん、張樹芹さんらは現在、黒龍江省女子刑務所で厳しい迫害を受けている。唐さんは拷問で衰弱しており、あまり食べ物を摂ることができず、お粥を少し飲むことしかできないが、お粥がない時もある。唐さんは歩くときに壁によりかからなければならないが、監視役は壁によりかかることを許さない。
黒龍江省女子刑務所には、特権受刑者グループがおり、彼らは刑務所の外では人々に害を与えただけではなく、刑務所内では悪事を働き続け、「看守人員」と婉曲的に呼ばれている。彼らは、朝から晩まで強制労働に参加する必要はなく、学習者を拷問し虐待する限り、点数が貯まり刑期を軽減することができる。彼らは利益に駆けられ、一所懸命に学習者を迫害している。
拷問の再現:小さなプラスチック椅子に座らされる |
一、第9監区の3組では、警官が受刑者の李秋君と李冰に、法輪功を放棄しない学習者に「体罰」と「精神的な暴力」を行使する権限を与えた。唐さんは床タイルの上の小さなプラスチック椅子に、毎日の午前3時から夜10時まで座らされ、時間が延長することもよくあった。唐さんは毎日1~2時間しか眠ることができない時期もあり、座るときは、足が指定された床タイルを越えることができず、動くことが禁止された。両足を揃え、手を膝に置き、頭、首、背中が一直線になるように強制され、目を閉じることもできず、ちょっと動くと殴られたり叱られたりした。食事、洗面、トイレ以外の時間はずっと座らなければならなかった。
警官は全員にトイレ使用を1日2回と制限し、さらに唐さんにはトイレ使用を1日1回のみと制限した。ある日、全員が一緒にトイレに行っていた時に、部屋に他の学習者がおらず、李秋君らが唐さんを激しく殴ったり蹴ったりしたため、唐さんの口からは血が流れ、歯が1本、抜け落ちた。その時、唐さんは拷問で衰弱していたが、大声で「法輪大法は素晴らしい!」と叫んだ。
拷問のイメージ図:殴られ、頭を壁にぶつけられる |
唐さんは虐待されたことを警官に訴えたが、警官は解決しないだけでなく、逆に李秋君らに唐さんへの拷問を強化するよう促した。
二、第9監区の3組に拘禁されている学習者の景玉華さんは、高圧的な圧力の下で「三書」を書いた後、極度の後悔と自責の念に駆られた。そしてすぐに「三書」は無効であると声明した。監視役の李秋君と李冰は景さんを3組から4組に移送し、一日中小さなプラスチック製の椅子に座らせたほか、景さんを殴ったり、侮辱したりした。
三、第9監区の5組では、学習者の張樹芹さんは「三書」を書くことを拒否したため、受刑者らに激しく殴られた。学習者の石相雲さんは「刑務所管理局に告訴状を書きます」と訴え、張さんへの暴力を阻止した。その時、警官は一時的に受刑者に暴力をやめさせたが、張さんを新生組に移した。そこで、受刑者らは粗捜しをして張さんを殴り続けた。その後、張さんは独房に閉じ込められたという。
四、第9監区では、学習者は十分な食事がとれず、トイレに行くことも制限されている。監視役が提供する食事は不均一であり、学習者に与えた食事は非常に少ないが、警官らは見て見ぬふりして、受刑者にやりたい放題にさせている。
学習者がトイレに行くときは監視役によって監視されており、グループに分かれて行くように制限されている。たとえ下痢でも、早めにトイレに行くことは許されない。学習者の趙立波さんは下痢をしているため、我慢して汗まみれになったが、監視役はトイレに行かせてくれず、「装っているのだ」と言ったという。
現在、黒龍江省女子刑務所に拘禁されている学習者は、残酷な肉体的・精神的迫害を受けている。
(注:法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照)